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公開番号
2024127615
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023036882
出願日
2023-03-09
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20240912BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】正極性の電圧と負極性の電圧を重畳して負荷に印加する際に、出力電圧に発生するリップルを低減させること。
【解決手段】正電圧制御部200b、負電圧制御部200c、ブラシ16、除電針18、PWM制御部331、341、電圧検知回路238、電圧検知回路258、ゲイン設定部334、ゲイン設定部344、を備える画像形成装置であって、ゲイン設定部334は、負電圧制御部200cが除電針18に除電針電圧V2の印加された状態で、電圧V1と除電針電圧V2とが重畳した電圧がブラシ16に印加される際には、第2ゲインに基づいて第1ゲインの設定を切り替える(t503)。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1極性の第1電圧を生成する第1電源と、
前記第1極性とは逆の第2極性の第2電圧を生成する第2電源と、
前記第1電圧、又は、前記第1電圧と前記第2電圧とが重畳した電圧が印加される第1部材と、
前記第2電圧が印加される第2部材と、
前記第1電源を制御する第1制御手段と、
前記第2電源を制御する第2制御手段と、
前記第1部材に印加される電圧を検知する第1電圧検知手段と、
前記第2部材に印加される電圧を検知する第2電圧検知手段と、
前記第1電圧検知手段により検知された電圧と第1目標電圧とに基づいて、前記第1制御手段により前記第1電源を制御する際の第1ゲインを設定する第1設定手段と、
前記第2電圧検知手段により検知された電圧と第2目標電圧とに基づいて、前記第2制御手段により前記第2電源を制御する際の第2ゲインを設定する第2設定手段と、
を備える画像形成装置であって、
前記第1設定手段は、前記第2電源が前記第2部材に前記第2電圧の印加された状態で、前記第1電圧と前記第2電圧とが重畳した電圧が前記第1部材に印加される際には、前記第2ゲインに基づいて前記第1ゲインの設定を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第1設定手段は、
前記第1電源が前記第1部材に前記第1電圧の印加を開始する際には前記第1ゲインを第1設定値に設定し、前記第1電圧が前記第1目標電圧に到達したら前記第1ゲインを前記第1設定値よりも低い第2設定値に切り替え、
前記第1電圧と前記第2電圧とが重畳した電圧が前記第1部材に印加される際には、前記第1ゲインを前記第2設定値から前記第1設定値に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第2設定手段は、前記第2電源が前記第2部材に前記第2電圧の印加を開始する際には前記第2ゲインを第3設定値に設定し、前記第2電圧が前記第2目標電圧に到達したら前記第2ゲインを前記第3設定値よりも低い第4設定値に設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1設定手段は、前記第2電圧が前記第2目標電圧に到達したら前記第1ゲインを前記第2設定値に切り替えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1電源は、第1圧電トランスを有し、
前記第1圧電トランスは、駆動が開始される駆動開始周波数の近傍での電圧変化に比べて前記駆動開始周波数よりも小さい共振周波数の近傍での電圧変化が急峻になる出力特性を有しており、
前記第1設定手段は、前記第1電圧と前記第2電圧とが重畳した電圧が前記第1部材に印加されてから前記第2電圧が前記第2目標電圧に到達するまでの間、前記駆動開始周波数から前記共振周波数までの範囲において前記第1圧電トランスの駆動周波数が小さくなるほど前記第1ゲインが低くなるように、前記駆動周波数に応じて前記第1ゲインの設定を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1設定手段は、前記第1電源が前記第1部材に前記第1電圧の印加を開始してから前記第1電圧が前記第1目標電圧に到達するまでの間、前記駆動周波数に応じて前記第1ゲインの設定を切り替えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第2電源は、第2圧電トランスを有し、
前記第2圧電トランスは、駆動が開始される駆動開始周波数の近傍での電圧変化に比べて前記駆動開始周波数よりも小さい共振周波数の近傍での電圧変化が急峻になる出力特性を有しており、
前記第2設定手段は、前記第2電源が前記第2部材に前記第2電圧の印加を開始してから前記第2電圧が前記第2目標電圧に到達するまでの間、前記駆動周波数に応じて前記第2ゲインの設定を切り替えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項8】
感光体と、
前記感光体上のトナー像が転写される中間転写体と、
前記中間転写体上のトナー像を記録材に転写する転写手段と、
前記転写手段により記録材に転写されずに前記中間転写体に残ったトナーを回収するブラシと、
前記中間転写体上のトナー像が転写された後の記録材を分離するための除電針と、
を備え、
前記第1部材は、前記ブラシであり、
前記第2部材は、前記除電針であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
第1極性の第1電圧を生成する第1電源と、
前記第1極性とは逆の第2極性の第2電圧を生成する第2電源と、
前記第1電圧、又は、前記第1電圧と前記第2電圧とが重畳した電圧が印加される第1部材と、
前記第2電圧が印加される第2部材と、
前記第1電源を制御する第1制御手段と、
前記第2電源を制御する第2制御手段と、
前記第1部材に印加される電圧を検知する電圧検知手段と、
前記電圧検知手段により検知された電圧と目標電圧とに基づいて、前記第1制御手段により前記第1電源を制御する際のゲインを設定する設定手段と、
を備える画像形成装置であって、
前記設定手段は、前記第2電源が前記第2部材に前記第2電圧の印加された状態で、前記第1電圧と前記第2電圧とが重畳した電圧が前記第1部材に印加される際には、前記ゲインの設定を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、例えば、電子写真方式を用いた画像形成装置等に用いられる高電圧電源装置、及びそれを備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いた画像形成装置の高電圧電源装置において、装置の小型化及びコストダウンを目的として、1つの高電圧電源の出力を複数の負荷に対して印加する構成がある。例えば、特許文献1では、負極性の電圧を出力する1つの高電圧電源から、2つの負荷に対して電圧供給する構成が提案されている。また、1つの負荷に対して正極性の高電圧電源(第1電源)及び負極性の高電圧電源(第2電源)を接続する構成も提案されている。
【0003】
また、特許文献2では、負極性の電圧を出力する1つの高電圧電源から、3つの負荷に対して電圧供給する構成が提案されている。また、特許文献3では、高電圧電源の出力電圧の制御方法に関して、高電圧電源の目標電圧値と電圧検知手段による検知電圧値との偏差に基づいて高電圧出力制御手段のゲインを設定するゲイン設定手段を備える高電圧電源装置について提案がされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-078252号公報
特開2015-184340号公報
特開2007-189880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術に対しては、以下のような課題がある。正極性の電源を印加した状態で負極性の電源を重畳させる正負重畳制御において、電源出力の目標電圧値と検知電圧値との差に基づいて高電圧電源制御手段の制御ゲインを設定すると、正負重畳制御開始時に電圧リップルが発生する。図8は、ブラシに対して正負重畳制御を行う際の電源状態の推移を示している。図8では、時刻t1503で正負重畳制御を行うべく負極性の電圧を印加すると、負極性の電圧は目標電圧値と現在の出力電圧値との偏差が大きいため制御ゲインが大きい状態で電源の立ち上げ制御を開始する。その結果、ブラシに印加される電圧は正極性の電源の電圧制御が負極性の電源の立ち上げ制御に追従できず時刻t1503から時刻t1504の期間においてブラシに供給される出力電圧のリップルが発生する。ブラシへの出力にリップルが発生すると、プリントシーケンス中に中間転写ベルトの表面に残留したトナーをブラシで安定して保持することが困難になる。
【0006】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、正極性の電圧と負極性の電圧を重畳して負荷に印加する際に、出力電圧に発生するリップルを低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0008】
(1)第1極性の第1電圧を生成する第1電源と、前記第1極性とは逆の第2極性の第2電圧を生成する第2電源と、前記第1電圧、又は、前記第1電圧と前記第2電圧とが重畳した電圧が印加される第1部材と、前記第2電圧が印加される第2部材と、前記第1電源を制御する第1制御手段と、前記第2電源を制御する第2制御手段と、前記第1部材に印加される電圧を検知する第1電圧検知手段と、前記第2部材に印加される電圧を検知する第2電圧検知手段と、前記第1電圧検知手段により検知された電圧と第1目標電圧とに基づいて、前記第1制御手段により前記第1電源を制御する際の第1ゲインを設定する第1設定手段と、前記第2電圧検知手段により検知された電圧と第2目標電圧とに基づいて、前記第2制御手段により前記第2電源を制御する際の第2ゲインを設定する第2設定手段と、を備える画像形成装置であって、前記第1設定手段は、前記第2電源が前記第2部材に前記第2電圧の印加された状態で、前記第1電圧と前記第2電圧とが重畳した電圧が前記第1部材に印加される際には、前記第2ゲインに基づいて前記第1ゲインの設定を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
【0009】
(2)第1極性の第1電圧を生成する第1電源と、前記第1極性とは逆の第2極性の第2電圧を生成する第2電源と、前記第1電圧、又は、前記第1電圧と前記第2電圧とが重畳した電圧が印加される第1部材と、前記第2電圧が印加される第2部材と、前記第1電源を制御する第1制御手段と、前記第2電源を制御する第2制御手段と、前記第1部材に印加される電圧を検知する電圧検知手段と、前記電圧検知手段により検知された電圧と目標電圧とに基づいて、前記第1制御手段により前記第1電源を制御する際のゲインを設定する設定手段と、を備える画像形成装置であって、前記設定手段は、前記第2電源が前記第2部材に前記第2電圧の印加された状態で、前記第1電圧と前記第2電圧とが重畳した電圧が前記第1部材に印加される際には、前記ゲインの設定を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、正極性の電圧と負極性の電圧を重畳して負荷に印加する際に、出力電圧に発生するリップルを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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