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公開番号2024168004
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084377
出願日2023-05-23
発明の名称現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20241128BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像ローラと丸棒状の現像剤規制部材との隙間(ドクターギャップDG)を安定化する。
【解決手段】丸棒ドクタ26cの端部26c2、26c1が挿入される第1穴部28a、29aと、現像ローラ26aの端部に設けられた軸部26a10、26a20が挿入される第2穴部28b、29bと、が設けられて、端部26c2、26c1と軸部26a10、26a20とをそれぞれ保持する保持部材28、29が設けられている。そして、第1穴部28a、29aと第2穴部28b、29bとのうち少なくとも一方の穴部の内周面に、内側に向かって突出する突起部28a1、29a1が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体に形成された潜像を現像する現像装置であって、
現像剤を担持する現像ローラと、
前記現像ローラに対向して、前記現像ローラの表面に担持される現像剤の量を規制する丸棒状の現像剤規制部材と、
前記現像剤規制部材の端部が挿入される第1穴部と、前記現像ローラの端部に設けられた軸部が挿入される第2穴部と、が設けられて、前記端部と前記軸部とをそれぞれ保持する保持部材と、
を備え、
前記第1穴部と前記第2穴部とのうち少なくとも一方の穴部の内周面に、内側に向かって突出する突起部が形成されたことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記保持部材は、当該現像装置の軸方向両端部にそれぞれ着脱可能に設置されたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記現像ローラは、回転可能なスリーブと、前記スリーブの内部に非回転で設置された磁界発生部材と、を具備し、
2つの前記保持部材のうち、
軸方向一端側の前記保持部材は、前記第1穴部に前記現像剤規制部材の一端側端部が挿入されて、前記第2穴部に前記スリーブの軸部が軸受を介して挿入され、
軸方向他端側の前記保持部材は、前記第1穴部に前記現像剤規制部材の他端側端部が挿入されて、前記第2穴部に前記磁界発生部材の軸部が挿入されたことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記突起部は、前記第1穴部における前記端部の位置、又は、前記第2穴部における前記軸部の位置、を定めるものであって、剛性を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項5】
前記突起部は、軸方向に直交する断面でみたときに、前記第1穴部の穴中心と前記第2穴部の穴中心とを結ぶ仮想線上に形成された1つの突起部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項6】
前記突起部は、軸方向に直交する断面でみたときに、前記第1穴部の穴中心と前記第2穴部の穴中心とを結ぶ仮想線を略等距離で跨ぐように形成された2つの突起部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項7】
前記2つの突起部が形成された穴部において、軸方向に直交する断面でみたときに、前記2つの突起部のうち一方の突起部と前記穴部の穴中心とを結ぶ第1仮想線と、前記2つの突起部のうち他方の突起部と前記穴中心とを結ぶ第2仮想線と、がなす角度が、20°以上であって150°以下であることを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
【請求項8】
前記突起部が形成された穴部において、前記突起部は前記穴部の穴中心よりも相手側の穴部から離れる側に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項9】
前記突起部が形成された穴部において、前記突起部は前記穴部の穴中心よりも相手側の穴部に近づく側に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項10】
画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
請求項1又は請求項2に記載の現像装置と前記像担持体とを一体的に備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、感光体ドラム等の像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置と、それを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に設置される現像装置において、現像ローラに担持される現像剤の量を規制する丸棒状の現像剤規制部材(丸棒ドクタ)を設置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、特許文献1には、現像スリーブ(現像ローラ)に担持される現像剤量の変動を抑制することを目的として、現像剤スリーブの軸部と丸棒状の層厚規制部材とを保持する支持部材(保持部材)を設置する技術が開示されている。そして、特許文献1では、支持部材において、層厚規制部材を支持する支持孔(穴部)の内周面に、弾性材料からなる押戻部材を貼着している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術は、現像ローラと丸棒状の現像剤規制部材との隙間(ドクターギャップ)が安定せずに、現像ローラ上に担持される現像剤の量にバラツキが生じてしまっていた。そして、そのような場合には、像担持体上に、濃度偏差の大きな画像が形成されてしまっていた。
そして、このような不具合は、特許文献1に開示された支持部材を用いたとしても、支持孔と層厚規制部材とにガタが生じるため、解決することができなかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像ローラと丸棒状の現像剤規制部材との隙間が安定しやすい、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における現像装置は、像担持体に形成された潜像を現像する現像装置であって、現像剤を担持する現像ローラと、前記現像ローラに対向して、前記現像ローラの表面に担持される現像剤の量を規制する丸棒状の現像剤規制部材と、前記現像剤規制部材の端部が挿入される第1穴部と、前記現像ローラの端部に設けられた軸部が挿入される第2穴部と、が設けられて、前記端部と前記軸部とをそれぞれ保持する保持部材と、を備え、前記第1穴部と前記第2穴部とのうち少なくとも一方の穴部の内周面に、内側に向かって突出する突起部が形成されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、現像ローラと丸棒状の現像剤規制部材との隙間が安定しやすい、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部を示す断面図である。
現像装置と感光体ドラムとを長手方向(軸方向)に示す図である。
保持部材と現像ローラと丸棒ドクタとの位置関係を示す図である。
現像装置の軸方向一端側を示す図である。
比較例としての、保持部材と現像ローラと丸棒ドクタとの位置関係を示す図である。
変形例1としての、保持部材と現像ローラと丸棒ドクタとの位置関係を示す図である。
変形例2としての、保持部材と現像ローラと丸棒ドクタとの位置関係を示す図である。
変形例3としての、保持部材と現像ローラと丸棒ドクタとの位置関係を示す図である。
変形例4としての、現像装置(作像部)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKが中間転写ベルト40に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。また、複数のプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21に対向するように現像装置26(図2参照)が設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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