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公開番号2024141752
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053565
出願日2023-03-29
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20241003BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【目的】 印刷用紙の種類が切り替わり同じ搬送速度で印刷できないジョブにおいて、搬送速度を最適に制御する。
【解決手段】 印刷用紙の種類が切り替わるジョブにおいて、2部目以降は1部目のページ情報を参照することで用紙の搬送速度を決定する。すなわち、印刷前に用紙の坪量や用紙種類を含む印刷情報を所定ページ分取得し、取得した所定ページ分の情報に応じて用紙搬送速度を決定することで、印刷用紙の種類が切り替わるジョブにおいて、2部目以降は1部目と判定のページ数を変更し、また1部目のページ情報を参照することで搬送速度切り替え、用紙搬送時間を含めた印刷完了までの時間が早くなるよう制御する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の種類の用紙を連続して画像形成可能であり、用紙に画像を形成する際の用紙搬送速度を複数有する画像形成装置であって、
画像形成するページ毎の情報を外部装置から受信するページ情報受信部と、
前記ページ情報を複数ページ分保持する保持手段と、
前記保持手段に保持された情報を参照して前記複数の用紙搬送速度のうちどの速度で画像形成を行うかを決定する搬送速度決定部と、
前記搬送速度決定部にて決定した搬送速度に従って画像形成を行う画像形成部と、
を備えた画像形成装置において、
複数部の印刷物を画像形成する際、部の切れ目で、前記搬送速度決定部において速度を決めるためのページ情報のページ数を変更することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
複数の種類の用紙を連続して画像形成可能であり、用紙に画像を形成する際の用紙搬送速度を複数有する画像形成装置であって、
画像形成するページ毎の情報を外部装置から受信するページ情報受信部と、
前記ページ情報を複数ページ分保持する保持手段と、
前記保持手段に保持された情報を参照して前記複数の用紙搬送速度のうちどの速度で画像形成を行うかを決定する搬送速度決定部と、
前記搬送速度決定部にて決定した搬送速度に従って画像形成を行う画像形成部と、
を備えた画像形成装置において
複数部の印刷物を画像形成する際、
1部目は、前記搬送速度決定部は、前記ページ情報受信部が印刷ページの後に続く所定ページ分の情報を受信し、前記保持手段に所定ページ分の印刷ページ情報が保持されたのちに、保持された情報に基づいて印刷するページの搬送速度を決定し、
2部目以降は、前記ページ情報受信部が受信した1部目のページ情報に基づいて印刷するページの搬送速度を決定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記搬送速度決定部は、前記ページ情報に含まれる用紙サイズ、用紙種類、および、坪量のうち少なくとも1つの情報に基づいて、画像形成時の用紙の搬送速度を決定することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記搬送速度決定部が、搬送速度を決定する際の、前記保持手段に保持されるページ情報のページ数は利用者によって設定可能とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記搬送速度決定部は、1部目の印刷情報に基づいて2部目以降の画像形成時の用紙の搬送速度を決定する第一の動作モードと、1部目の搬送速度と2部目以降の搬送速度を同じになるように決定する第二の動作モードと、を有し、
前記第一と第二の動作モードは利用者によって設定可能とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
最近、異なる種類の用紙を使い分けながら一連の画像形成ジョブを実行し得る画像形成装置が実用化されている。例えば表紙には厚紙を用い、これらに挟まれた本文には薄紙を用いるといったことが可能な装置である。また、スキャナで複数の原稿群を一度にスキャンしておき、最初にスキャンした原稿群については薄紙で複写し、次にスキャンした原稿群については厚紙で複写するといったこともできる。これと同様に、パーソナルコンピュータ等のクライアント装置から供給される複数の画像データ毎に用紙の種類を変えてプリントする、といったことも実現できる。
【0003】
このような複数種類の用紙を使い分けるためには、定着器の定着温度や定着器を通過する際の定着速度を用紙に応じて調整する必要がある。熱容量の大きい厚手の用紙と、熱容量の小さい薄手の用紙の場合では、一定の定着性を保つために必要な熱量に差が生じるためである。従って、用紙の種類が変わった直後は、定着器の定着温度が所定の温度になるか、定着速度の変更が完了するまで画像形成ジョブを中断しなければならず、そのジョブが全て完了するまでに非常に長い時間がかかってしまうという問題がある。
【0004】
上記問題に対処するために、特許文献1では、定着器の定着温度を切り替えて画質を優先する画質優先モードと、各用紙種類に共通の定着器の定着温度で切り替えを行わずに印刷完了までの時間を優先する速度優先モードを設け、ユーザが選択したモードに基づいて動作を行う技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-321478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、各用紙種類に共通の定着器の温調温度を設定できないだけでなく、搬送速度を低速にしなければ一定の定着性を確保できない厚紙が存在することがある。この場合、定着器の温度切り替えだけなく、搬送速度の切り替えに要する時間もかかってしまう。一方で切り替えの時間をなくすためにずっと低速での搬送を行うと、薄紙の単位時間当たりの印刷枚数も減ってしまう。
【0007】
本発明の目的は、印刷用紙の種類が切り替わるページからなる複数部の印刷ジョブにおいて、必要以上に搬送速度を落とさず、かつ搬送速度切り替え回数を低減できる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、複数の種類の用紙を連続して画像形成可能であり、用紙に画像を形成する際の用紙搬送速度を複数有する画像形成装置であって、画像形成するページ毎の情報を外部装置から受信するページ情報受信部(CPU222)と、前記ページ情報を複数ページ分保持する保持手段(メモリ223)と、前記保持手段に保持された情報を参照して前記複数の用紙搬送速度のうちどの速度で画像形成を行うかを決定する搬送速度決定部(CPU222)と、前記搬送速度決定部にて決定した搬送速度に従って画像形成を行う画像形成部(画像形成装置101)と、を備えた画像形成装置において、複数部の印刷物を画像形成する際、部の切れ目で、前記搬送速度決定部(CPU222)において速度を決めるためのページ情報のページ数を変更することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数ページ分の印刷用紙の種類を印刷に先行して取得し、部ごとに判定ページ数を切り替えて搬送速度を選択することで、印刷用紙の種類が切り替わるページからなる複数部の印刷ジョブにおいて、必要以上に搬送速度を落とさず、かつ搬送速度切り替え回数を低減できる。これにより定着器の温調温度切り替えと搬送速度切り替え、印刷時間を含めた印刷完了までの時間が早くなるよう制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像処理システムの構成図である。
システム構成図である。
画像形成装置の構成図である。
モード設定操作画面図である。
モード毎の坪量、搬送速度、定着温度の関係表である。
全体フローチャートである。
印刷処理の基本フローチャートである。
印刷処理1のフローチャートである。
印刷処理1のフローチャートである。
印刷処理1のフローチャートである。
印刷処理2フローチャートである。
印刷処理2フローチャートである。
判定結果の例を示す概念図である。
判定結果の例を示す概念図である。
印刷ページを示す概念図である。
速度判定フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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