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公開番号
2024146966
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023059698
出願日
2023-04-03
発明の名称
ドラムユニット
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
21/16 20060101AFI20241008BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】ドラムフレームに対して軸受部材を精度良く位置決めできるドラムユニットを提供する。
【解決手段】ドラムユニットは、第1方向に延びる感光体ドラムと、感光体ドラムの第1方向における一端部に取り付けられる軸受部材60と、軸受部材60が挿入される第1貫通孔313を有するドラムフレームとを備える。軸受部材60は、感光体ドラムの外周面の一部を覆うドラム軸受部62と、他の一部を覆うフラップ63と、ドラム軸受部62の外周面から径方向外側に向かって突出する第1リブ64とを有する。フラップ63は、感光体ドラムの周方向においてドラム軸受部62と間隔を空けて位置し、感光体ドラムの径方向である第2方向において感光体ドラムの一端部に接触し、感光体ドラムをドラム軸受部62に向かって第2方向の一方に付勢する。第1リブ64は、軸受部材60をドラムフレームに対して付勢する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に延びる第1軸について回転可能な感光体ドラムと、
前記感光体ドラムの前記第1方向における一端部に取り付けられる軸受部材と、
前記第1方向に貫通し、前記軸受部材が挿入される貫通孔を有するドラムフレームと、
を備え、
前記軸受部材は、
前記感光体ドラムの外周面の一部を覆うドラム軸受部と、
前記感光体ドラムの周方向において前記ドラム軸受部と間隔を空けて位置し、前記感光体ドラムの前記外周面の他の一部を覆うフラップであって、前記感光体ドラムの径方向である第2方向において前記感光体ドラムの前記一端部に接触し、前記感光体ドラムを前記ドラム軸受部に向かって前記第2方向の一方に付勢するフラップと、
前記ドラム軸受部の外周面から前記径方向外側に向かって突出する第1リブであって、前記軸受部材を前記ドラムフレームに対して付勢する第1リブと、
を有することを特徴とする、ドラムユニット。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1リブは、前記貫通孔の内周面と前記第2方向に向かい合い、かつ、前記貫通孔の内周面と接触することを特徴とする、請求項1に記載のドラムユニット。
【請求項3】
前記第1リブは、
前記ドラム軸受部の前記外周面から前記径方向外側へ延びる基端部と、
前記基端部の先端から前記第2方向に延びる先端部であって、前記貫通孔の内周面と前記第2方向に向かい合い、かつ、前記貫通孔の内周面と接触する先端部と、
を有することを特徴とする、請求項2に記載のドラムユニット。
【請求項4】
前記先端部は、前記基端部から前記第2方向における他方に延び、前記第2方向の他方の端部が前記貫通孔の内周面と接触することを特徴とする、請求項3に記載のドラムユニット。
【請求項5】
前記第1リブは、弾性を有することを特徴とする、請求項2に記載のドラムユニット。
【請求項6】
前記貫通孔は、
前記ドラム軸受部の外周面および前記フラップの外周面と対向する内周面を有する孔本体部と、
前記孔本体部から前記径方向外側へ凹む凹部と、
を有し、
前記第1リブは、前記凹部内に位置することを特徴とする、請求項3に記載のドラムユニット。
【請求項7】
前記貫通孔の内周面は、互いに異なる方向に延びる第1平面および第2平面を含み、
前記第1平面および前記第2平面はそれぞれ、前記ドラム軸受部の外周面と向かい合い、かつ、前記ドラム軸受部の外周面と接触することを特徴とする、請求項1に記載のドラムユニット。
【請求項8】
前記フラップは、前記感光体ドラムの前記第1方向における他端部から前記第1方向において最も離れた一端を有し、
前記ドラム軸受部は、前記感光体ドラムの前記他端部から前記第1方向において最も離れた一端を有し、
前記ドラム軸受部の前記一端は、前記第1方向において前記感光体ドラムの前記他端部と前記フラップの前記一端との間に位置することを特徴とする、請求項1に記載のドラムユニット。
【請求項9】
前記フラップは、前記感光体ドラムの前記第1方向における他端部から前記第1方向において最も離れた一端を有し、
前記ドラムフレームは、前記貫通孔の周りに位置し、前記第1方向に交差する方向に拡がる平面を有し、
前記ドラムフレームの前記平面は、前記第1方向において前記感光体ドラムの前記他端部と前記フラップの前記一端との間に位置することを特徴とする、請求項1に記載のドラムユニット。
【請求項10】
前記軸受部材は、
前記ドラム軸受部の外周面から前記径方向外側に向かって突出する第2リブであって、前記第1リブとともに前記軸受部材を前記ドラムフレームに対して付勢する第2リブ
をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載のドラムユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ドラムユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、レーザープリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置は、例えば、現像剤を供給するための現像ローラを有する現像カートリッジと、感光体ドラムを有するドラムユニットとを有する。従来の画像形成装置については、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1の画像形成装置は、感光体ドラムを有する感光体カートリッジ(ドラムユニット)を有する。現像カートリッジは、感光体カートリッジに対して装着される。感光体カートリッジに現像カートリッジが装着されると、感光体ドラムと現像ローラとが接触する。
【0003】
このように、感光体ドラムと現像ローラとを接触させる構成において、感光体ドラムと現像ローラとの相対的な位置を精度良く決める必要がある。そのためには、ドラムユニットにおける感光体ドラムの位置を精度良く決める必要がある。
【0004】
特許文献1には、感光体ドラムの軸方向両端部にフランジ部材を固定し、そのフランジ部材をドラムフレームに形成された貫通孔に固定された軸受部材に対して相対回転可能に取り付ける構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-64884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の画像形成装置では、軸受部材が、所定の押圧方向にフランジ部材を押圧する押圧部材を有することによって、軸受部材と感光体ドラムとの押圧方向における位置決めを行っている。
【0007】
より精度の高い位置決めを行うためには、ドラムフレームに対する軸受部材の位置決め精度を向上させる必要がある。
【0008】
本開示の目的は、ドラムフレームに対して軸受部材を精度良く位置決めできるドラムユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願の第1開示は、第1方向に延びる第1軸について回転可能な感光体ドラムと、前記感光体ドラムの前記第1方向における一端部に取り付けられる軸受部材と、前記第1方向に貫通し、前記軸受部材が挿入される貫通孔を有するドラムフレームと、を備え、前記軸受部材は、前記感光体ドラムの外周面の一部を覆うドラム軸受部と、前記感光体ドラムの周方向において前記ドラム軸受部と間隔を空けて位置し、前記感光体ドラムの前記外周面の他の一部を覆うフラップであって、前記感光体ドラムの径方向である第2方向において前記感光体ドラムの前記一端部に接触し、前記感光体ドラムを前記ドラム軸受部に向かって前記第2方向の一方に付勢するフラップと、前記ドラム軸受部の外周面から前記径方向外側に向かって突出する第1リブであって、前記軸受部材を前記ドラムフレームに対して付勢する第1リブと、を有することを特徴とする、ドラムユニットである。
【0010】
本願の第2開示は、第1開示のドラムユニットであって、前記第1リブは、前記貫通孔の内周面と前記第2方向に向かい合い、かつ、前記貫通孔の内周面と接触することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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