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公開番号2025022524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023127192
出願日2023-08-03
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250206BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】除電したシートを複数の排出トレイに分けて排出する場合に、シートの積載不良やシートの搬送不良が生じるのを抑制する。
【解決手段】接触型除電装置による除電を行う場合に、接触型除電装置に印加する電圧を搬送先が下トレイであるか上トレイであるかに応じて変更する。電圧を印加することで接触型除電装置はシートの除電を行うが、下トレイに至る搬送パスの長さが上トレイに至る搬送パスの長さよりも長い場合、搬送先が下トレイである場合に印加する電圧を、搬送先が上トレイである場合に印加する電圧よりも大きくする。接触型除電装置に印加する電圧は、シートの種別に応じた基準電圧が搬送先に応じて決められた調整値に基づいて補正された電圧である。これにより、シートは過除電されるが、下トレイに到達するまでに過除電されたシートの帯電量は低減されることから、シートの積載不良やシートの搬送不良が生じるのを抑制できる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体にトナー像を形成する画像形成部と、
前記像担持体に当接して転写ニップ部を形成し、転写電圧の印加により前記転写ニップ部を通過するシートに対し前記像担持体上のトナー像を転写する転写部材と、
シートの搬送方向において前記転写ニップ部よりも下流側に配置され、電圧の印加により前記転写ニップ部を通過したシートから前記シートに帯電した電荷を除電する除電部と、
前記除電部を通過したシートが搬送される第一搬送路と、
前記第一搬送路を搬送されたシートを排出する第一排出部と、
前記除電部を通過したシートが搬送される、前記第一搬送路と異なる経路の第二搬送路と、
前記第二搬送路を搬送されたシートを排出する第二排出部と、
前記除電部に印加する電圧を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、シートを前記第一排出部に排出する場合と、シートを前記第二排出部に排出する場合とに応じて、前記除電部に印加する電圧を変更する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記除電部から前記第一排出部に至る前記第一搬送路の長さは、前記除電部から前記第二排出部に至る前記第二搬送路の長さよりも長く、
シートを前記第一排出部に排出する場合に前記除電部に印加する電圧は、シートを前記第二排出部に排出する場合に前記除電部に印加する電圧よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第一搬送路は、樹脂により形成されてシートを案内する第一案内部材により形成され、
前記第二搬送路は、金属により形成されてシートを案内する第二案内部材により形成され、
シートを前記第一排出部に排出する場合に前記除電部に印加する電圧は、シートを前記第二排出部に排出する場合に前記除電部に印加する電圧よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
シートを前記第一排出部に排出する場合に前記除電部に印加する電圧を調整するための第一調整値と、シートを前記第二排出部に排出する場合に前記除電部に印加する電圧を調整するための第二調整値とを入力可能な入力部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、シートの種別毎に決められた基準電圧を、前記入力部により入力された前記第一調整値及び前記第二調整値に基づいて補正して、前記除電部に印加する電圧に調整する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記入力部は、シートの種別毎に前記第一調整値と前記第二調整値とを入力可能である、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
シートの種別毎に前記第一調整値と前記第二調整値とを表示可能な表示部を備える、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記除電部は、搬送されるシートに接触して電荷を除電する接触型除電部と、前記接触型除電部よりもシートの搬送方向下流側に設けられ、前記接触型除電部により除電された後のシートの残電荷を非接触な状態で除電する非接触型除電部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記接触型除電部に印加する電圧を変更する、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを除電する除電装置を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、シートにトナー像を転写する際に高い転写電圧が印加されることから、転写後のシートは帯電し得る。転写後のシートを除電しないと、シートが排出トレイに排出される際に排出トレイ上に先に積載されたシートに静電吸着し積載不良が生じたり、あるいは排出トレイに向け搬送中のシートが搬送途中で静電吸着し搬送不良が生じたりする虞があった。そこで、画像形成装置には、転写後にシートを除電する除電装置が設けられている(特許文献1)。除電装置による高いシートの除電効果を得るには、除電に最適な電圧を印加する必要があり、この電圧は例えばシートの種別に応じて設定されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-167169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来では除電したシートを複数の排出トレイに分けて排出する場合に、上記した電圧を印加しても、排出トレイによってはシートの積載不良やシートの搬送不良が生じることがあった。
【0005】
本発明は上記問題に鑑みてなされ、除電装置により除電したシートを複数の排出トレイに分けて排出する場合に、シートの積載不良やシートの搬送不良が生じるのを抑制できる画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成する画像形成部と、前記像担持体に当接して転写ニップ部を形成し、転写電圧の印加により前記転写ニップ部を通過するシートに対し前記像担持体上のトナー像を転写する転写部材と、シートの搬送方向において前記転写ニップ部よりも下流側に配置され、電圧の印加により前記転写ニップ部を通過したシートから前記シートに帯電した電荷を除電する除電部と、前記除電部を通過したシートが搬送される第一搬送路と、前記第一搬送路を搬送されたシートを排出する第一排出部と、前記除電部を通過したシートが搬送される、前記第一搬送路と異なる経路の第二搬送路と、前記第二搬送路を搬送されたシートを排出する第二排出部と、前記除電部に印加する電圧を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、シートを前記第一排出部に排出する場合と、シートを前記第二排出部に排出する場合とに応じて、前記除電部に印加する電圧を変更する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、除電部により除電したシートを第一排出部と第二排出部に分けて排出する場合に、シートの積載不良やシートの搬送不良が生じるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の画像形成装置を示す概略図。
画像形成装置の制御系を示すブロック図。
接触型除電装置を示す模式図。
(a)シート通過前の非接触型除電装置を示す模式図、(b)シート通過時の非接触型除電装置を示す模式図。
除電電圧調整処理を示すフローチャート。
(a)調整値表示画面を示す図、(b)調整値入力画面を示す図。
(a)シート種別選択画面を示す図、(b)シート設定画面を示す図、(c)調整値表示画面を示す図、(d)調整値入力画面を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<画像形成装置>
以下、本実施形態の画像形成装置について説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。図1に示す画像形成装置101は、電子写真方式のタンデム型のフルカラープリンタである。図1に示すように、画像形成装置101は、印刷装置102と除電装置103とフィニッシャ104とを備えている。なお、ここでは、印刷装置102と除電装置103とフィニッシャ104とをそれぞれ別体の筐体に構成し、それらを連結したものを例に示したが、これに限らない。例えば、印刷装置102と除電装置103とフィニッシャ104は、同じ筐体に設けられてよい。
【0010】
印刷装置102は、図示を省略した例えば印刷装置102に接続された原稿読取装置や、パーソナルコンピュータ等の外部機器から送られる画像データに基づいてトナー像をシートに形成する。印刷装置102には、各種シートを収容可能なカセット111、112からシートが供給される。カセット111、112からは、収容されたシートの最上位の一枚のみが搬送パス113へ搬送される。なお、シートとしては、薄紙、普通紙、厚紙、ラフ紙、凹凸紙、コート紙等のシート材が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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