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公開番号
2025015049
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118137
出願日
2023-07-20
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20250123BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像調整動作の検知精度を保ちつつ、実行時間を削減すること。
【解決手段】パッチパターンは、パッチパターンに含まれる先頭のパッチ(60K0)から後尾のパッチ(61YD)までの長さが、中間転写ベルト12の搬送方向Drにおける長さである周長Lbよりも長いものであり、エンジン制御部203は、パッチパターンに含まれるパッチのうち、周長Lbよりも短い範囲(T1~T2)に含まれるパッチ(61KL、61CL、61ML、61YL)を第1濃度(低濃度)で形成し、周長Lbよりも長い範囲(T2~T3)に含まれるパッチ(61KD、61CD、61MD、61YD)を第1濃度よりも濃い第2濃度(高濃度)で形成し、画像調整制御を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
画像濃度を調整するための複数のトナー像を含む調整用トナー像を形成する形成手段と、
前記形成手段により表面に前記調整用トナー像が形成される中間転写体と、
前記中間転写体の前記表面又は前記調整用トナー像を検知する検知手段と、
前記調整用トナー像を前記検知手段により検知した結果に基づいて前記画像濃度の調整を含む画像調整制御を行う制御手段と、
を備える画像形成装置であって、
前記調整用トナー像は、前記調整用トナー像に含まれる先頭のトナー像から後尾のトナー像までの長さが、前記中間転写体の搬送方向における長さである周長よりも長いものであり、
前記制御手段は、前記調整用トナー像に含まれるトナー像のうち、前記周長よりも短い範囲に含まれるトナー像を第1濃度で形成し、前記周長よりも長い範囲に含まれるトナー像を前記第1濃度よりも濃い第2濃度で形成し、前記画像調整制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記画像濃度を調整するための複数のトナー像を第1トナー像群としたとき、
前記調整用トナー像は、複数の色の色ずれを調整するための複数のトナー像を含む第2トナー像群を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
画像調整を行うための複数のトナー像を含む調整用トナー像を形成する形成手段と、
前記形成手段により表面に前記調整用トナー像が形成される中間転写体と、
前記中間転写体の前記表面又は前記調整用トナー像を検知する第1検知手段と、
前記中間転写体上の前記調整用トナー像を除去する除去手段と、
前記調整用トナー像を前記第1検知手段により検知した結果に基づいて画像調整制御を行う制御手段と、
を備える画像形成装置であって、
前記除去手段によって前記調整用トナー像を除去した後に前記中間転写体上にトナーが残っているか否かを検知する第2検知手段を備え、
前記調整用トナー像は、前記調整用トナー像に含まれる先頭のトナー像から後尾のトナー像までの長さが、前記中間転写体の搬送方向における長さである周長よりも長いものであり、
前記制御手段は、前記調整用トナー像に含まれるトナー像のうち、前記除去手段によって前記周長よりも短い範囲に含まれるトナー像を除去した後に、前記第2検知手段によりトナーが残っているか否かを検知することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
前記第2検知手段が前記中間転写体上にトナーが残っていることを検知した場合、
前記制御手段は、前記除去手段により前記中間転写体上に残っているトナーを除去した後、前記調整用トナー像のうち前記周長よりも長い範囲に含まれるトナー像を前記形成手段により形成させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記除去手段によって除去する前に前記周長よりも短い範囲に含まれるトナー像を前記第1検知手段によって検知した結果と、前記除去手段により前記中間転写体上に残っているトナーを除去した後に前記形成手段により形成された前記周長よりも長い範囲に含まれるトナー像を前記第1検知手段によって検知した結果と、に基づいて前記画像調整制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2検知手段が前記中間転写体上にトナーが残っていることを検知した場合、
前記制御手段は、前記除去手段によって除去する前に前記周長よりも短い範囲に含まれるトナー像を前記第1検知手段によって検知した結果に基づいて前記画像調整制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項7】
画像調整を行うための複数のトナー像を含む調整用トナー像を形成する形成手段と、
前記形成手段により表面に前記調整用トナー像が形成される中間転写体と、
前記中間転写体の前記表面又は前記調整用トナー像を検知する検知手段と、
前記中間転写体上の前記調整用トナー像を除去する除去手段と、
前記調整用トナー像を前記検知手段により検知した結果に基づいて画像調整制御を行う制御手段と、
を備える画像形成装置であって、
前記中間転写体上に形成された前記調整用トナー像を前記除去手段によって除去した後にクリーニング不良が発生するか否かを予測する予測手段を備え、
前記調整用トナー像は、前記調整用トナー像に含まれる先頭のトナー像から後尾のトナー像までの長さが、前記中間転写体の搬送方向における長さである周長よりも長いものであり、
前記制御手段は、
前記予測手段により前記クリーニング不良が発生すると予測された場合、前記除去手段により前記中間転写体上に残っているトナーを除去した後、前記調整用トナー像のうち前記周長よりも長い範囲に含まれるトナー像を前記形成手段により形成させる第1制御を実施し、
前記予測手段により前記クリーニング不良が発生しないと予測された場合、前記調整用トナー像に含まれるトナー像のうち前記周長よりも長い範囲に含まれるトナー像を形成する第2制御を実施する、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記調整用トナー像は、画像濃度を調整するための複数のトナー像を含み、
前記制御手段は、前記第2制御において、前記調整用トナー像に含まれるトナー像のうち前記周長よりも短い範囲に含まれるトナー像を第1濃度で形成し、前記周長よりも長い範囲に含まれるトナー像を前記第1濃度よりも濃い第2濃度で形成し、前記画像調整を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像濃度を調整するための複数のトナー像を第1トナー像群としたとき、
前記調整用トナー像は、複数の色の色ずれを調整するための複数のトナー像を含む第2トナー像群を含むことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記第1制御において、前記除去手段によって除去する前に前記周長よりも短い範囲に含まれるトナー像を前記検知手段によって検知した結果と、前記除去手段により前記中間転写体上に残っているトナーを除去した後に前記形成手段により形成された前記周長よりも長い範囲に含まれるトナー像を前記検知手段によって検知した結果と、に基づいて前記画像調整制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、例えば、画像調整制御に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置では、正確な色再現性や色味安定性を実現するため、色ずれ補正と画像濃度調整を自動で行う画像調整機能を有している。画像調整機能は、回転体であるベルト上に複数の測定用画像(パッチ)を形成し、そのパッチを画像形成装置内に設けられたセンサによって検知する。画像調整機能は、パッチの検知タイミングやトナーの付着量を元に、色ずれ量や濃度を算出し、算出結果に基づいて最適な作像条件を決定する。また、例えば特許文献1のように、パッチ形成制御や検知制御では、色ずれ補正とともに画像濃度調整を行うことで実行時間を短縮することができる。
【0003】
画像調整機能でベルト上に形成されたパッチは、センサで検知した後クリーニング部によってベルト上から除去される。このとき、クリーニング部で完全にパッチを除去できず、ベルト上にトナーが残ってしまうことがあった。この様なクリーニング不良が生じた箇所に画像調整機能のパッチを形成すると、残留したトナーの影響で検知精度が低下するおそれがあった。そのため、画像調整機能のパッチはベルト1周以内で形成されることが一般的となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-106418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、検知精度を上げるためにパッチ数を増やす必要があることや、装置の小型化によりベルト長が短くなった影響で、パッチパターンがベルト1周に収まらないという課題が生じている。この場合、ベルト1周以内に収まるようにパッチパターンを複数に分割し、画像調整機能とクリーニングを交互に行う必要があるため、画像調整機能の実行時間が長くなってしまうという課題がある。
【0006】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、画像調整機能の検知精度を保ちつつ、実行時間を削減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0008】
(1)画像濃度を調整するための複数のトナー像を含む調整用トナー像を形成する形成手段と、前記形成手段により表面に前記調整用トナー像が形成される中間転写体と、前記中間転写体の前記表面又は前記調整用トナー像を検知する検知手段と、前記調整用トナー像を前記検知手段により検知した結果に基づいて前記画像濃度の調整を含む画像調整制御を行う制御手段と、を備える画像形成装置であって、前記調整用トナー像は、前記調整用トナー像に含まれる先頭のトナー像から後尾のトナー像までの長さが、前記中間転写体の搬送方向における長さである周長よりも長いものであり、前記制御手段は、前記調整用トナー像に含まれるトナー像のうち、前記周長よりも短い範囲に含まれるトナー像を第1濃度で形成し、前記周長よりも長い範囲に含まれるトナー像を前記第1濃度よりも濃い第2濃度で形成し、前記画像調整制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
【0009】
(2)画像調整を行うための複数のトナー像を含む調整用トナー像を形成する形成手段と、前記形成手段により表面に前記調整用トナー像が形成される中間転写体と、前記中間転写体の前記表面又は前記調整用トナー像を検知する第1検知手段と、前記中間転写体上の前記調整用トナー像を除去する除去手段と、前記調整用トナー像を前記第1検知手段により検知した結果に基づいて画像調整制御を行う制御手段と、を備える画像形成装置であって、前記除去手段によって前記調整用トナー像を除去した後に前記中間転写体上にトナーが残っているか否かを検知する第2検知手段を備え、前記調整用トナー像は、前記調整用トナー像に含まれる先頭のトナー像から後尾のトナー像までの長さが、前記中間転写体の搬送方向における長さである周長よりも長いものであり、前記制御手段は、前記調整用トナー像に含まれるトナー像のうち、前記除去手段によって前記周長よりも短い範囲に含まれるトナー像を除去した後に、前記第2検知手段によりトナーが残っているか否かを検知することを特徴とする画像形成装置。
【0010】
(3)画像調整を行うための複数のトナー像を含む調整用トナー像を形成する形成手段と、前記形成手段により表面に前記調整用トナー像が形成される中間転写体と、前記中間転写体の前記表面又は前記調整用トナー像を検知する検知手段と、前記中間転写体上の前記調整用トナー像を除去する除去手段と、前記調整用トナー像を前記検知手段により検知した結果に基づいて画像調整制御を行う制御手段と、を備える画像形成装置であって、前記中間転写体上に形成された前記調整用トナー像を前記除去手段によって除去した後にクリーニング不良が発生するか否かを予測する予測手段を備え、前記調整用トナー像は、前記調整用トナー像に含まれる先頭のトナー像から後尾のトナー像までの長さが、前記中間転写体の搬送方向における長さである周長よりも長いものであり、前記制御手段は、前記予測手段により前記クリーニング不良が発生すると予測された場合、前記調整用トナー像に含まれるトナー像のうち前記中間転写体上に形成された前記周長よりも短い範囲に含まれるトナー像を前記除去手段によって除去した後、前記除去手段により前記中間転写体上に残っているトナーを除去し、その後、前記調整用トナー像のうち前記周長よりも長い範囲に含まれるトナー像を前記形成手段により形成させる第1制御を実施し、前記予測手段により前記クリーニング不良が発生しないと予測された場合、前記調整用トナー像に含まれるトナー像のうち前記中間転写体上に形成された前記周長よりも短い範囲に含まれるトナー像を前記除去手段によって除去した後、前記調整用トナー像に含まれるトナー像のうち前記周長よりも長い範囲に含まれるトナー像を形成する第2制御を実施する、ことを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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