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公開番号2024134680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023044999
出願日2023-03-22
発明の名称画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20240927BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】通常印刷モードの後にラミネート印刷モードを続けて実行する場合であっても、無駄な消費電力を生じさせることなく、生産性が低下する不具合を軽減する。
【解決手段】画像形成装置1によって印刷され搬送されたシートPに対して、ラミネート処理を施すことなく排出する通常印刷モードと、ラミネート処理装置50によってラミネート処理を施して排出するラミネート印刷モードと、を実行可能に構成されている。そして、通常印刷モードの終了後に連続してラミネート印刷モードが実行される場合、又は、通常印刷モードの実行中にラミネート印刷モードが割り込んで実行される場合、ラミネート印刷モードの開始直前に実行されている通常印刷モードが終了するタイミングt1よりも、ヒータ51bの加熱に要する加熱時間Thの分だけ早く、ヒータ51bの加熱を開始している。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
搬送されるシートの表面に画像を印刷可能な画像形成装置と、
前記画像形成装置から搬送された前記シートを2枚のシートの間に挿入した状態の重合シートに対して、加熱手段によってラミネート処理を施すラミネート処理装置と、
を備え、
前記画像形成装置によって印刷され搬送された前記シートに対して、前記ラミネート処理を施すことなく排出する通常印刷モードと、前記ラミネート処理装置によって前記ラミネート処理を施して排出するラミネート印刷モードと、を実行可能に構成され、
前記通常印刷モードの終了後に連続して前記ラミネート印刷モードが実行される場合、又は、前記通常印刷モードの実行中に前記ラミネート印刷モードが割り込んで実行される場合、前記ラミネート印刷モードの開始直前に実行されている前記通常印刷モードが終了するタイミングよりも、前記加熱手段の加熱に要する加熱時間の分だけ早く、前記加熱手段の加熱を開始することを特徴とする画像形成システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記通常印刷モードが終了する前記タイミングは、前記ラミネート印刷モードが開始されるまでに実行される前記通常印刷モードの印刷枚数とシート搬送速度とに応じて求められることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記画像形成装置から搬送された前記シートに対して後処理を施す後処理装置を備え、
前記ラミネート印刷モードの開始直前に実行されている前記通常印刷モードが前記後処理をともなうものである場合、前記通常印刷モードが終了する前記タイミングは、前記後処理に要する時間を加味したものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記画像形成装置を調整するための調整モードが所定の条件で印刷動作とは別に実行され、
前記ラミネート印刷モードの開始直前に実行されている前記通常印刷モードが前記調整モードをともなうものである場合、前記通常印刷モードが終了する前記タイミングは、前記調整モードに要する時間の分だけ遅れたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記通常印刷モードの実行中に前記ラミネート印刷モードが割り込んで実行される場合、中断された前記通常印刷モードは、前記ラミネート印刷モードが終了した後に再開されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記通常印刷モードの終了後に連続して前記ラミネート印刷モードが実行される場合は、前記ラミネート印刷モードの実行中に前記通常印刷モードが割り込んで実行された後に、中断された前記ラミネート印刷モードが再開される場合も含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記ラミネート処理装置は、
前記2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された前記重合シートの非接合部を剥離するシート剥離部と、
前記加熱手段を具備して、剥離された前記2枚のシートの間に前記シートが挿入された前記重合シートを加熱するラミネート処理部と、
を具備し、
前記シート剥離部は、前記ラミネート処理部に対して、前記シートが挿入された前記重合シートの搬送方向上流側に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記ラミネート処理装置は、前記通常印刷モードが実行されるときに、前記画像形成装置から搬送された前記シートを前記シート剥離部と前記ラミネート処理部とを経由することなく排出するための排出経路を具備したことを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、シートに画像を印刷する画像形成装置と、ラミネート処理をおこなうラミネート処理装置と、を備えた画像形成システムに関するものである。
続きを表示(約 4,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、2枚のシートの間に中シートが挿入された状態のものに対してラミネート処理を施すラミネート処理装置と、中シートに画像を形成する画像形成装置と、からなる画像形成システムが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
詳しくは、画像形成システムにおけるラミネート処理装置は、一端側の1辺が接合されたラミネートシート(重合シート)における2枚のシートを分離(剥離)して、その間に画像形成装置で印刷した中紙(中シート)を挿入している。そして、中紙が挿入されたラミネートシートを、ヒータ(加熱手段)が設置されたラミネート処理部に搬送して、加熱・加圧してラミネート処理を施している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の画像形成システムは、画像形成装置によって印刷・搬送されたシートにラミネート処理を施すことなく排出する通常印刷モードをおこなった後に、画像形成装置によって印刷・搬送されたシートにラミネート処理装置によってラミネート処理を施して排出するラミネート印刷モードを続けて実行した場合に、通常印刷モード後のラミネート処理装置の加熱手段(ヒータ)による所定温度までの加熱(立ち上げ)に時間がかかってしまって、全体として画像形成システムの生産性が低下してしまうことがあった。
これに対して、このような不具合を解決するために、加熱手段の立ち上げを早めにおこなう方策も考えられるが、その立ち上げが早すぎてしまうと、無駄な消費電力が生じてしまうことになる。
【0004】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、通常印刷モードの後にラミネート印刷モードを続けて実行する場合であっても、無駄な消費電力を生じさせることなく、生産性が低下する不具合が軽減される、画像形成システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明における画像形成システムは、搬送されるシートの表面に画像を印刷可能な画像形成装置と、前記画像形成装置から搬送された前記シートを2枚のシートの間に挿入した状態の重合シートに対して、加熱手段によってラミネート処理を施すラミネート処理装置と、を備え、前記画像形成装置によって印刷され搬送された前記シートに対して、前記ラミネート処理を施すことなく排出する通常印刷モードと、前記ラミネート処理装置によって前記ラミネート処理を施して排出するラミネート印刷モードと、を実行可能に構成され、前記通常印刷モードの終了後に連続して前記ラミネート印刷モードが実行される場合、又は、前記通常印刷モードの実行中に前記ラミネート印刷モードが割り込んで実行される場合、前記ラミネート印刷モードの開始直前に実行されている前記通常印刷モードが終了するタイミングよりも、前記加熱手段の加熱に要する加熱時間の分だけ早く、前記加熱手段の加熱を開始するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、通常印刷モードの後にラミネート印刷モードを続けて実行する場合であっても、無駄な消費電力を生じさせることなく、生産性が低下する不具合が軽減される、画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
この発明の実施の形態における画像形成システムを示す全体構成図である。
図1の画像形成システムにおけるラミネート処理装置を示す構成図である。
(A)把持部材が把持位置に移動した状態を示す側面図と、(B)把持部材が退避位置に移動した状態を示す側面図と、である。
(A)把持部材が把持位置に移動した状態を示す斜視図と、(B)把持部材が退避位置に移動した状態を示す斜視図と、である。
画像形成システムの制御系を示すブロック図である。
シート剥離装置の動作を示す図である。
図6に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
図7に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
図8に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
図9に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
剥離爪が重合シートに挿入された状態を幅方向に示す図である。
剥離爪の動作を示す斜視図である。
操作表示パネルにおける表示の一例を示す図である。
画像形成システムでおこなわれる制御を示すフローチャートである。
図14に続く制御フローであって、ラミネート処理モード時の制御を示すフローチャートである。
剥離爪の移動機構を示す構成図である。
通常印刷モードの終了後にラミネート印刷モードが実行されるときの制御を示すタイミングチャートである。
比較例としての、通常印刷モードの終了後にラミネート印刷モードが実行されるときの制御を示すタイミングチャートである。
通常印刷モードの終了後にラミネート印刷モードが連続して実行されるときの制御の一例を示すシーケンス図である。
通常印刷モードの終了後にラミネート印刷モードが連続して実行されるときの制御を示すフローチャートである。
印刷実行時間を示す概念図である。
変形例1としての、ラミネート印刷モードの実行中に通常印刷モードが割り込んだ後にラミネート印刷モードが再開されるときの制御を示すタイミングチャートである。
図22の制御の一例を示すシーケンス図である。
変形例2としての、画像形成システムを示す図である。
変形例3としての、画像形成システムを示す図である。
図25の画像形成システムにおいて、通常印刷モードの終了後にラミネート印刷モードが実行されるときの制御を示すタイミングチャートである。
図26の制御に対して、別形態としての、ラミネート印刷モードの実行中に通常印刷モードが割り込んだ後にラミネート印刷モードが再開されるときの制御を示すタイミングチャートである。
変形例4としての、通常印刷モードの終了後にラミネート印刷モードが実行されるときの制御を示すタイミングチャートである。
図28の制御に対して、別形態としての、ラミネート印刷モードの実行中に通常印刷モードが割り込んだ後にラミネート印刷モードが再開されるときの制御を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0009】
図1にて、本実施の形態における画像形成システム300において、特徴的な構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成システム300は、画像形成装置100の胴部(原稿読込装置102と作像部115との間に設けられた空間である。)に、ラミネート処理機能を備えたラミネート処理装置50が設置されている。
画像形成システム300において、画像形成装置100は、ラミネート処理装置50以外の部分であって、主として、作像部115、本体給送トレイ112、定着部120、原稿搬送装置110、原稿読込装置102、などで構成されている。
ラミネート処理装置50は、主として、ユニット給送トレイ11、シート剥離部1、ラミネート処理部51、第1排出トレイ13、排出経路としてのバイパス排出経路K7(図2参照)、第2排出トレイ14、などで構成されている。
なお、画像形成システム300の外装部には、画像形成システム300における種々の情報を表示したり種々の指令を入力したりするための操作表示パネル49(操作表示部)が設置されている。
【0010】
ここで、シート剥離部1は、2枚のシートP1、P2が重ね合されて一端側が接合部Aとして接合された重合シートPJ(図12等参照)の非接合部を剥離する機構である。シート剥離部1は、巻付けローラ20、第3搬送ローラ対6、移動機構30などで構成されているが、その詳細については後で図2等を用いて説明する。
ユニット給送トレイ11は、重合シートPJをシート剥離部1に向けて給送する第1給送部として機能するものである。重合シートPJとしては、加熱接合可能なラミネートシートが用いられる。
ラミネート処理部51は、シート剥離部1によって剥離された2枚のシートP1、P2(重合シートPJを構成する2枚のシートである。)の間に中シートPM(後述するように画像形成装置100で所望の印刷が施されたものである。)が挿入された状態の重合シートPJにラミネート処理(熱と圧力とを加えて非接合部を接合する処理である。)を施す機構であって、シート剥離部1の下流側(順方向下流側であって、図2の左方である。)に設置されている。ラミネート処理部51には、中シートPMが挿入された状態の重合シートPJを順方向に搬送しながら、その重合シートPJに熱と圧力とを与える熱加圧ローラ対51aが複数設置されている。また、第3搬送ローラ対6とラミネート処理部51との間には第4搬送経路K6が設けられている。
なお、ラミネート処理部51における複数の熱加圧ローラ対51aには、加熱手段としてのヒータ51bが内設されている。制御部による制御によってヒータ51b(加熱手段)が加熱されることによって、その加熱による輻射熱によって熱加圧ローラ対51aが加熱されて、加熱された熱加圧ローラ対51aによって重合シートPJ(中シートPMが挿入されたものである。)に対してラミネート処理が施されることになる。
第1排出トレイ13は、ラミネート処理装置50(画像形成装置100)から排出されたラミネート処理後の重合シートPJ(及び、中シートPM)が載置されるためのものである。
そして、これらシート剥離部1、ユニット給送トレイ11、ラミネート処理部51、第1、第2排出トレイ13、14などがラミネート処理装置50としてユニット化されている。そして、このラミネート処理装置50は、画像形成装置100の外部(胴部である。)に、露呈するように設置されている。そのため、ユーザーは、排出トレイ13に載置されたラミネート処理後の重合シートPJ(及び、中シートPM)を直接取り出すことが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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