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公開番号2024129264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038351
出願日2023-03-13
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20240919BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】用紙の種類が異なる場合でも読取装置による安定した測色を可能とする画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、用紙に画像を印刷するエンジン制御部312と、エンジン制御部312により画像が印刷されて搬送パスを搬送される用紙からパッチ画像を読み取るカラーセンサ200と、カラーセンサ200によるパッチ画像の読取結果に基づいて、エンジン制御部312により印刷される画像の画像調整を行うプリンタコントローラ103と、を備える。プリンタコントローラ103は、用紙の種類に基づいて第1パッチ画像と第2パッチ画像とのいずれかに決定したパッチ画像を、エンジン制御部312に印刷させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
用紙に画像を印刷する画像形成手段と、
前記画像形成手段により画像が印刷されて搬送パスを搬送される前記用紙から画像調整用画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段による前記画像調整用画像の読取結果に基づいて、前記画像形成手段により印刷される画像の画像調整を行う調整手段と、
前記用紙の種類に基づいて第1の画像調整用画像と第2の画像調整用画像とのいずれかに決定した前記画像調整用画像を、前記画像形成手段に印刷させる制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記画像調整用画像は、前記用紙の搬送方向の先端側に設けられるトリガパッチ画像と、その後に設けられる複数のパッチ画像とを含み、
前記制御手段は、前記読取手段による前記トリガパッチ画像の読み取りタイミングを基準として、所定のタイミングで前記読取手段に前記複数のパッチ画像を連続して読み取らせることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記トリガパッチ画像と前記複数のパッチ画像の前記搬送方向の先端のパッチ画像との間には空白部分が設けられていることを特徴とする、
請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の画像調整用画像は、1つの前記トリガパッチ画像の後に前記複数のパッチ画像を含み、
前記第2の画像調整用画像は、第1トリガパッチ画像の後に設けられる前記複数のパッチ画像の所定のパッチ画像の間に第2トリガパッチ画像が設けられることを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第2の画像調整用画像は、前記第1トリガパッチ画像の後に設けられるパッチ画像の数と、前記第2トリガパッチ画像の後に設けられるパッチ画像の数とが同数になるように、前記第2トリガパッチ画像が設けられることを特徴とする、
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2の画像調整用画像は、前記用紙の先端から前記第1トリガパッチ画像までの距離が、前記用紙の先端から前記第1の画像調整用画像の前記トリガパッチ画像までの距離よりも短いことを特徴とする、
請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1の画像調整用画像の前記複数のパッチ画像の数と前記第2の画像調整用画像の前記複数のパッチ画像の数は同じであることを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1の画像調整用画像の前記複数のパッチ画像のそれぞれのサイズと前記第2の画像調整用画像の前記複数のパッチ画像のそれぞれのサイズは同じであることを特徴とする、
請求項7記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第2の画像調整用画像の前記複数のパッチ画像のそれぞれの前記搬送方向のサイズは、前記第1の画像調整用画像の前記複数のパッチ画像のそれぞれの前記搬送方向のサイズよりも大きいことを特徴とする、
請求項7記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御手段は、用紙の坪量が所定値よりも小さい場合に前記第1の画像調整用画像に画像調整用画像を決定し、前記坪量が前記所定値よりも大きい場合に前記第2の画像調整用画像に画像調整用画像を決定することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙に形成された画像を読み取る読取装置を内蔵する複写機、複合機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
商業印刷では、カラーマネジメントが重要視されている。そのために商業印刷に用いられる画像形成装置は、出力する成果物の色再現性を安定化させるだけでなく、画像形成装置の色認証等の測色の多様性が求められている。画像形成装置の色認証は、各国の認証機関(FOGRA、JapanColor等)で決められた所定数のパッチ画像を読み取って測色を行う必要がある。所定数は、例えば1000以上である。パッチ画像が印刷された用紙を、以下、「チャート用紙」という。
【0003】
パッチ画像の測色は、省力化のためにインラインで行うことが求められている。つまり、パッチ画像の測色を行うセンサは、画像形成装置内部に設けられることが好ましい。高精度な測色のために、多次色を分光反射率波形として検出する必要があり、分光カラーセンサによる測色をインラインで行う構成が提案されている(特許文献1)。高精度な測色のために、多次色を分光反射率波形として検出する分光カラーセンサを内蔵画像形成装置が天安されている(特許文献1)。この画像形成装置は、内蔵する分光カラーセンサにより、インライン測色が可能である。
【0004】
インライン測色は、成果物に対する付加価値向上のためにも行われる。付加価値には、例えば商業印刷で納品する成果物の印刷中の状態を示すための、印刷中の色味の安定性情報等がある。印刷中の色味の安定性情報は、例えばインライン測色による測色結果により得られる。色味は、色材だけでは決まらず、用紙の地合いや白色度といった用紙特性も影響する。そのためにインライン測色は、基準用紙のみならず、様々な種類の用紙に対しても行われる必要がある。
【0005】
インライン測色は、印刷ジョブの実行直前や印刷中に行われ、印刷の生産性を阻害しないように、測色にかかる時間を極力低減することが求められる。さらに、ヤレ紙削減の観点から、インライン測色の対象となる1枚のチャート用紙に多くのパッチ画像が印刷されていることが求められるため、用紙に印刷されるパッチ画像のサイズを必要最小限にする必要がある。パッチ画像のサイズは、測色に用いるセンサの応答性や、搬送中のチャート用紙から安定した測色を行うために必要なセンサの露光時間により決定される。このようにパッチ画像のサイズが決定されるため、用紙に印刷されるパッチ画像の数には限度がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-54324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
厚紙(一般的には坪量が300[gsm]以上の用紙)をローラにより搬送する際には、用紙の搬送抵抗が少ない略水平な搬送パスであっても、微少な滑りが発生する。これにより厚紙は、搬送速度が低下して、普通紙(一般的には坪量が300[gsm]未満の用紙)に比べて微少な搬送遅延が発生することがある。
【0008】
用紙を搬送しながら複数のパッチ画像の測色を行う場合、測色のトリガとなるトリガパッチ画像の検出を契機として所定回数分の測色を連続的に行うことが、1枚のチャート用紙内に配置できるパッチ画像数の最大化の点では効率的である。最初にトリガパッチ画像を検出した以降は、所定のタイミングで連続的に測色動作が繰り返される。そのために厚紙により生成されたチャート用紙の測色を行う場合、用紙の搬送速度の低下により測色位置の誤差が累積する。
【0009】
累積した測色位置の誤差が大きくなると、本来測色すべきパッチ画像に隣接するパッチ画像が測色される可能性がある。この場合、誤検出が発生する。このような誤検出を防止するために、通常想定されている速度誤差の分だけパッチ画像のサイズにマージンが設けられる。しかし、画像形成装置の基準用紙としての普通紙に対する厚紙の搬送遅延を考慮してパッチ画像のサイズを設定すると、1枚のチャート用紙に配置できるパッチ画像数が減少してヤレ紙が増加する。厚紙のチャート用紙に印刷するパッチ画像のサイズを普通紙のチャート用紙に印刷するパッチ画像のサイズよりも大きくすることができないために、厚紙に対する安定したインライン測色が困難となる。
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、用紙の種類が異なる場合でも読取装置による安定した測色を可能とする画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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