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公開番号2025023666
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023127999
出願日2023-08-04
発明の名称露光装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/447 20060101AFI20250207BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ロッドレンズアレイに対する発光素子配列の配置を最適化して露光装置の光量むらを抑制すること。
【解決手段】露光装置は、発光素子配列を各々有する複数の発光チップが感光体の軸方向と平行な基準線に沿って千鳥状に配置されたプリント基板と、前記複数の発光チップからの光を前記感光体の表面上に結像させるロッドレンズアレイと、を備え、前記ロッドレンズアレイは、稠密に配置された2列のレンズからなり、前記基準線は、前記プリント基板上で、前記ロッドレンズアレイの第1レンズ列の中心線と第2レンズ列の中心線との中央に位置し、前記ロッドレンズアレイのレンズ径に対する、前記感光体の周方向における前記発光素子配列の幅の割合は、約0.28であり、前記基準線と各発光素子配列との間の間隔は、前記レンズ径の0.56倍から0.84倍までの範囲に属する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
露光装置であって、
発光素子配列を各々有する複数の発光チップが感光体の軸方向と平行な基準線に沿って千鳥状に配置されたプリント基板と、
前記複数の発光チップからの光を前記感光体の表面上に結像させるロッドレンズアレイと、
を備え、
前記ロッドレンズアレイは、稠密に配置された2列のレンズからなり、
前記基準線は、前記プリント基板上で、前記ロッドレンズアレイの第1レンズ列の中心線と第2レンズ列の中心線との中央に位置し、
前記ロッドレンズアレイのレンズ径に対する、前記感光体の周方向における前記発光素子配列の幅の割合は、約0.28であり、
前記基準線と各発光素子配列との間の間隔は、前記レンズ径の0.56倍から0.84倍までの範囲に属する、
露光装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記基準線から第1距離だけ離れた第1位置で測定される前記ロッドレンズアレイの前記軸方向の光透過率分布は、第1パターンの位相変化を示し、
前記基準線から第2距離だけ離れた第2位置で測定される前記ロッドレンズアレイの前記軸方向の光透過率分布は、第2パターンの位相変化を示し、
前記周方向における前記発光素子配列の前記幅が前記第1位置及び前記第2位置の双方を含むことにより、前記第1パターンの位相変化及び前記第2パターンの位相変化が少なくとも部分的に互いに打ち消される、
請求項1に記載の露光装置。
【請求項3】
前記ロッドレンズアレイの前記レンズ径は、約300マイクロメートルであり、
前記周方向における前記発光素子配列の前記幅は、約84マイクロメートルである、
請求項1に記載の露光装置。
【請求項4】
前記発光素子配列は、前記周方向に4つの発光素子を有し、前記周方向における前記発光素子のピッチは、約21.16マイクロメートルである、請求項3に記載の露光装置。
【請求項5】
前記発光素子配列は、有機EL(Electro Luminescence)素子の配列である、請求項1に記載の露光装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の露光装置と、
前記感光体と、
を含む画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、露光装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、回転駆動される感光体を露光することで感光体に静電潜像を形成し、当該静電潜像をトナーで現像することにより画像を形成する。なかでも、発光素子配列からの光をロッドレンズアレイを利用して感光体の表面上に結像させる固体露光型の露光装置は、レーザ走査型の露光装置と比較して小型化、静音性の向上及び低コスト化が容易であるために注目を集めている。
【0003】
特許文献1は、固体露光型の露光装置の一例を開示している。特許文献1の露光装置では、発光ダイオード(LED)の配列を各々有する複数の発光チップが、発光チップ間の切れ目をなくすために、感光体の軸方向と平行に千鳥状に配置されている。特許文献1は、発光チップの間の光量差に起因する画像のむら(光量むら)を、テストチャートの読取結果に基づいて光量を補正することにより抑制することを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-1679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、光量むらの原因は、発光チップの間の光量差だけではない。例えば、ロッドレンズアレイの光透過率は、光がどの位置から入射するかに依存し、必ずしも空間的に均一ではない。そのため、ロッドレンズアレイに対して発光素子配列をどこに配置するかが光量むらの程度を左右することになるが、ロッドレンズアレイの光透過率の観点で発光素子配列の配置を最適化しようとする提案は、これまでに知られていない。
【0006】
本発明は、ロッドレンズアレイに対する発光素子配列の配置を最適化して露光装置の光量むらを抑制しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ある観点によれば、露光装置であって、発光素子配列を各々有する複数の発光チップが感光体の軸方向と平行な基準線に沿って千鳥状に配置されたプリント基板と、前記複数の発光チップからの光を前記感光体の表面上に結像させるロッドレンズアレイと、を備え、前記ロッドレンズアレイは、稠密に配置された2列のレンズからなり、前記基準線は、前記プリント基板上で、前記ロッドレンズアレイの第1レンズ列の中心線と第2レンズ列の中心線との中央に位置し、前記ロッドレンズアレイのレンズ径に対する、前記感光体の周方向における前記発光素子配列の幅の割合は、約0.28であり、前記基準線と各発光素子配列との間の間隔は、前記レンズ径の0.56倍から0.84倍までの範囲に属する、
露光装置が提供される。前記露光装置と、前記感光体と、を含む画像形成装置もまた提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ロッドレンズアレイに対する発光素子配列の配置を最適化して露光装置の光量むらを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る画像形成装置の概略的な構成を示す構成図。
一実施形態に係る感光体及び露光ヘッドの構成についての説明図。
一実施形態に係る露光ヘッドのプリント基板の構成についての説明図。
一実施形態に係る発光チップの概略的な構成を示す平面図。
一実施形態に係る発光素子の構成の一例を示す断面図。
一実施形態に係る露光装置の制御構成を示す回路図。
一実施形態に係る発光チップのレジスタへのアクセスに関連する信号チャート。
一実施形態に係る発光チップへの画像データの送信に関連する信号チャート。
一実施形態に係る発光チップの詳細な回路構成を示す機能ブロック図。
階段状に配列された発光素子による多重露光についての説明図。
ロッドレンズアレイと発光素子配列との間の位置関係についての説明図。
基準線と直交する方向における異なる2つの位置で測定されたロッドレンズアレイの光透過率分布を示すグラフ。
ある条件下で測定された、基準線と発光素子配列との間の間隔に応じた光量の振幅を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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