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公開番号
2024163820
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023079731
出願日
2023-05-12
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20241115BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】非画像形成時に像担持体とクリーニング部材との当接部にトナーを供給して像担持体とクリーニング部材との間の摩擦力を低減し、クリーニング不良の発生を抑制する。
【解決手段】画像形成装置100は、制御部205が、像担持体1の回転が開始してから画像形成動作が開始するまでの非画像形成動作時又は画像形成動作が終了してから像担持体1の回転が停止するまでの非画像形成動作時に、現像部材42が像担持体1に当接して回転している状態で、少なくとも現像部材42の1周分に相当する時間、画像形成動作時のVbackよりも小さいVbackを生成し、現像部材42から像担持体1の表面に移動したトナーをクリーニング部Bに供給する供給動作を実行するように制御する構成とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電させる帯電装置と、
前記帯電装置に帯電電圧を印加する帯電電圧印加部と、
前記帯電装置により帯電された前記像担持体の表面を露光して前記像担持体の表面に静電像を形成する露光装置と、
トナーを担持して回転可能であり、前記像担持体の表面に当接して現像部を形成し、前記現像部において前記像担持体の表面の前記静電像にトナーを供給して前記像担持体の表面にトナー像を形成する現像部材と、
前記現像部材に現像電圧を印加する現像電圧印加部と、
前記像担持体の表面に当接してクリーニング部を形成し、前記像担持体の表面から前記トナーを除去するクリーニング部材と、
前記現像部における、前記帯電装置により帯電された前記像担持体の表面電位と、前記現像部材に印加される前記現像電圧と、の間の電位差であって、前記表面電位の方が前記現像電圧よりも前記トナーの正規の帯電極性と同極性側に高い電位差であるVbackを生成するように、前記帯電電圧印加部、前記現像電圧印加部及び前記露光装置のうち少なくとも一つを制御する制御部と、を有し、
前記トナー像を前記像担持体の表面に形成する画像形成動作と、前記トナー像を前記像担持体の表面に形成しない非画像形成動作と、を行う画像形成装置において、
前記制御部は、前記像担持体の回転が開始してから前記画像形成動作が開始するまでの前記非画像形成動作時又は前記画像形成動作が終了してから前記像担持体の回転が停止するまでの前記非画像形成動作時に、前記現像部材が前記像担持体に当接して回転している状態で、少なくとも前記現像部材の1周分に相当する時間、前記画像形成動作時の前記Vbackよりも小さい又は大きい前記Vbackを生成し、前記現像部材から前記像担持体の表面に移動した前記トナーを前記クリーニング部に供給する供給動作を実行するように制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記像担持体の回転が開始してから前記画像形成動作が開始するまでの前記非画像形成動作時に、前記像担持体の表面電位の絶対値を前記像担持体の停止時の値から前記画像形成動作時の値へと変更すると共に、前記現像電圧の絶対値を前記像担持体の停止時の値から前記画像形成動作時の値へと変更する際の少なくとも一部の期間において、前記供給動作として、前記Vbackを、前記画像形成動作時の前記Vbackよりも小さい第1の値と該第1の値よりも小さい第2の値とするか、又は前記画像形成動作時の前記Vbackよりも大きい第1の値と該第1の値よりも大きい第2の値とするように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記像担持体の回転が開始してから前記画像形成動作が開始するまでの前記非画像形成動作時に、前記像担持体の表面電位の絶対値を段階的に変更すると共に、前記現像電圧の絶対値を段階的に変更する際の少なくとも一部の期間において、前記供給動作として、前記Vbackを前記画像形成動作時の前記Vbackよりも段階的に小さくするか、又は前記画像形成動作時の前記Vbackよりも段階的に大きくするように制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記像担持体の表面電位の絶対値を段階的に変更する際の1段当たりの変更幅、又は前記現像電圧の絶対値を段階的に変更する際の1段当たりの変更幅の少なくとも一方を変更して、前記Vbackを段階的に変化させるように制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記画像形成動作が終了してから前記像担持体の回転が停止するまでの前記非画像形成動作時に、前記像担持体の表面電位の絶対値を前記画像形成動作時の値から前記像担持体の停止時の値へと変更すると共に、前記現像電圧の絶対値を前記画像形成動作時の値から前記像担持体の停止時の値へと変更する際の少なくとも一部の期間において、前記供給動作として、前記Vbackを、前記画像形成動作時の前記Vbackよりも小さい第1の値と該第1の値よりも小さい第2の値とするか、又は前記画像形成動作時の前記Vbackよりも大きい第1の値と該第1の値よりも大きい第2の値とするように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記画像形成動作が終了してから前記像担持体の回転が停止するまでの前記非画像形成動作時に、前記像担持体の表面電位の絶対値を段階的に変更すると共に、前記現像電圧の絶対値を段階的に変更する際の少なくとも一部の期間において、前記供給動作として、前記Vbackを前記画像形成動作時の前記Vbackよりも段階的に小さくするか、又は前記画像形成動作時の前記Vbackよりも段階的に大きくするように制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記像担持体の表面電位の絶対値を段階的に変更する際の1段当たりの変更幅、又は前記現像電圧の絶対値を段階的に変更する際の1段当たりの変更幅の少なくとも一方を変更して、前記Vbackを段階的に変化させるように制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、
所定のタイミングで、前記供給動作として前記画像形成動作時の前記Vbackよりも小さい前記Vbackを生成する前記非画像形成動作の第1のモードと、
前記所定のタイミングで、前記供給動作として前記画像形成動作時の前記Vbackよりも大きい前記Vbackを生成する前記非画像形成動作の第2のモードと、
を選択的に実行するように制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
環境を検知する環境検知部を有し、
前記制御部は、
前記環境検知部の検知結果が示す環境が第1の環境の場合に前記第1のモードを実行し、
前記環境検知部の検知結果が示す環境が前記第1の環境よりも高温高湿の第2の環境の場合に前記第2のモードを実行するように制御することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、
所定のタイミングで、前記供給動作として前記画像形成動作時の前記Vbackよりも小さい前記Vbackを生成する前記非画像形成動作の第1のモードと、
前記所定のタイミングで、前記供給動作として前記画像形成動作時の前記Vbackよりも大きい前記Vbackを生成する前記非画像形成動作の第2のモードと、
前記所定のタイミングで、前記供給動作を実行しない前記非画像形成動作の第3のモードと、
を選択的に実行するように制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いた画像形成装置では、像担持体としての感光体の表面が帯電部材によって一様に帯電処理され、帯電処理された感光体の表面が露光装置によって露光されて、感光体上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置によって現像剤としてのトナーが供給されて現像され、感光体上にトナー像が形成される。そして、このトナー像が記録材上に転写される。感光体としては、回転可能な感光ドラムが多く用いられる。
【0003】
このような画像形成装置において、感光体の表面から転写残トナーやジャム(記録材の詰まり)が発生した場合の未転写トナーなどを除去する方式として、感光体の表面に当接させて配置したクリーニング部材によって物理的に掻き取る方式がある。クリーニング部材としては、クリーニングブレードが多く用いられる。クリーニングブレードは、長手方向と、この長手方向と略直交する短手方向と、にそれぞれ所定の長さを有し、所定の厚さを有する、ウレタンゴムなどの弾性材料で形成された板状のゴム部を有して構成される。クリーニングブレードのゴム部は、長手方向が感光体の表面の移動方向と略直交する方向に沿うように配置される。そして、クリーニングブレードのゴム部は、短手方向の自由端部が感光体の表面の移動方向における上流側を向くように、感光体の回転方向に対してカウンター方向で感光体の表面に当接させられる。
【0004】
クリーニングブレードを用いた画像形成装置では、感光体へのトナーの供給が少ない状態で感光体を回転させ続けると、感光体とクリーニングブレードとの間の摩擦力が上昇する。これにより、クリーニングブレードがびびり(振動)を起こすことがある。クリーニングブレードのびびりは、クリーニング不良の原因になる。クリーニング不良は、トナーがクリーニングブレードによって掻き取られずにクリーニングブレードをすり抜けてしまう現象(以下、単に「すり抜け」ともいう。)である。感光体へのトナーの供給が少ない状態で感光体が回転する状況としては、低印字率の画像のプリント(印字、印刷)が続く場合や、予備回転(画像形成工程の前後の前回転工程、後回転工程など)が行われる場合などが挙げられる。
【0005】
これに対し、非画像形成時に感光体とクリーニングブレードとの当接部にトナーを供給する「供給動作」を行うことで、トナーや外添剤による潤滑効果によって摩擦力を低減し、クリーニングブレードのびびりを抑制する方法がある。特許文献1は、環境や印字率に応じて、供給動作におけるトナーの供給量や供給動作を実行する頻度を制御することを開示している。従来、供給動作では、記録材に転写する通常の画像の形成時と同様の工程により所定のトナーパターン(ベタ黒や細線)を感光体上に形成し、このトナーパターンのトナーを感光体とクリーニングブレードとの当接部に供給している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5335384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述のように供給動作において所定のトナーパターン(ベタ黒や細線)を感光体上に形成すると、そのトナーパターンのトナー自体のすり抜けによりクリーニング不良が発生することがある。これは、トナーパターンを構成するトナーは、十分な電荷を保持しているものが多く、感光体との鏡映力が高いため、クリーニングブレードによって掻き取られにくいことが原因の一つである。
【0008】
したがって、本発明の目的は、非画像形成時に像担持体とクリーニング部材との当接部にトナーを供給して像担持体とクリーニング部材との間の摩擦力を低減し、クリーニング不良の発生を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、回転可能な像担持体と、前記像担持体の表面を帯電させる帯電装置と、前記帯電装置に帯電電圧を印加する帯電電圧印加部と、前記帯電装置により帯電された前記像担持体の表面を露光して前記像担持体の表面に静電像を形成する露光装置と、トナーを担持して回転可能であり、前記像担持体の表面に当接して現像部を形成し、前記現像部において前記像担持体の表面の前記静電像にトナーを供給して前記像担持体の表面にトナー像を形成する現像部材と、前記現像部材に現像電圧を印加する現像電圧印加部と、前記像担持体の表面に当接してクリーニング部を形成し、前記像担持体の表面から前記トナーを除去するクリーニング部材と、前記現像部における、前記帯電装置により帯電された前記像担持体の表面電位と、前記現像部材に印加される前記現像電圧と、の間の電位差であって、前記表面電位の方が前記現像電圧よりも前記トナーの正規の帯電極性と同極性側に高い電位差であるVbackを生成するように、前記帯電電圧印加部、前記現像電圧印加部及び前記露光装置のうち少なくとも一つを制御する制御部と、を有し、前記トナー像を前記像担持体の表面に形成する画像形成動作と、前記トナー像を前記像担持体の表面に形成しない非画像形成動作と、を行う画像形成装置において、前記制御部は、前記像担持体の回転が開始してから前記画像形成動作が開始するまでの前記非画像形成動作時又は前記画像形成動作が終了してから前記像担持体の回転が停止するまでの前記非画像形成動作時に、前記現像部材が前記像担持体に当接して回転している状態で、少なくとも前記現像部材の1周分に相当する時間、前記画像形成動作時の前記Vbackよりも小さい又は大きい前記Vbackを生成し、前記現像部材から前記像担持体の表面に移動した前記トナーを前記クリーニング部に供給する供給動作を実行するように制御することを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、非画像形成時に像担持体とクリーニング部材との当接部にトナーを供給して像担持体とクリーニング部材との間の摩擦力を低減し、クリーニング不良の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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