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公開番号2024175629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023118729
出願日2023-07-21
発明の名称コネクタ、及び、機器
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20241211BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタの汚れや破損を生じにくくする。
【解決手段】IDチップ81(情報記憶媒体)が接続されるコネクタであって、IDチップ81の媒体側端子81a~81dに接続されるコネクタ端子111~114が設けられている。また、IDチップ81が接続されていない離間状態ではコネクタ端子111~114の全部又は一部を覆って、IDチップ81が接続された接続状態でIDチップ81に押されて撓んでコネクタ端子111~114と媒体側端子81a~81dとの接触を可能にする可撓性カバー部材115が設けられている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
情報記憶媒体が接続されるコネクタであって、
前記情報記憶媒体の媒体側端子に接続されるコネクタ端子と、
前記情報記憶媒体が接続されていない離間状態では前記コネクタ端子の全部又は一部を覆って、前記情報記憶媒体が接続された接続状態で前記情報記憶媒体に押されて撓んで前記コネクタ端子と前記媒体側端子との接触を可能にする可撓性カバー部材と、
を備えたことを特徴とするコネクタ。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記接続状態であるとき、撓んだ状態の前記可撓性カバー部材によって前記コネクタ端子と前記媒体側端子とが覆われることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記可撓性カバー部材は、前記離間状態から前記接続状態に移行する過程で、撓むことによって前記コネクタ端子に摺接することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記可撓性カバー部材は、前記接続状態から前記離間状態に移行する過程で、撓んだ状態から元の状態に戻ることによって前記コネクタ端子に摺接することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記可撓性カバー部材は、前記情報記憶媒体に対向する対向面に、前記コネクタ端子と前記媒体側端子との接触を可能にするスリットが形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記可撓性カバー部材は、前記離間状態であるときに、前記スリットから前記コネクタ端子の先端部が露呈するように形成されたことを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記可撓性カバー部材は、少なくとも前記スリットの周囲が防水処理されたことを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記可撓性カバー部材は、少なくとも前記スリットの周囲が導電処理されたことを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記スリットは、前記離間状態から前記接続状態に移行する過程で、前記情報記憶媒体に設置された突起が入り込んで、開口が広げられることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
【請求項10】
複数の前記スリットが隙間をあけて並設されて、
前記複数のスリットは、前記離間状態から前記接続状態に移行する過程で、前記情報記憶媒体に設置された突起が、前記可撓性カバー部材における、前記隙間の部分と、前記複数のスリットが形成された領域の外側と、を押圧して、それぞれ開口が広げられることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、IDチップなどの情報記憶媒体が接続されるコネクタと、それを備えた画像形成装置などの機器と、に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置(機器)において、トナーカートリッジなどの着脱ユニットが着脱可能(交換可能)に設置されたものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1において、トナーカートリッジ(着脱ユニット)には、トナーカートリッジに関する情報などが記憶されたIDチップ(情報記憶媒体)が設置されている。そして、画像形成装置本体に設置されたプロセスカートリッジ(機器本体)にトナーカートリッジが装着されると、トナーカートリッジのIDチップと、画像形成装置本体のコネクタと、が通信可能に接触して、トナーカートリッジと画像形成装置本体との間での情報のやり取りが可能になる。
【0003】
一方、特許文献1には、プロセスカートリッジ(機器本体)に対するトナーカートリッジ(着脱ユニット)の着脱動作に連動して、剛性を有する樹脂材料からなりコネクタを覆うカバー部材を開閉する技術が開示されている。このカバー部材は、閉鎖状態にあるときコネクタの側方を覆い、開放状態にあるときコネクタとIDチップとの接触を可能にするものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、コネクタが情報記憶媒体に接続していない状態のとき、コネクタの側方を覆う硬質のカバー部材を設けているため、コネクタが保護されて破損しにくくなる効果が期待できる。
しかし、カバー部材はコネクタの上方が常に開口しているため、コネクタの上面が汚れやすくなっていた。また、カバー部材を開閉する機構が複雑化・大型化していた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、汚れや破損が生じにくい、コネクタ、及び、機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明におけるコネクタは、情報記憶媒体が接続されるコネクタであって、前記情報記憶媒体の媒体側端子に接続されるコネクタ端子と、前記情報記憶媒体が接続されていない離間状態では前記コネクタ端子の全部又は一部を覆って、前記情報記憶媒体が接続された接続状態で前記情報記憶媒体に押されて撓んで前記コネクタ端子と前記媒体側端子との接触を可能にする可撓性カバー部材と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、汚れや破損が生じにくい、コネクタ、及び、機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部を示す断面図である。
トナー補給装置にトナー容器が設置された状態を示す模式図である。
トナー容器収容部にトナー容器が設置される状態を示す斜視図である。
トナー容器とトナー補給装置の要部とを示す斜視図である。
トナー容器のキャップ部を示す正面図である。
画像形成装置本体のコネクタを示す図である。
基板ユニット(情報記憶媒体)を示す斜視図である。
画像形成装置本体のコネクタに基板ユニットが接続されていく状態を示す斜視図である。
コネクタに基板ユニットが接続されていく動作を示す図である。
比較例としての、コネクタに基板ユニットが接続されていく動作を示す図である。
変形例1としての、コネクタに基板ユニットが接続されていく動作を示す図である。
変形例2としての、コネクタに基板ユニットが接続されていく動作を示す図である。
変形例3としての、コネクタと基板ユニットとを示す図である。
変形例4としての、コネクタに基板ユニットが接続されていく動作を示す図である。
変形例5としての、コネクタに電源側端子が接続されていく動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、機器としての画像形成装置100の全体の構成・動作について説明する。
図1(及び、図3)に示すように、機器本体としての画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器収容部70には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つの着脱ユニットとしてのトナー容器32Y、32M、32C、32K(現像剤容器)が着脱可能(交換可能)に設置されている。
トナー容器収容部70の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
現像剤容器(着脱ユニット)としてのトナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kが設置されている。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32K(現像剤容器)に収容された現像剤としてのトナーは、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって、作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置内に補給される。
(【0011】以降は省略されています)

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