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公開番号2025023771
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023128208
出願日2023-08-04
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20250207BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】一次転写部の下流の電極部材にバイアスを印加可能な構成において、中間転写ベルト移動方向の上流側の第1の感光体及び下流側の第2の感光体のうち第2の感光体にのみトナー像を形成して画像を形成する際の二次転写効率の低下を抑制する。
【解決手段】所定の極性に帯電可能な第1、第2の感光体と、中間転写ベルトと、第1、第2の一次転写部材と、第1、第2の電極部材と、第1、第2の電極部材に上記所定の極性と同極性のバイアスを印加する印加部とを有し、第1、第2の感光体に形成されたトナー像を記録材Sに転写して記録材に画像を形成する画像形成を行う際に第2の電極部材に印加するバイアスの絶対値よりも、第1、第2の感光体のうち第2の感光体に形成されたトナー像のみを記録材に転写して記録材に画像を形成する画像形成を行う際に第2の電極部材に印加するバイアスの絶対値の方が小さくなるように、印加部を制御する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
所定の極性に帯電可能でありトナー像を担持する第1、第2の感光体と、
前記第1、第2の感光体に接触して第1、第2の一次転写部をそれぞれ形成し、前記第1、第2の一次転写部で前記第1、第2の感光体からそれぞれ一次転写されたトナー像を二次転写部で記録材に二次転写するために搬送する、周回移動可能な中間転写ベルトと、
前記中間転写ベルトの内周面に接触し、前記所定の極性とは逆極性の一次転写バイアスが印加されて、前記第1、第2の感光体から前記中間転写ベルトにトナー像をそれぞれ一次転写させる第1、第2の一次転写部材と、
前記中間転写ベルトの移動方向における前記第1、第2の一次転写部のそれぞれの下流側の隣接する位置で前記中間転写ベルトの内周面に接触する第1、第2の電極部材と、
前記第1、第2の電極部材に前記所定の極性と同極性のバイアスを印加する印加部と、
前記印加部を制御可能な制御部と、
を有し、
前記中間転写ベルトの移動方向において前記第1の感光体は前記第2の感光体よりも上流側に配置されており、
前記制御部は、前記第1、第2の感光体に形成されたトナー像を記録材に転写して記録材に画像を形成する画像形成を行う際に前記第2の電極部材に印加するバイアスの絶対値よりも、前記第1、第2の感光体のうち前記第2の感光体に形成されたトナー像のみを記録材に転写して記録材に画像を形成する画像形成を行う際に前記第2の電極部材に印加するバイアスの絶対値の方が小さくなるように、前記印加部を制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記第2の感光体は、前記画像形成装置が有する複数の感光体のうち前記中間転写ベルトの移動方向において最下流に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1の感光体上には、ブラック以外の色のトナーでトナー像が形成され、前記第2の感光体上には、ブラックのトナーでトナー像が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1、第2の感光体に形成されたトナー像を記録材に転写して記録材に画像を形成する画像形成を行う際に、前記第1の電極部材に印加するバイアスの絶対値よりも前記第2の電極部材に印加するバイアスの絶対値の方が小さくなるように、前記印加部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
環境を検知する環境検知手段を有し、
前記制御部は、前記環境検知手段による検知結果が示す湿度が、第1の湿度である場合よりも、前記第1の湿度よりも高い第2の湿度である場合の方が、前記第1、第2の感光体のうち前記第2の感光体に形成されたトナー像のみを記録材に転写して記録材に画像を形成する画像形成を行う際に前記第2の電極部材に印加するバイアスの絶対値が小さくなるように、前記印加部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いたカラー複写機、カラープリンタ、カラー複合機などの画像形成装置として、装置の小型化や、様々な記録材への対応が比較的容易であるといった利点を有することから、中間転写方式を採用した画像形成装置が主流となっている。また、中間転写方式の画像形成装置として、複数の感光ドラム(ドラム型の感光体)と、中間転写ベルト(無端ベルト状の中間転写体)と、を有するタンデム型のものがある。このような画像形成装置では、複数の感光ドラム上に形成されたトナー像は、一次転写部において順次中間転写ベルト上に静電的に一次転写される。また、中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像は、二次転写部において紙などの記録材上に静電的に二次転写される。なお、一次転写部周りの部材の配置などに関して、上流、下流とは、特に別に言及しない場合、中間転写ベルトの搬送方向に関する上流、下流をいうものとする。また、便宜上、電圧や電位の大小(高低)は、特に別に言及しない場合、絶対値で比較した場合の大小(高低)をいうものとする。
【0003】
このような画像形成装置において、中間転写ベルト上のトナーは、一次転写部の下流において、中間転写ベルトと感光ドラムとの間の放電を受けて、帯電量が上昇する傾向がある。そして、本発明者らが検討を進めたところ、中間転写ベルト上のトナーの帯電量が上昇することで、中間転写ベルトとの間の鏡映力が上昇し、二次転写部においてトナーを記録材に転写することが難しくなることがわかった。例えば、二次転写部においてトナーを記録材に転写するのに必要な二次転写電界が大きくなることで、画像の粒状性が悪化したり、表面に凹凸のあるエンボス紙などへの均一なトナーの転写が難しくなったりする。
【0004】
ここで、特許文献1では、一次転写部の下流かつ中間転写ベルトの内周面側に導電性の当接板を設け、この当接板に感光ドラムの帯電極性と同極性のバイアスを印加する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-57963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のような一次転写部の下流におけるトナーの帯電量の上昇を抑制するためには、一次転写部の下流における放電を抑制することが有効である。
【0007】
特許文献1には、一次転写部の下流における放電を抑制することについては言及されていない。しかし、本発明者らが検討を進めたところ、一次転写部の下流における放電を抑制するためには、一次転写部の下流かつ中間転写ベルトの内周面側に導電性の電極部材である電位規制部材を配置し、この電位規制部材に感光ドラムの帯電極性と同極性のバイアス(ここでは、「電位規制バイアス」ともいう。)を印加することが有効であることがわかった。
【0008】
一次転写部の下流における放電を効果的に抑制し、二次転写性を向上させるためには、電位規制部材を一次転写部に近づけ、かつ、感光ドラムの帯電極性と同極性のバイアスを高くすることが望ましいと考えられる。
【0009】
しかしながら、本発明者らが更に検討を進めたところ、次のようなことがわかった。タンデム型の画像形成装置は、フルカラー画像の形成が可能なフルカラーモードと、ブラック単色画像の形成が可能なブラック単色モードと、で画像形成を行うことが可能とされることがある。そして、フルカラーモードでは、電位規制部材を用いることで、比較的低い二次転写電界の強度で2色ベタ(例えば、マゼンタ+シアン)のトナー像などの有彩色のトナー像の二次転写効率を確保することができるようになる。ところが、電位規制部材を用いた場合に、ブラック単色モードでは、ブラックのトナー像の二次転写効率が低下することがあることがわかった。本発明者らの検討によると、これは、ブラック単色モードにおいてフルカラーモードと同じ設定の電位規制バイアスを電位規制部材に印加していることに起因するものであると考えられる。
【0010】
そこで、本発明の目的は、一次転写部の下流の電極部材にバイアスを印加可能な構成において、上流側の第1の感光体及び下流側の第2の感光体のうち第2の感光体にのみトナー像を形成して画像を形成する際の二次転写効率の低下を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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