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公開番号
2024168234
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084727
出願日
2023-05-23
発明の名称
液滴吐出装置及び画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
B41J
2/17 20060101AFI20241128BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】経時的に低下するインクミストの回収力を補強可能とし、フィルタ使用期間を延長できる液滴吐出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】媒体の搬送方向との交差方向に複数配列され、液滴の吐出をする吐出部と、吐出に起因して生ずる発生物を吸引するための負圧を発生させる負圧発生部と、吐出部に対する媒体の搬送方向下流側において、吐出部の配列方向に沿って開口する開口部と、開口部と負圧発生部とを連結する連結部と、開口部と負圧発生部の間において着脱自在に配置され、負圧により開口部から吸引された発生物を捕集する捕集部と、備え、負圧発生部は、捕集部が発生物を捕集した量の経時的変化に応じて負圧の強さを制御する、液滴吐出装置による。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送されてくる媒体に液滴の吐出をする液滴吐出装置であって、
前記媒体の搬送方向との交差方向に複数配列され、前記液滴の吐出をする吐出部と、
前記吐出に起因して生ずる発生物を吸引するための負圧を発生させる負圧発生部と、
前記吐出部に対する前記媒体の搬送方向下流側において、前記吐出部の配列方向に沿って開口する開口部と、
前記開口部と前記負圧発生部とを連結する連結部と、
前記開口部と前記負圧発生部の間において着脱自在に配置され、前記負圧により前記開口部から吸引された前記発生物を捕集する捕集部と、
備え、
前記負圧発生部は、前記捕集部による前記発生物の捕集量の経時的変化に応じて前記負圧の強さを制御する、
ことを特徴とする液滴吐出装置。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記負圧発生部は、前記捕集量の累積値と所定の閾値との比較結果に応じて、前記負圧の強さを変更する、
請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項3】
前記閾値は予め複数設定され、
前記負圧発生部は、前記累積値が前記閾値を超えるごとに、前記負圧の強さを段階的に強める、
請求項2に記載の液滴吐出装置。
【請求項4】
前記負圧発生部は、前記捕集部の交換した後の新規の捕集部を使用開始にするときに、前記捕集量を初期化する、
請求項2又は3に記載の液滴吐出装置。
【請求項5】
前記負圧発生部は、前記吐出部における累積吐出回数が、予め規定する所定の吐出閾値を超えたときに前記負圧の強さを強める、
請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。
【請求項6】
前記吐出閾値は予め複数設定され、
前記負圧発生部は、前記吐出閾値を超えるごとに、前記負圧の強さを段階的に強める、
請求項5に記載の液滴吐出装置。
【請求項7】
前記負圧発生部は、前記捕集部の交換した後の新規の捕集部を使用開始にするときに、前記累積吐出回数を初期化する、
請求項5に記載の液滴吐出装置。
【請求項8】
前記負圧発生部は、前記吐出部によって前記液滴が吐出される前記媒体の搬送枚数が、予め規定する所定の搬送枚数閾値を超えたときに前記負圧の強さを強める、
請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項9】
前記搬送枚数閾値は予め複数設定され、
前記負圧発生部は、前記搬送枚数閾値を超えるごとに、前記負圧の強さを段階的に強める、
請求項8に記載の液滴吐出装置。
【請求項10】
前記負圧発生部は、前記捕集部の交換した後の新規の捕集部を使用開始にするときに、前記搬送枚数を初期化する、
請求項8又は9に記載の液滴吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液滴吐出装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
記録媒体に向けて液滴を吐出する液滴吐出装置が知られている。当該液滴吐出装置は、記録媒体に液滴を付着させて画像を形成するための画像形成装置として用いられることがある。
【0003】
液滴吐出装置のように、対象物(記録媒体)に向けて液滴を吐出したとき、この吐出動作に起因して対象物に付着しないで記録媒体表面上空に微細な液滴が舞うことがある。このような微細な液体を「インクミスト」と称する。インクミストは、吐出動作に起因して発生する発生物の一種である。インクミストが記録媒体に付着すると、汚れの原因になり、また、画像を形成した部分に付着すると画質低下の原因にもなるので、インクミストは回収する必要がある。また、インクミストの回収技術として、インクミストが舞う空間の空気を吸引し、いわゆる捕集部材としてのフィルタに空気を通過させる手法が知られている。
【0004】
フィルタを用いたインクミストの回収技術として、液滴を吐出するヘッド毎に異なるインクミストの発生量の差に応じて、ミスト回収のための風量を設定して、インクミストの捕集する捕集部材の使用期間を長くする技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の係る従来技術は、捕集部材(フィルタ)にインクミストを含む気流を通過させるため、フィルタに付着するインクミストの揮発成分が揮発して固着した場合、いわゆる、フィルタの「目詰まり」が生じて、気流を阻害する状態になる。この状態がある程度進行したときには、フィルタを交換する必要があるが、フィルタ交換時には液滴吐出装置の動作を停止する必要があるので、当該装置を用いた処理の生産性が低下する要因となる。
【0006】
また、揮発成分の固着が進行する段階において、気流の強さが経時的に弱くなるため、捕フィルタ交換までの間において、インクミストの回収効率が低下する要因となる。すなわち、従来技術には、装置を用いた処理の生産性低下の抑制及びインクミストの回収力の経時的な低下に対し課題がある。
【0007】
本発明は、経時的に低下するインクミストの回収力を補強可能とし、フィルタ使用期間を延長できる液滴吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、搬送されてくる媒体に液滴の吐出をする液滴吐出装置であって、前記媒体の搬送方向との交差方向に複数配列され、前記液滴の吐出をする吐出部と、前記吐出に起因して生ずる発生物を吸引するための負圧を発生させる負圧発生部と、前記吐出部に対する前記媒体の搬送方向下流側において、前記吐出部の配列方向に沿って開口する開口部と、前記開口部と前記負圧発生部とを連結する連結部と、前記開口部と前記負圧発生部の間において着脱自在に配置され、前記負圧により前記開口部から吸引された前記発生物を捕集する捕集部と、備え、前記負圧発生部は、前記捕集部が前記発生物を捕集した量の経時的変化に応じて前記負圧の強さを制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、経時的に低下するインクミストの回収力を補強可能とし、フィルタ使用期間を延長できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る画像形成装置の実施形態の全体構成を例示する図。
本実施形態に係るヘッドアレイの構成例を示す図。
本実施形態に係るヘッドアレイの構成例を示す図。
本発明に係る液滴吐出装置の実施形態の例の全体構成を示す図。
本実施形態に係る液滴吐出装置において実行される制御処理フローの例。
本実施形態に係る液滴吐出装置におけるファンの制御例を説明する図。
本実施形態に係る液滴吐出装置において実行される制御処理フローの別例。
本実施形態に係る液滴吐出装置におけるファンの制御例を説明する図。
本発明に係る液滴吐出装置の実施形態の別例の全体構成を示す図。
本実施形態に係る液滴吐出装置における制御機能構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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