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公開番号2024152286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066396
出願日2023-04-14
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03B 17/56 20210101AFI20241018BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】大型化を抑制しつつ、スタンドを用いて自立静置させた際の安定性を高める。
【解決手段】撮像装置1は、鏡筒ユニット2と、三脚ねじ部35aを有し、鏡筒ユニット2に対して光軸方向であるZ方向と直交するY方向に配置された三脚取付部35と、Y方向において鏡筒ユニット2と三脚取付部35の間に配置された電池80と、Z方向およびY方向と直交するX方向と平行な回転軸A2を中心として回動可能に保持され、X方向端に設けられた各脚部をX方向で連結した連結部を有するスタンド9を備える。電池80は、板状で直方体の形状を成し、且つ、厚み方向がZ方向と平行になるように配置され、三脚ねじ部35aは撮像装置1の底面において外観に露出し、回転軸A2は、X方向から見た投影面上で三脚ねじ部35aと重なり、且つ、Y方向から見た投影面上で三脚ねじ部35a、電池80及び鏡筒ユニット2と重なる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
鏡筒ユニットと、

記鏡筒ユニットに対して前記鏡筒ユニットの光軸方向である第1の方向と直交する第2の方向に配置され、アクセサリの着脱が行われるアクセサリ着脱部と、
前記第2の方向において前記鏡筒ユニットと前記アクセサリ着脱部の間に配置された電池と、
前記第1の方向および前記第2の方向と直交する第3の方向と平行なスタンド回転軸を中心として回動可能に保持されたスタンドと、を備える撮像装置であって、
前記電池は、板状で厚み方向が前記第1の方向と平行になるように配置され、
前記スタンドは、前記撮像装置における前記第3の方向の端にそれぞれ配置される2本の脚部と、前記2本の脚部を前記第3の方向において連結する連結部と、を有し、
前記アクセサリ着脱部は、前記撮像装置の底面において外観に露出し、
前記スタンド回転軸は、前記第3の方向から見た投影面上で前記アクセサリ着脱部と重なり、且つ、前記第2の方向から見た投影面上で前記アクセサリ着脱部、前記電池および前記鏡筒ユニットと重なっていることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記スタンドは、
前記撮像装置の前記第3の方向の端に略平行に配置され、前記2本の脚部を構成する第1の梁および第2の梁と、前記第1の梁と前記第2の梁の端を連結し、前記連結部を構成する第3の梁と、を有する略コの字形状の回動板と、
前記撮像装置の本体部に固定され、前記回動板を回動可能に保持する固定部材と、
前記第1の梁、前記第2の梁および前記第3の梁に取り付けられるカバーと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記回動板は、前記第1の梁、前記第2の梁および前記第3の梁が一体的に形成された板金部材であることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記固定部材は、
前記スタンド回転軸と直交し、前記回動板が回動可能に取り付けられる軸受部と、
前記軸受部の端から前記スタンド回転軸と平行な方向に延出する固定部と、を有し、
前記固定部が前記スタンド回転軸よりも前記第1の方向において前記撮像装置の前面側に位置すると共に、前記アクセサリ着脱部に向くように前記アクセサリ着脱部を挟んで前記第3の方向において対向して配置されることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第3の方向から見た投影面上で、前記軸受部と前記アクセサリ着脱部とが重なることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記本体部は、前記撮像装置の制御を行う制御基板を有し、
前記制御基板は、前記電池よりも前記撮像装置の背面側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記本体部は、前記第3の方向から見た投影面上で前記第1の梁と前記第2の梁とが前記本体部と重なる前記スタンドの収納状態において、前記第3の梁および前記カバーのうち前記第3の梁を覆う部分を収納する収納部を有し、
前記鏡筒ユニットは撮像素子を実装したフレキシブル基板を有し、
前記収納部は、前記第2の方向において前記フレキシブル基板よりも前記撮像装置の底面側に配置されることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記制御基板で発生した熱を前記撮像装置の前面側へ伝達する熱伝達領域が、前記第2の方向において前記鏡筒ユニットと前記電池の間に、且つ、前記第1の方向から見た投影面上で前記収納部と重なる領域に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記第3の梁は、平板状で短冊形状を有し、前記スタンドが前記収納状態にあるときに厚み方向が前記第1の方向と直交し、
前記収納状態において、前記第3の梁において前記第1の方向と直交する面のうち前記本体部と対向する面は、前記カバーのうち前記第3の梁を覆う部分によって覆われていないことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記スタンドが前記収納状態にある場合に、前記第3の梁および前記カバーのうち前記第3の梁を覆う部分は前記第1の方向において前記スタンド回転軸よりも前記撮像装置の背面側に位置していることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スタンドを備える撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
撮像装置の底面に設けられた三脚ねじに三脚を取り付け、撮像装置を所望のアングルに設置して撮影を行うことがある。しかし、ユーザが三脚を用いて撮影を行う場合には、三脚を携行する必要があるため煩わしく、また、撮影時の設置にも時間を要する。そこで、例えば特許文献1は、装置本体の背面にスタンドを装備すると共にスタンドに三脚ねじを設けた撮像装置を開示している。ユーザは、撮影シーンに応じてスタンドを用いて撮像装置を所定位置に置いて所望のアングルで撮影を行うことができ、また、三脚を用いて所望のアングルで撮影を行うこともできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-284357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示された撮像装置では、スタンドを用いない場合にスタンドは撮像装置本体の背面に収容され、また、スタンドに三脚ねじが設けられているため、全体としてフラットな形状となり、薄型化が可能となっている。しかし、撮像装置本体を薄型化するために、撮像装置本体の厚み方向においてスタンドは電池や操作部等の比較的厚みのある部材と重ねて配置することができず、よって、撮像装置本体の幅又は高さ方向を拡大せざるを得ない。また、撮像装置本体の幅又は高さ方向の拡大によって、スタンドを用いて撮像装置を自立静置させた際の安定性が低下が懸念される。
【0005】
本発明は、大型化を抑制しつつ、スタンドを用いて自立静置させた際の安定性を高めることができる撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る撮像装置は、鏡筒ユニットと、前記鏡筒ユニットに対して前記鏡筒ユニットの光軸方向である第1の方向と直交する第2の方向に配置され、アクセサリの着脱が行われるアクセサリ着脱部と、前記第2の方向において前記鏡筒ユニットと前記アクセサリ着脱部の間に配置された電池と、前記第1の方向および前記第2の方向と直交する第3の方向と平行なスタンド回転軸を中心として回動可能に保持されたスタンドと、を備える撮像装置であって、前記電池は、板状で厚み方向が前記第1の方向と平行になるように配置され、前記スタンドは、前記撮像装置における前記第3の方向の端にそれぞれ配置される2本の脚部と、前記2本の脚部を前記第3の方向において連結する連結部と、を有し、前記アクセサリ着脱部は、前記撮像装置の底面において外観に露出し、前記スタンド回転軸は、前記第3の方向から見た投影面上で前記アクセサリ着脱部と重なり、且つ、前記第2の方向から見た投影面上で前記アクセサリ着脱部、前記電池および前記鏡筒ユニットと重なっていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、スタンドを備える撮像装置において、大型化を抑制しつつ、スタンドを用いて自立静置させた際の安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る撮像装置の外観を表す斜視図及び底面図である。
表示部及びスタンドの回動時の撮像装置の外観を表す斜視図と、表示部が収納状態にあるときにスタンドを回動させた際の表示部の動作を説明する側面図である。
あおり撮影時と俯瞰撮影時の撮像装置の状態を示す斜視図である。
第1実施形態に係るスタンドヒンジ及びスタンドの分解斜視図である。
第2及び第3実施形態に係るスタンドヒンジの分解斜視図である。
撮像装置の外装の構成を示す分解斜視図と前面カバーユニットにスタンドが固定された状態を示す背面図である。
撮像装置の内部構造ユニットの構成を説明する図である。
撮像装置の内部構造ユニットにおける各部のレイアウトを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1(a)は実施形態に係る撮像装置1の前面側斜視図(斜め前方から見た場合の外観斜視図)である。図1(b)は撮像装置1の背面側斜視図(斜め後方から見た場合の外観斜視図)である。図1(c)は撮像装置1の底面図である。説明の便宜上、図1に示すように、撮像装置1に対して互いに直交するX方向、Y方向及びZ方向を規定する。撮像装置1の厚み方向をZ方向(第1の方向)とし、撮像装置1の上下方向(高さ方向)をY方向(第2の方向)とし、撮像装置1の左右方向(幅方向)をX方向(第3の方向)とする。
【0010】
撮像装置1の前面には、撮影光学系を備えるレンズ鏡筒ユニット2(以下「鏡筒ユニット2」と言う)が配置されている。鏡筒ユニット2は、例えば、固定式の単焦点レンズで、内部にシャッタ機構やフォーカス機構等を搭載しており、撮像装置1の電源がオフからオンへ切り替えられても、鏡筒ユニット2は繰り出さない構成となっている。また、鏡筒ユニット2は、撮影光学系を構成する複数の撮影レンズ20(図8参照)により結像した被写体光学像を光電変換して画像データを生成する撮像素子21(図8参照)を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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