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公開番号
2024165191
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081120
出願日
2023-05-16
発明の名称
画像読取装置
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H04N
1/40 20060101AFI20241121BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】読取時間を維持しつつ画像品質を高める画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置は、主走査方向の解像度として複数の解像度モードを有し、原稿画像データを取得する画像読取部と、信号処理する信号処理部と、を備える。信号処理部は、読取画像データが基準白シェーディングデータか、原稿画像データか、を選択するセレクタ、画像読取部が備える解像度モードより少ない種類の解像度において白シェーディングデータを取得し一時保存しておく第1白メモリ部、白シェーディングデータを保存する不揮発性メモリを有する第2白メモリ部、画像データの解像度に合わせて第2白メモリ部に保存してある白シェーディングデータを解像度変換することで、第1白メモリ部に保存する解像度変換部及び解像度変換部で解像度変換された白シェーディングデータを用いて画像読取部で取得した原稿画像データを補正し、補正後画像データを出力する白補正部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
主走査方向の解像度として複数の解像度モードを有し、前記解像度モードで原稿を読み取って画像データを取得する画像読取部と、
前記画像データを信号処理する信号処理部と、を備え、
前記信号処理部は、
前記画像読取部が取得した前記画像データが、基準となる白シェーディングデータであるかまたは前記原稿を読み取った画像データであるか、を選択するセレクタ部と、
前記画像読取部が備える前記解像度モードより少ない種類の主走査方向の解像度の前記白シェーディングデータを一時保存しておく第1白メモリ部と、
前記第1白メモリ部の前記白シェーディングデータを保存する不揮発性メモリを有する第2白メモリ部と、
前記画像データの解像度に合わせて前記第2白メモリ部に保存してある前記白シェーディングデータを解像度変換し、前記第1白メモリ部に保存する解像度変換部と、
前記解像度変換部で解像度変換された前記白シェーディングデータを用いて前記画像読取部で取得した前記画像データを補正する白補正部と、
を有する画像読取装置。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記第2白メモリ部に保存しておく前記白シェーディングデータは、前記画像読取部が備えている前記解像度モードの中で最高解像度の前記白シェーディングデータを含む、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記第2白メモリ部に保存しておく前記白シェーディングデータは、前記画像読取部が備えている前記解像度モードの中で最低解像度の前記白シェーディングデータを含む、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記解像度変換部は、前記第1白メモリ部から前記第2白メモリ部に前記白シェーディングデータを保存する間で当該白シェーディングデータの解像度変換を実施し、事前に1つの解像度の前記白シェーディングデータから全ての前記解像度モードに変換した前記白シェーディングデータを前記第2白メモリ部に保存する、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記白シェーディングデータは、基準白シェーディングデータとし、
前記セレクタ部は、前記基準白シェーディングデータの他に画像白シェーディングデータをセレクトし、
前記信号処理部は、前記画像白シェーディングデータを保存する画像白メモリ部を有し、
前記解像度変換部は、前記第2白メモリ部に保存している前記基準白シェーディングデータを前記画像白メモリ部に保存している前記画像白シェーディングデータの解像度と同じ解像度に解像度変換して前記第1白メモリ部に保存し、
前記第1白メモリ部に保存している前記基準白シェーディングデータと前記画像白メモリ部に保存している前記画像白シェーディングデータとを比較し、前記画像白シェーディングデータに異常な画素があれば、当該異常な画素を前記基準白シェーディングデータに置き換えて新たな白シェーディングデータを生成する白データ再生成部を有する、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記画像白メモリ部に保存している前記画像白シェーディングデータを、要求されている解像度に解像度変換する第2解像度変換部を有し、
前記画像白メモリ部は、前記画像読取部が備えている前記解像度モードより少ない種類の主走査方向の解像度の前記画像白シェーディングデータを保存する、請求項5に記載の画像読取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
画像読取部で画像をスキャンする画像読取装置では画像読取部としてCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等を用いたリニアセンサが主流となっている。このような画像読取部の場合、読み取った画像にはCMOSセンサ等の固有特性および周囲環境等も影響された画像が取得される。
【0003】
画像読取装置では、一般的に、このような特性を排除するため、事前に用意しておいた補正用の白シェーディングデータを用いて読取画像を補正する。そのため、画像読取装置の主走査方向の解像度が切り替わる場合、画素数が変わるため、補正用の白シェーディングデータを毎回取り直す必要があったり、解像度毎に補正用の白シェーディングデータを保存しておくメモリを用意しておいたりする必要がある。前者の方法では、画像読取時間が長くなってしまう問題があり、後者の方法では、メモリ不足によるコストアップの問題がある。
【0004】
そこで、その解決手段として、画像読取装置が持っている解像度のモードより少ない種類の解像度の白シェーディングデータを揮発性メモリに一時的に保存しておき、そのデータを用いて読取画像を補正する技術が考えられている。特許文献1には、白シェーディングデータ、黒シェーディングデータを用いて画像補正をする機能を持たせつつ画像読取時間の短縮をする目的で、一時保存メモリに最高解像度のシェーディングデータを保存しておき、その最高解像度のシェーディングデータから使用する読取解像度のシェーディングデータを演算で生成する構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、少ない種類の解像度の白シェーディングデータを揮発性メモリに一時的に保存しておき、その白シェーディングデータを用いて読取画像を補正する方法では、取得した白シェーディングデータが汚れまたは異物を含んだ白シェーディングデータになってしまった場合、白シェーディングデータは本来の画像の解像度と異なり異常な白シェーディングデータを本来の解像度に変換するため、一般的な解像度が変わるたびに白シェーディングデータを取り直す方法と比べ画像品質が劣位になる可能性がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、読取時間を維持しつつ画像品質を高めることができる、画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、主走査方向の解像度として複数の解像度モードを有し、前記解像度モードで原稿を読み取って画像データを取得する画像読取部と、前記画像データを信号処理する信号処理部と、を備え、前記信号処理部は、前記画像読取部が取得した前記画像データが、基準となる白シェーディングデータであるかまたは前記原稿を読み取った画像データであるか、を選択するセレクタ部と、前記画像読取部が備える前記解像度モードより少ない種類の主走査方向の解像度の前記白シェーディングデータを一時保存しておく第1白メモリ部と、前記第1白メモリ部の前記白シェーディングデータを保存する不揮発性メモリを有する第2白メモリ部と、前記画像データの解像度に合わせて前記第2白メモリ部に保存してある前記白シェーディングデータを解像度変換し、前記第1白メモリ部に保存する解像度変換部と、前記解像度変換部で解像度変換された前記白シェーディングデータを用いて前記画像読取部で取得した前記画像データを補正する白補正部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、読取時間を維持しつつ画像品質を高めることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施の形態にかかる画像読取装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2は、第2の実施の形態にかかる画像読取装置の構成の一例を示すブロック図である。
図3は、第3の実施の形態にかかる画像読取装置の構成の一例を示すブロック図である。
図4は、第4の実施の形態にかかる画像読取装置の構成の一例を示すブロック図である。
図5は、第5の実施の形態にかかる画像読取装置の構成の一例を示すブロック図である。
図6は、第6の実施の形態にかかる画像読取装置の構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、画像読取装置の実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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