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公開番号2025017456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120478
出願日2023-07-25
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04N 23/52 20230101AFI20250130BHJP(電気通信技術)
要約【課題】光学フィルタを内蔵する撮像装置において、光学フィルタに付着した異物をより好適に除去できる技術を提供する。
【解決手段】本発明の撮像装置は、光学フィルタと、前記光学フィルタを保持し、撮像光束が前記光学フィルタを通過する第1の位置と、前記撮像光束が前記光学フィルタを通過しない第2の位置との間で移動可能な保持部材と、前記保持部材の移動中に、前記光学フィルタの面に接触しながら当該面上を相対的に移動する弾性部材とを有し、前記保持部材の面における、前記保持部材が前記第1の位置または前記第2の位置にあるときに前記弾性部材が接触する部分は、前記光学フィルタの面よりも粗い。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
光学フィルタと、
前記光学フィルタを保持し、撮像光束が前記光学フィルタを通過する第1の位置と、前記撮像光束が前記光学フィルタを通過しない第2の位置との間で移動可能な保持部材と、
前記保持部材の移動中に、前記光学フィルタの面に接触しながら当該面上を相対的に移動する弾性部材と
を有し、
前記保持部材の面における、前記保持部材が前記第1の位置または前記第2の位置にあるときに前記弾性部材が接触する部分は、前記光学フィルタの面よりも粗い
ことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記保持部材において、前記光学フィルタと前記弾性部材が接触する前記部分との間に、前記光学フィルタの前記面よりも前記撮像光束が前記光学フィルタを通過する方向にくぼんだ凹部が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記凹部は、前記光学フィルタから前記弾性部材が接触する前記部分に向かって立ち上がる斜面を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記弾性部材が接触する前記部分に凹凸が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記弾性部材が接触する前記部分には、前記凹凸による溝が形成されており、
前記溝において、前記光学フィルタから遠い側の壁部は、前記保持部材の移動方向と斜めに交差する方向に延伸しており、前記光学フィルタに近い側の壁部が、前記保持部材の移動方向に直交する方向に延伸する部分を含む
ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記弾性部材が接触する前記部分に対して、前記保持部材の前記第1の位置と前記第2の位置との間の移動方向に垂直な方向の側に、前記弾性部材によって前記弾性部材が接触する前記部分に移動された前記光学フィルタの前記面に付着した異物を集積する集積部材が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記保持部材の前記第1の位置と前記第2の位置との間の移動方向において、前記集積部材の幅が前記弾性部材の幅よりも大きい、ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記弾性部材は、前記撮像光束が前記光学フィルタを通過する領域外に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学フィルタが内蔵されたデジタルカメラなどの撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラの動画撮影機能の向上に伴い、ミラーレス一眼カメラのようなレンズ交換式デジタルカメラを用いて、動画撮影を行うユーザーが増えている。また、レンズと大判センサの組み合わせにより、ボケや豊かなダイナミックレンジを活かした動画表現が可能なデジタルカメラが用いられている。日中の屋外などの明るい環境下における撮影では、明るさがセンサのダイナミックレンジの上限値を超えて、画像情報が失われる白飛びと呼ばれる画質劣化が生じる。センサの感度調整によりこの画質劣化を低減することは可能であるが、調整しきれない場合もある。そこでセンサに入射する撮像光束の光量を減少させて撮影することが一般的である。
【0003】
センサの入射光の光量を減少させる方法として、レンズ絞りを絞り込むことが挙げられるが、この方法では被写界深度も深くなるため、レンズ性能を活かしたボケ表現が難しくなる。また、シャッタースピードを上げることでもセンサの入射光の光量を減少させることは可能である。しかしながら、動きの速い被写体を撮像する場合、シャッタースピードを上げると、各コマの被写体ブレの少ない静止画が連続するため、滑らかさが失われてちらつきが生じた映像(動画)が得られることがある。
【0004】
そこで、動画撮影においてND(Neutral Density)フィルタ(減光フィルタとも呼ぶ
)がよく使用される。NDフィルタは、撮像画像における発色に大きな影響を与えずに光量を低減する物理的な光学フィルタであり、明るい撮像環境においてもシャッタースピードや絞り値の変更の自由度を高め、動画撮影の表現の幅を広げることができる。
【0005】
また、NDフィルタをカメラ内に搭載し、センサに対してNDフィルタを進退可能に構成にしたカメラも提案されている。しかしながら、NDフィルタがカメラ内を移動する際に、カメラ内のゴミがNDフィルタに付着することがある。
【0006】
そこで、図9に示すように、カメラに内蔵されたNDフィルタに付着した異物を清掃板により除去する構成が提案されている(特許文献1)。図9は、特許文献1に係るカメラに内蔵された異物除去装置900の概略構成図である。異物除去装置900は、NDフィルタ901、清掃板902、保持部903、ガイド904、リードスクリュ905、粘着部材906、907、モータ908を有する。清掃板902は、NDフィルタ901の表面に当接するように一端が保持部903に接続されており、他端がガイド904に係合されている。保持部903は、リードスクリュ905に係合されており、モータ908の回転によってリードスクリュ905が回転することで、リードスクリュ905に沿って移動する。また、NDフィルタ901を挟む位置に粘着部材906、907が清掃板902と当接可能に配置されている。清掃板902は、保持部903の移動に伴ってNDフィルタ901、粘着部材906、907上を移動する。
【0007】
NDフィルタ901の表面に付着した異物は、清掃板902によって捕捉された後、清掃板902が粘着部材906、907上に移動されて、粘着部材906、907によって捕捉される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2010-226526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記の特許文献1に係る異物除去装置では、粘着部材の粘着力によっては、清掃板902によって捕捉された異物が粘着部材によって捕捉されずにNDフィルタに戻ってしまうことがある。また、粘着部材906、907の粘着力を強くすると、清掃板902がスムーズに動かず、破損してしまうことがある。
【0010】
本発明は、光学フィルタを内蔵する撮像装置において、光学フィルタに付着した異物をより好適に除去できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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