TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024155669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023139389
出願日2023-08-29
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20241024BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】中間転写ユニットにメモリを設けた構成で装置本体側の接点とメモリとの電気接続の確保のためのバネ力の影響を低減する。
【解決手段】装置本体に対して着脱可能でメモリ4aを保持したメモリ保持部4とメモリ保持部4を装着方向に押圧する弾性部材7aとを備えたユニットと、ユニットが所定の装着位置に装着されメモリ保持部4が所定の接続位置にある状態でメモリ接点と接触する接点部材5aを保持する接点保持部5とを有し、接点部材5aとメモリ接点との接触は装着方向に沿う面で行われる。ユニットが装着位置に向けて装着方向に移動する際に、メモリ保持部4は接点保持部5に当接し、装着方向とは逆方向に相対移動して弾性部材7aを変形させユニットに当接した状態で接続位置に移動する。ユニットが装着位置に装着された際は、メモリ保持部4は弾性部材7aにより装着方向に押圧されて突き当て部5eに突き当たった状態で接続位置に位置決めされる。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体に形成したトナー像を中間転写ベルトに1次転写した後に記録材に2次転写して記録材に画像を形成する画像形成装置において、
前記画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なユニットであって、前記中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトを張架する複数の張架ローラと、前記ユニットに移動可能に取り付けられ、メモリ接点を有するメモリを保持したメモリ保持部と、前記メモリ保持部を前記ユニットの前記装置本体に対する装着方向に押圧する弾性部材と、を備えたユニットと、
前記ユニットが前記装置本体の所定の装着位置に装着され前記メモリ保持部が所定の接続位置にある状態で前記メモリ接点と接触する接点部材を保持し、前記ユニットが前記装置本体に装着される際に前記装着方向に移動する前記メモリ保持部と係合する接点保持部と、
を有し、
前記接点部材と前記メモリ接点との接触は前記装着方向に沿う面で行われ、
前記ユニットが前記装着位置に向けて前記装着方向に移動させられる際に、前記メモリ保持部は、前記接点保持部に当接して前記ユニットの本体に対して前記装着方向とは逆方向に相対移動することで前記弾性部材を変形させて、前記ユニットに設けられた当接部に当接した状態で、前記ユニットの移動に伴って前記接続位置に向けて移動し、
前記ユニットが前記装着位置に装着された際には、前記メモリ保持部は、前記弾性部材により前記装着方向に押圧されて、前記接点保持部に設けられた突き当て部に突き当たった状態で、前記接続位置に位置決めされることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記弾性部材は、前記メモリ保持部が前記接続位置にある状態で、前記装着方向及び前記装着方向とは逆方向のいずれにも変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記メモリ保持部は、前記ユニットが前記装置本体の外にある状態で前記弾性部材により前記メモリ保持部が押圧されて前記ユニットに設けられた係合部に接触する抜け止め部を有し、前記抜け止め部は、前記メモリ保持部が前記接続位置にある状態で、前記装着方向及び前記装着方向とは逆方向のいずれにも移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記弾性部材は、前記メモリ保持部が前記当接部に当接した状態で、前記装着方向及び前記装着方向とは逆方向のいずれにも変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記メモリ保持部は、前記ユニットが前記装着位置に向けて前記装着方向に移動させられる際に前記接点保持部と当接して前記メモリ保持部を前記接続位置に導くガイド部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記接点保持部は、前記ユニットが前記装着位置に向けて前記装着方向に移動させられる際に前記メモリ保持部と当接して前記メモリ保持部を前記接続位置に導くガイド部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記ユニットは、
前記弾性部材と前記メモリ保持部との間に配置され、前記弾性部材により付勢されて前記メモリ保持部を押圧する加圧部材と、
前記弾性部材の付勢方向と交差する方向への前記加圧部材の前記弾性部材に対する相対移動を規制する加圧部材規制部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
像担持体に形成したトナー像を中間転写ベルトに1次転写した後に記録材に2次転写して記録材に画像を形成する画像形成装置において、
前記画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なユニットであって、前記中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトを張架する複数の張架ローラと、メモリ接点を有するメモリを保持したメモリ保持部と、を備えたユニットと、
前記装置本体に移動可能に取り付けられた接点保持部であって、前記ユニットが前記装置本体の所定の装着位置に装着され前記接点保持部が前記メモリ保持部に対する所定の相対位置にある状態で前記メモリ接点と接触する接点部材を保持し、前記ユニットが前記装置本体に装着される際に前記ユニットの前記装置本体に対する装着方向に移動する前記メモリ保持部と係合する接点保持部と、
前記接点保持部を前記装着方向とは逆方向に押圧する弾性部材と、
を有し、
前記接点部材と前記メモリ接点との接触は前記装着方向に沿う面で行われ、
前記ユニットが前記装着位置に向けて前記装着方向に移動させられる際に、前記接点保持部は、前記ユニットの移動に伴って移動する前記メモリ保持部に当接されて前記装着方向に移動することで前記弾性部材を変形させて、前記装置本体に設けられた当接部に当接し、
前記ユニットが前記装着位置に装着された際には、前記接点保持部は、前記弾性部材により前記装着方向とは逆方向に押圧されて、前記メモリ保持部に設けられた突き当て部に突き当たった状態で、前記所定の相対位置に位置決めされることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
前記弾性部材は、前記接点保持部が前記所定の相対位置にある状態で、前記装着方向及び前記装着方向とは逆方向のいずれにも変形可能であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記接点保持部は、前記ユニットが前記装置本体の外にある状態で前記弾性部材により前記接点保持部が押圧されて前記装置本体に設けられた係合部に接触する抜け止め部を有し、前記抜け止め部は、前記接点保持部が前記所定の相対位置にある状態で、前記装着方向及び前記装着方向とは逆方向のいずれにも移動可能であることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を用いた複写機などの画像形成装置として、像担持体としての感光体から中間転写体に1次転写したトナー像を記録材に2次転写する中間転写方式を採用したものがある。中間転写体としては、複数の張架ローラに張架された無端状のベルトで構成された中間転写ベルトが多く用いられている。
【0003】
中間転写ベルトは、複数の張架ローラのうちのテンションローラによって内周面側から外周面側へ向けて加圧されて張力が与えられる。また、中間転写ベルトから記録材にトナー像を2次転写した後に中間転写ベルト上に残留したトナー(転写残トナー)などの付着物を、クリーニング部材を備えたベルトクリーニング装置によって除去することが行われる。
【0004】
このような画像形成装置では、画像形成装置の装置本体(以下、単に「装置本体」ともいう。)の寿命よりも中間転写ベルトやベルトクリーニング装置の寿命が短いため、中間転写ベルトやベルトクリーニング装置を消耗品として交換することが必要な場合が多い。そして、例えば、中間転写ベルトとベルトクリーニング装置とを備えた中間転写ユニットが一体的に装置本体に対して着脱可能とされることがある。
【0005】
ここで、画像形成装置は、新品の中間転写ユニットが装置本体に装着された場合に、所定の制御(ここでは「初期制御」ともいう。)を実行するようになっていることがある。例えば、ベルトクリーニング装置としては、被清掃体としての中間転写ベルトに当接するクリーニング部材としてのクリーニングブレードを有し、移動する中間転写ベルトの表面から転写残トナーなどの付着物を掻き取って除去するものが広く用いられている。クリーニングブレードは、ゴムなどの弾性体で形成されており、クリーニングブレードと中間転写ベルトとの当接部には摩擦力が働く。また、クリーニングブレードが新品である場合には、クリーニングブレードと中間転写ベルトとの当接部に働く摩擦力が大きくなりやすい。この摩擦力が大きすぎると、クリーニングブレードのめくれなどの不具合が生じる可能性がある。そこで、画像形成装置は、中間転写ユニットが新品である場合に、初期制御として、クリーニングブレードと中間転写ベルトとの当接部にトナーを供給する制御を実行するようになっていることがある。これにより、トナー(又は外添剤)を潤滑剤として利用して、クリーニングブレードと中間転写ベルトとの当接部の摩擦力を低減することができる。
【0006】
そして、画像形成装置には、例えば上述のような初期制御を自動で行うことを可能とするなどのために、装置本体側で中間転写ユニットの新旧状態を検知するための新品検知機構が設けられる場合がある。特許文献1では、中間転写ユニットがヒューズを備え、装置本体がヒューズに通電可能な接続部を備え、新品の中間転写ユニットの使用開始時にヒューズに通電して導通を切断することで、中間転写ユニットの新旧状態を区別する構成が提案されている。特許文献1に記載の構成では、ヒューズは、中間転写ユニットの装置本体への装着方向(挿入方向)における先端に位置するベルトクリーニング装置の側面に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-48958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、例えば上述のような新品検知などのために、新旧状態に関する情報などを記憶可能な記憶部を備えたメモリ基板を中間転写ユニットに設けることが考えられる。一般に、メモリ基板は、複数の通信を同時に行うために、ヒューズと比較して接点の数が多くなる。
【0009】
また、例えば中間転写ユニットの装置本体への装着方向(挿入方向)における先端に装置本体の接点とヒューズやメモリ基板との電気接続部が設けられる場合などに、次のような構成とすることが望まれることが考えられる。つまり、装置本体側や中間転写ユニット側の部品に寸法の誤差があっても電気接続を確保するなどのために、例えば装置本体側の接点を上記装着方向(挿入方向)に沿う方向に付勢力を生じるバネ(接点バネ)で構成したり、更にその接点を保持する保持部材を上記同様の方向に付勢力を生じるバネ(押圧バネ)で押圧する構成としたりすることが望まれることがある。また、中間転写ベルトは、中間転写ユニットの装置本体に対する着脱時、あるいはモノクロ画像形成時などに、1次転写部材や張架ローラの全部や一部が感光体から離れる方向に移動することで、張架形態が変更されることがある。中間転写ベルトの周長は変化しないため、中間転写ベルトの張架形態が変更されると、中間転写ベルトの弛みを抑制するようにテンションローラが移動する。例えば上記電気接続部がテンションローラに位置決めされたベルトクリーニング装置に設けられる場合には、上述のようなテンションローラの移動に伴って電気接続部も移動する。このように電気接続部が移動しても電気接続を確保するなどのためにも、上記同様のバネを用いることが望まれることがある。
【0010】
そして、中間転写ユニットにメモリ基板を設ける場合、上述のように接点の数が多いことにより、電気接続を確保するために上記接点バネや上記押圧バネによる力が大きくなりやすい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
トナー
20日前
キヤノン株式会社
トナー
7日前
キヤノン株式会社
トナー
20日前
キヤノン株式会社
トナー
7日前
キヤノン株式会社
トナー
20日前
キヤノン株式会社
トナー
20日前
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
乾燥装置
今日
キヤノン株式会社
光学機器
今日
キヤノン株式会社
送液装置
7日前
キヤノン株式会社
撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
定着装置
1日前
キヤノン株式会社
電子機器
27日前
キヤノン株式会社
測距装置
今日
キヤノン株式会社
撮像装置
14日前
キヤノン株式会社
撮像装置
14日前
キヤノン株式会社
定着装置
14日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
液体供給装置
27日前
キヤノン株式会社
定着システム
6日前
キヤノン株式会社
印刷管理装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
液体供給装置
27日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
21日前
キヤノン株式会社
冊子作製装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
21日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
21日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
分析デバイス
14日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
続きを見る