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公開番号2024168787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085726
出願日2023-05-24
発明の名称情報処理装置、画像形成装置、通信方法、及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20241128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】メインシステムに代わってサブシステムが受信データに応答する情報処理装置において、所定の処理の実行に伴い一時的に増加する受信データに対するメインシステム側の処理を低減する。
【解決手段】情報処理装置は、所定の処理を実行するメインシステムと、前記メインシステムに接続されるサブシステムとを含む情報処理装置であって、前記サブシステムは、通信ネットワークを介してデータを送受信する通信部と、前記サブシステムが自動応答する所定の受信データに関する情報と、前記所定の受信データに対応する応答データとを含む1つ以上の自動応答情報を記憶する記憶部と、前記通信部が前記所定の受信データを受信した場合、前記所定の受信データに対応する前記応答データを返信するデータ処理部と、前記メインシステムによる前記所定の処理の実行状況に基づいて、前記所定の受信データの優先度を変更する情報管理部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
所定の処理を実行するメインシステムと、前記メインシステムに接続されるサブシステムとを含む情報処理装置であって、
前記サブシステムは、
通信ネットワークを介してデータを送受信する通信部と、
前記サブシステムが自動応答する所定の受信データに関する情報と、前記所定の受信データに対応する応答データとを含む1つ以上の自動応答情報を記憶する記憶部と、
前記通信部が前記所定の受信データを受信した場合、前記所定の受信データに対応する前記応答データを返信するデータ処理部と、
前記メインシステムによる前記所定の処理の実行状況に基づいて、前記所定の受信データの優先度を変更する情報管理部と、
を有する、情報処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記情報管理部は、受信データをポート番号ごとにカウントしたカウント情報と、前記所定の処理の実行状況とを用いて、前記所定の受信データの優先度を決定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
受信データをポート番号ごとにカウントするときに、前記メインシステムしか応答できないポート番号をカウントから除外する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報管理部は、前記メインシステムが前記所定の処理を実行したときに、前記所定の受信データのうち、前記所定の処理の実行に伴って増加する受信データの優先度を上げる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記記憶部は、前記優先度が高い順に所定の数の前記自動応答情報を記憶する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記サブシステムは、前記通信部が受信した受信データを、前記メインシステムで処理するか、前記サブシステムで処理するかを決定する決定部を有し、
前記データ処理部は、前記サブシステムで処理すると決定された受信データに対応する応答データが前記記憶部に記憶されていない場合、前記決定された受信データに対応する応答データの作成を前記メインシステムに要求し、
前記情報管理部は、前記決定された受信データに関する情報と、前記メインシステムが作成した応答データとを含む新たな自動応答情報を前記記憶部に記憶する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記記憶部は、所定の数の前記自動応答情報を記憶し、
前記情報管理部は、前記新たな自動応答情報を前記記憶部に記憶するときに、前記記憶部に前記所定の数の前記自動応答情報が記憶されている場合、前記記憶部に記憶されている前記自動応答情報のうち、優先度が最も低い自動応答情報を削除する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理装置を含む画像形成装置であって、
前記メインシステムは、画像形成処理を実行する画像形成処理部を有し、
前記情報管理部は、
前記画像形成処理を実行してから所定の期間を経過するまで、前記所定の受信データのうち、前記画像形成処理の実行に伴って増加する受信データの優先度をより高い状態に維持し、
前記所定の期間を経過後に、前記所定の受信データの優先度を元に戻す、
画像形成装置。
【請求項9】
所定の処理を実行するメインシステムと、前記メインシステムに接続されるサブシステムとを含む情報処理装置において、
前記サブシステムが、
通信ネットワークを介してデータを送受信する処理と、
前記サブシステムが自動応答する所定の受信データに関する情報と、前記所定の受信データに対応する応答データとを含む1つ以上の自動応答情報を記憶する処理と、
前記所定の受信データを受信した場合、前記所定の受信データに対応する前記応答データを返信する処理と、
前記メインシステムによる前記所定の処理の実行状況に基づいて、前記所定の受信データの優先度を変更する処理と、
を実行する、通信方法。
【請求項10】
所定の処理を実行するメインシステムと、前記メインシステムに接続されるサブシステムとを含む情報処理装置において、
前記サブシステムに、
通信ネットワークを介してデータを送受信する処理と、
前記サブシステムが自動応答する所定の受信データに関する情報と、前記所定の受信データに対応する応答データとを含む1つ以上の自動応答情報を記憶する処理と、
前記所定の受信データを受信した場合、前記所定の受信データに対応する前記応答データを返信する処理と、
前記メインシステムによる前記所定の処理の実行状況に基づいて、前記所定の受信データの優先度を変更する処理と、
を実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、画像形成装置、通信方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
メインシステムとサブシステムとを含む情報処理装置において、メインシステムが省電力状態であるときに、サブシステムがメインシステムに代わって受信データに応答することにより、消費電力を低減する技術が知られている。
【0003】
また、特許文献1、2には、サブシステムが応答する受信データと応答データとをテーブルで管理し、受信データのカウント数により受信データの優先度を決定すること、及び優先度を古いものから削除すること等が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1、2に開示された従来の技術では、情報処理装置が実行するジョブに伴い一時的に増加する受信データ(パケット)に対応できないという問題がある。例えば、情報処理装置が画像形成装置である場合、印刷後に機器の状態を問い合わせるパケットが増加する。しかし、従来の技術では、当該パケットをテーブルに残す仕組みがないため、メインシステム側での処理が必要となり、省電力状態を維持できない場合がある。
【0005】
本発明の一実施形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、メインシステムに代わってサブシステムが受信データに応答する情報処理装置において、所定の処理の実行に伴い一時的に増加する受信データに対するメインシステム側の処理を低減する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、所定の処理を実行するメインシステムと、前記メインシステムに接続されるサブシステムとを含む情報処理装置であって、前記サブシステムは、通信ネットワークを介してデータを送受信する通信部と、前記サブシステムが自動応答する所定の受信データに関する情報と、前記所定の受信データに対応する応答データとを含む1つ以上の自動応答情報を記憶する記憶部と、前記通信部が前記所定の受信データを受信した場合、前記所定の受信データに対応する前記応答データを返信するデータ処理部と、前記メインシステムによる前記所定の処理の実行状況に基づいて、前記所定の受信データの優先度を変更する情報管理部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、メインシステムに代わってサブシステムが受信データに応答する情報処理装置において、所定の処理の実行に伴い一時的に増加する受信データに対するメインシステム側の処理を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。
一実施形態に係る画像形成装置の機能構成の例を示す図である。
一実施形態に係る優先順位の決定処理の例を示すフローチャートである。
一実施形態に係る使用ポート番号の順位の例を示す図である。
一実施形態に係るパケットテーブルの例を示す図である。
一実施形態に係る通信処理の例を示すシーケンス図(1)である。
一実施形態に係る応答パケットの探索処理の例を示すフローチャートである。
一実施形態に係る通信処理の例を示すシーケンス図(2)である。
一実施形態に係る応答パケットの登録処理の例を示すフローチャートである。
一実施形態に係る新たなパケットを登録後のパケットテーブルの例を示す図である。
一実施形態に係る通信処理の例を示すシーケンス図(3)である。
一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の例を示す図である。
一実施形態に係る情報処理装置の機能構成の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態(本実施形態)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
<画像形成装置の構成例>
図1は、一実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。画像形成装置(情報処理装置)10は、例えば、印刷、又はスキャン等の画像形成処理を実行する情報処理装置である。画像形成装置10は、画像形成処理を実行可能な通常状態と、通常状態より消費電力が少ない省電力状態との間を遷移する省電力機能を有している。なお、画像形成装置10は、メインシステムとサブシステムとを含み、メインシステムが省電力状態であるときに、サブシステム110がメインシステムに代わって受信データに応答する機能を有する情報処理装置の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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