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公開番号2024151153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064303
出願日2023-04-11
発明の名称現像装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類G03G 9/113 20060101AFI20241017BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】長期印刷下において現像装置外へのトナー飛散を抑制でき、安定した画像品質を維持できる現像装置の提供。
【解決手段】磁性キャリア及びトナーを含む2成分現像剤と、現像スリーブと、前記2成分現像剤及び前記現像スリーブを収容するケースと、前記ケースの内側に装着されたエアフィルタと、を備える現像装置であって、前記ケース内に吸引され前記エアフィルタを通じて排出される気流が形成され、前記エアフィルタは、厚さ2~20mm且つ風速10cm/sの圧力損失が2~40Paであり、前記磁性キャリアは、磁性粒子と、前記磁性粒子の表面を被覆する被覆層を含み、前記被覆層は、樹脂及びアンチモン含有粒子を含む現像装置。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
磁性キャリア及びトナーを含む2成分現像剤と、
現像スリーブと、
前記2成分現像剤及び前記現像スリーブを収容するケースと、
前記ケースの内側に装着されたエアフィルタと、
を備える現像装置であって、
前記ケース内に吸引され前記エアフィルタを通じて排出される気流が形成され、
前記エアフィルタは、厚さ2~20mm且つ風速10cm/sの圧力損失が2~40Paであり、
前記磁性キャリアは、磁性粒子と、前記磁性粒子の表面を被覆する被覆層を含み、
前記被覆層は、樹脂及びアンチモン含有粒子を含むことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記気流は、前記現像スリーブと前記ケースとの隙間から前記ケース内に吸引される、請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記エアフィルタは、前記気流の上流側から下流側に向かって厚さ方向に疎から密となる密度勾配を有する、請求項1又は2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記アンチモン含有粒子は、アンチモンをドープした酸化スズを含有する、請求項1に記載の現像装置。
【請求項5】
前記アンチモン含有粒子に含有されるアンチモンは五酸化二アンチモンである、請求項1に記載の現像装置。
【請求項6】
前記アンチモン含有粒子の基体粒子は無機微粒子である、請求項4又は5に記載の現像装置。
【請求項7】
前記基体粒子は酸化アルミニウムである、請求項6に記載の現像装置。
【請求項8】
前記被覆層は、前記アンチモン含有粒子以外の無機微粒子を含む、請求項7に記載の現像装置。
【請求項9】
前記アンチモン含有粒子以外の無機微粒子は白色である、請求項8に記載の現像装置。
【請求項10】
前記アンチモン含有粒子以外の無機微粒子は硫酸バリウムを含有する、請求項8に記載の現像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現像装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、プリント速度の高速化が相まって、キャリアにはトナーへのより速い帯電付与能力が強く要求されている。
長期の印刷で劣化したトナーがキャリアの表面に付着するトナースペントによりキャリアの電気抵抗が変動し、トナーがキャリアと十分に摩擦帯電されず、現像装置外にトナーが堆積してしまうトナー飛散や印刷媒体において印刷しない部分にトナーが現像されてしまう地汚れが問題となっている。
【0003】
トナー飛散の改善として、キャリアの帯電能力を向上させる方法や現像装置の構成によりトナー飛散を抑制する方法がとられている。
例えば、特許文献1には、キャリアの樹脂層に帯電性微粒子を添加することで、数万枚印刷した状況においてもキャリアの帯電付与能力を安定させ、トナー飛散を抑制することが記載されている
特許文献2には、圧力損失の異なる複数のエアフィルタを一体とすることによってエアフィルタの早期目詰まりを防止することが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、キャリアの樹脂層に帯電性微粒子を添加することで、数万枚印刷した状況においてもキャリアの帯電付与能力を安定させることが記載されている。しかし、長期印刷下でキャリア表面をトナーが覆うトナースペントが生じた場合、帯電性微粒子の機能が発揮されずキャリアの帯電が低下し、トナー飛散が生じやすい。
特許文献2では、圧力損失の異なるエアフィルタを一体化させて用いることでエアフィルタの目詰まりを改善させることが記載されている。しかし、キャリアがトナーを保持しきれず一度にトナーが飛散してしまった場合、エアフィルタ表面で目詰まりを起こしてしまい、エアフィルタの機能が損なわれるおそれがある。
【0005】
本発明の一実施の形態の目的は、長期印刷下において現像装置外へのトナー飛散を抑制でき、安定した画像品質を維持できる現像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一実施の形態は、
磁性キャリア及びトナーを含む2成分現像剤と、
現像スリーブと、
前記2成分現像剤及び前記現像スリーブを収容するケースと、
前記ケースの内側に装着されたエアフィルタと、
を備える現像装置であって、
前記ケース内に吸引され前記エアフィルタを通じて排出される気流が形成され、
前記エアフィルタは、厚さ2~20mm且つ風速10cm/sの圧力損失が2~40Paであり、
前記磁性キャリアは、磁性粒子と、前記磁性粒子の表面を被覆する被覆層を含み、
前記被覆層は、樹脂及びアンチモン含有粒子を含む現像装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の実施の一形態によれば、長期印刷下において現像装置外へのトナー飛散を抑制でき、安定した画像品質を維持できる現像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る現像装置を適用した画像形成装置の一例を示す模式図である。
本発明の一実施形態に係る現像装置の横断面図である。
本発明の一実施形態に係る現像装置を適用した画像形成装置の一例における作像部の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
本発明は、
磁性キャリア及びトナーを含む2成分現像剤と、
現像スリーブと、
前記2成分現像剤及び前記現像スリーブを収容するケースと、
前記ケースの内側に装着されたエアフィルタと、
を備える現像装置であって、
前記ケース内に吸引され前記エアフィルタを通じて排出される気流が形成され、
前記エアフィルタは、厚さ2~20mm且つ風速10cm/sの圧力損失が2~40Paであり、
前記磁性キャリアは、磁性粒子と、前記磁性粒子の表面を被覆する被覆層を含み、
前記被覆層は、樹脂及びアンチモン含有粒子を含む現像装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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