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公開番号2024167688
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083928
出願日2023-05-22
発明の名称トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、及び、画像形成方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 9/097 20060101AFI20241127BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】経時帯電変動の少ない、長期的に高品質な画像を形成できるトナーを提供すること。
【解決手段】結着樹脂、離型剤、及び、帯電制御剤を含むトナー母体粒子と、外添剤と、を含むトナーであって、
前記トナー母体粒子の平均円形度が、0.850以上0.950以下であり、
前記外添剤が、平均粒子径が350nm以上1000nm以下の硫酸バリウム、水酸化マグネシウム、及び、酸化マグネシウムよりなる群から選択される少なくとも一種の無機粒子を含むことを特徴とするトナー。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結着樹脂、離型剤、及び、帯電制御剤を含むトナー母体粒子と、外添剤と、を含むトナーであって、
前記トナー母体粒子の平均円形度が、0.850以上0.950以下であり、
前記外添剤が、平均粒子径が350nm以上1000nm以下の硫酸バリウム、水酸化マグネシウム、及び、酸化マグネシウムよりなる群から選択される少なくとも一種の無機粒子を含むことを特徴とするトナー。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記無機粒子の含有量が、トナー100質量部に対して、0.1質量部以上2.0質量部以下である、請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記外添剤として、更に、疎水化処理されたポリメチルシルセスキオキサン粒子を含む、請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項4】
前記疎水化処理されたポリメチルシルセスキオキサン粒子の平均粒子径が0.050μm以上0.150μm以下である請求項3に記載のトナー。
【請求項5】
前記疎水化処理されたポリメチルシルセスキオキサン粒子の含有量が、トナー100質量部に対して、0.05質量部以上3質量部以下である請求項3に記載のトナー。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のトナーを収容したことを特徴とするトナー収容ユニット。
【請求項7】
静電潜像担持体と、
前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、請求項1又は2に記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段と、
前記可視像を転写材上に転写する転写手段と、
前記転写材上に転写された可視像を定着させる定着手段と、を少なくとも有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、請求項1又は2に記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、
前記可視像を転写材上に転写する転写工程と、
前記転写材上に転写された可視像を定着させる定着工程と、を少なくとも有することを特徴とする画像形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、及び、画像形成方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真用トナーにおいては、流動性や帯電特性を得るために、外添剤として平均一次粒子径が数nm~数十nmの微粒子が用いられることが知られている。また近年、画像形成装置の使用目的の多様化、高速化、高画質化に伴い、トナーの小粒径化、球形化が進められている。トナーの小粒径化により、形成された画像の一区画(ドット)の再現性を良好にし、且つ、前記トナーの球形化により現像性、転写性の向上を図っている。
【0003】
着色剤や帯電制御剤、離型剤などを熱可塑性樹脂中に均一に分散させることが求められる。分散が不十分となった場合、粉砕過程において、トナーに添加された着色剤、帯電制御剤、離型剤などが割れ界面となり、粒径3μm以下の超微粉領域において、平均円形度が低い、異形化トナー粒子が発生する。また、一粒子レベルで観た際にトナー粒子中に含まれる原材料含有量のバラツキの発生や、原料の表面露出量の増加などの問題が発生する。そのため、トナー粒子の不均一性から、トナー帯電不良が生じ、搬送不良、さらには地汚れによる画像品質の低下等の問題が発生する。
【0004】
前記課題に対し、平均円形度の低いトナーの割合や円形度の異なるトナー粒子の存在比率をある一定の範囲に規定すること、トナー粒子径4μm以下の存在量をある一定値以下にすること、また、その粒子径領域におけるトナー形状の制御を行う技術が提案されている(特許文献1、2参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記各従来技術は、円形度の低い異形化トナーの存在により画像品質が低下する(地汚れ)という問題点がある。また、円形度の水準を高めようとするとクリーニング性が悪化するという問題点もある。
【0006】
本発明は、経時帯電変動の少ない、長期的に高品質な画像を形成できるトナーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための手段としての本発明のトナーは、結着樹脂、離型剤、及び、帯電制御剤を含むトナー母体粒子と、外添剤と、を含むトナーであって、前記トナー母体粒子の平均円形度が、0.850以上0.950以下であり、前記外添剤が、平均粒子径が350nm以上1000nm以下の硫酸バリウム、水酸化マグネシウム、及び、酸化マグネシウムよりなる群から選択される少なくとも一種の無機粒子を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、経時帯電変動の少ない、長期的に高品質な画像を形成できるトナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明のタンデム型の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
図2は、図1の部分拡大図である。
図3は、本発明のトナー収容ユニットとしてのプロセスカートリッジの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(トナー)
本発明のトナーは、結着樹脂、離型剤、及び帯電制御剤を含むトナー母体粒子と、外添剤と、を含み、更に必要に応じてその他の成分を含有する。
前記トナー母体粒子の平均円形度が、0.850以上0.950以下であり、前記外添剤が、350nm以上1000nm以下の硫酸バリウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウムから選択される少なくとも一種の無機粒子を含む。
なお、前記トナーを、「電子写真用トナー」と称することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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