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公開番号
2024167839
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023084195
出願日
2023-05-22
発明の名称
支持ユニット、転写装置及び画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
15/16 20060101AFI20241127BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】加圧ユニットのよじれの発生を抑制し、かつ、加圧ユニットを支持ユニットに容易に組み付けることができる支持ユニット、転写装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】基準軸たる軸部材118の他端を支持する第二支持部たる後側の回転中心軸部材の軸部材118の他端が挿入される溝部117は、加圧部材たる二次転写ローラの軸の軸中心を中心とする円弧状、かつ、加圧ユニットたる二次転写ユニットの支持ユニットたる引き出し筐体への組み付け方向である鉛直方向の上方から見たとき溝部の開口が見えるような溝形状である。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
加圧部材により被加圧部材を加圧する加圧ユニットの位置決めの基準軸の一端を支持する第一支持部と、
前記基準軸の他端を支持する第二支持部と、
前記加圧部材の軸を支持する第三支持部とを有し、
前記加圧ユニットを、前記基準軸を支点にして回転自在に支持する支持ユニットにおいて、
前記第一支持部は、前記基準軸の一端を、前記加圧ユニットの前記支持ユニットへの組み付け方向と、前記組み付け方向および軸方向いずれにも直交する直交方向とに位置決めし、
前記第二支持部は、前記基準軸の他端が挿入される溝部を有し、
前記溝部は、前記加圧部材の軸の軸中心を中心とする円弧状、かつ、前記組み付け方向から見たとき前記溝部の開口が見えるような溝形状であることを特徴とする支持ユニット。
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【請求項2】
請求項1に記載の支持ユニットにおいて、
前記軸方向から見たときの前記開口の一端から他端までの前記直交方向の長さが、前記基準軸の直径よりも長いことを特徴とする支持ユニット。
【請求項3】
請求項2に記載の支持ユニットにおいて、
前記第二支持部の前記溝部よりも前記組み付け方向の上流側の部分の前記開口側、および、前記第二支持部の前記溝部よりも前記組み付け方向の下流側の部分の前記開口側の少なくとも一方に切り欠きを有することを特徴とする支持ユニット。
【請求項4】
請求項2に記載の支持ユニットにおいて、
前記溝部の溝幅が、前記開口に向けて徐々に広がることを特徴とする支持ユニット。
【請求項5】
請求項1に記載の支持ユニットにおいて、
前記開口は、前記基準軸の他端が挿入される基準軸挿入口であり、
前記第二支持部は、前記基準軸挿入口へ前記基準軸の他端を案内する前記組み付け方向に対して傾斜したガイド面を有することを特徴とする支持ユニット。
【請求項6】
加圧部材により被加圧部材を加圧する加圧ユニットの位置決めの基準軸の一端を支持する第一支持部と、
前記基準軸の他端を支持する第二支持部と、前記加圧部材の軸を支持する第三支持部とを有し、
前記加圧ユニットを、前記基準軸を支点にして回転自在に支持する支持ユニットにおいて、
前記第一支持部は、前記基準軸の一端を、前記加圧ユニットの前記支持ユニットへの組み付け方向と、前記組み付け方向および軸方向いずれにも直交する直交方向とに規制し、
前記第二支持部は、前記基準軸の他端が挿入される溝部を有し、
前記溝部は、前記加圧部材の軸の軸中心を中心とする円弧状であり、
前記第二支持部は、前記溝部の前記基準軸の他端が挿入される基準軸挿入口へ前記基準軸の他端を案内する前記組み付け方向に対して傾斜したガイド面を有することを特徴とする支持ユニット。
【請求項7】
請求項5または6に記載の支持ユニットにおいて、
前記ガイド面は、前記第二支持部の前記溝部よりも前記組み付け方向の上流側の部分、または、前記第二支持部の前記溝部よりも前記組み付け方向の下流側の部分に設けられており、
前記軸方向から見たとき、前記ガイド面の前記第二支持部の外周面との接続部から、前記基準軸挿入口の前記ガイド面側とは反対側端部までの前記直交方向の長さが、前記基準軸の直径以上であることを特徴とする支持ユニット。
【請求項8】
請求項7に記載の支持ユニットにおいて、
前記軸方向から見たとき、前記ガイド面の前記第二支持部の外周面との接続部から、前記基準軸挿入口の前記ガイド面側とは反対側端部までの前記直交方向の長さが、前記基準軸挿入口の前記直交方向の長さよりも長いことを特徴とする支持ユニット。
【請求項9】
請求項5または6に記載の支持ユニットにおいて、
前記ガイド面は、前記第二支持部の前記溝部よりも前記組み付け方向の上流側の部分と、前記第二支持部の前記溝部よりも前記組み付け方向の下流側の部分の両方に設けられており、
前記軸方向から見たとき、少なくとも、一方のガイド面の前記第二支持部の外周面との接続部から、他方のガイド面の前記第二支持部の外周面との接続部までの前記直交方向の長さが、前記基準軸の直径以上であることを特徴とする支持ユニット。
【請求項10】
請求項9に記載の支持ユニットにおいて、
前記軸方向から見たとき、一方のガイド面の前記第二支持部の外周面との接続部から、他方のガイド面の前記第二支持部の外周面との接続部までの前記直交方向の長さが、前記基準軸挿入口の前記直交方向の長さよりも長いことを特徴とする支持ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【背景技術】
【0001】
従来、加圧部材により被加圧部材を加圧する加圧ユニットの位置決めの基準軸の一端を支持する第一支持部と、基準軸の他端を支持する第二支持部と、加圧部材の軸を支持する第三支持部とを有し、加圧ユニットを、基準軸を支点にして回転自在に支持する支持ユニットが知られている。
続きを表示(約 2,000 文字)
【0002】
特許文献1には、上記支持ユニットとして、加圧ユニットたる二次転写ユニットを回転自在に支持するものが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、加圧部材により被加圧部材を加圧する際に加圧ユニットにねじれが生じるおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した課題を解決するために、本発明は、加圧部材により被加圧部材を加圧する加圧ユニットの位置決めの基準軸の一端を支持する第一支持部と、前記基準軸の他端を支持する第二支持部と、前記加圧部材の軸を支持する第三支持部とを有し、前記加圧ユニットを、前記基準軸を支点にして回転自在に支持する支持ユニットにおいて、前記第一支持部は、前記基準軸の一端を、前記加圧ユニットの前記支持ユニットへの組み付け方向と、前記組み付け方向および軸方向いずれにも直交する直交方向とに位置決めし、前記第二支持部は、前記基準軸の他端が挿入される溝部を有し、前記溝部は、前記加圧部材の軸の軸中心を中心とする円弧状、かつ、組み付け方向から見たとき前記溝部の開口が見えるような溝形状であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、加圧ユニットのよじれの発生を抑制し、かつ、加圧ユニットを支持ユニットに容易に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。
二次転写装置の概略構成図。
傾き調整について説明する図。
自然状態でねじれている二次転写ユニットの引き出し筐体への装着について説明する図。
自然状態でねじれている二次転写ユニットの二次転写ローラを中間転写ベルトに当接させる様子を示す図。
二次転写ユニットの自然状態のねじれが二次転写ローラの後側が手前側に比べて上方に位置するようなねじれの場合の二次転写ローラの中間転写ベルトへの当接について説明する図。
後側の回転中心軸部材の要部拡大図。
後側の回転中心軸部材の第一変形例を示す図。
後側の回転中心軸部材の第二変形例を示す図。
後側の回転中心軸部材の第三変形例を示す図。
第三変形例の他の構成例を示す図。
後側の回転中心軸部材の第四変形例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものである。以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
【0008】
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。図1は実施形態に係る画像形成装置としての電子写真方式のカラープリンタ(以下、「プリンタ」という)の概略構成図である。このプリンタ100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成するための四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kを備えている。また、中間転写装置としての転写ユニット30、二次転写ユニット40、被搬送物としての記録材Pを収納するカセット60、定着装置90なども備えている。
【0009】
画像形成部となる四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、粉体の現像剤として、互いに異なる色のY、M、C、Kのトナーを用いる。それ以外は同様の構成になっている。画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、像担持体たるドラム状の感光体2Y、2M、2C、2K、ドラムクリーニング装置3Y、3M、3C、3K、除電装置、帯電装置6Y、6M、6C、6K、現像装置8Y、8M、8C、8K等を備えている。
【0010】
感光体2Y、2M、2C、2Kの表面は、帯電装置6Y、6M、6C、6Kで一様帯電される。次に、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの上方に配設された光書込ユニット101から発せられるレーザー光などの露光光によって光走査されて各色用の静電潜像が形成される。この静電潜像は、各色のトナーを有する現像装置8Y、8M、8C、8Kによって現像されて各色の像としてのトナー像Tになる。感光体2にはトナー像が形成される。感光体2Y、2M、2C、2Kのトナー像Tは、無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト31のおもて面上に一次転写されて担持される。
(【0011】以降は省略されています)
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