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公開番号
2024157589
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023071994
出願日
2023-04-26
発明の名称
除電装置及び画像形成システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B65H
5/00 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】生産性を向上する。
【解決手段】搬送されたシートに接触して、電圧が印加されることでシートを除電する除電部材と、除電部材をシートに接触する接触位置と、シートから離間した退避位置と、に移動させる移動部と、第1種別のシート(合成紙)については除電部材による除電処理を実行し、第1種別とは異なる第2種別のシート(普通紙)については除電部材による除電処理を実行しない制御部と、を備える。制御部は、第1種別のシートと第2種別のシートが搬送される混載ジョブにおいて、第1種別のシートについては除電部材を接触位置に位置させた状態で除電部材に電圧を印加することで該シートを除電する第1処理(図9(d))を実行し、第2種別のシートについては除電部材を接触位置に位置させた状態で除電部材に電圧を印加せずに該シートを除電しない第2処理(図9(d))を実行する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送されたシートに接触して、電圧が印加されることでシートを除電する除電部材と、
前記除電部材をシートに接触する接触位置と、シートから離間した退避位置と、に移動させる移動部と、
第1種別のシートについては前記除電部材による除電処理を実行し、前記第1種別とは異なる第2種別のシートについては前記除電部材による除電処理を実行しない制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1種別のシートと前記第2種別のシートが搬送される混載ジョブにおいて、前記第1種別のシートについては前記除電部材を前記接触位置に位置させた状態で前記除電部材に電圧を印加することで該シートを除電する第1処理を実行し、前記第2種別のシートについては前記除電部材を前記接触位置に位置させた状態で前記除電部材に電圧を印加せずに該シートを除電しない第2処理を実行する、
ことを特徴とする除電装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記混載ジョブにおいて、前記第2種別のシートが所定枚数を超えて連続して前記除電部材に搬送される場合に、前記移動部により前記除電部材を前記退避位置に移動させることで該シートを除電しない第3処理を実行可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の除電装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記混載ジョブにおいて、前記除電部材に前記所定枚数の前記第2種別のシートが連続して搬送された場合に、前記第2処理から前記第3処理に切り替える、
ことを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記混載ジョブにおいて、前記除電部材に前記所定枚数を超える前記第2種別のシートが連続して搬送されることを判定した場合に、前記第2処理から前記第3処理に切り替える、
ことを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第1処理、前記第2処理、前記第3処理を実行する第1モードと、
前記第1処理、前記第2処理を実行する第2モードと、を実行する、
ことを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
【請求項6】
前記第1モードと前記第2モードとの選択結果が入力される入力部を備え、
前記制御部は、前記入力部に入力された選択結果に基づいて前記第1モードと前記第2モードとのいずれかを実行する、
ことを特徴とする請求項5に記載の除電装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1種別のシートのみが搬送される第1ジョブにおいて、前記第1処理を実行し、前記第2種別のシートのみが搬送される第2ジョブにおいて、前記移動部により前記除電部材を前記退避位置に移動させることで該シートを除電しない第3処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の除電装置。
【請求項8】
前記除電部材よりシート搬送方向の下流に配置され、前記除電部材から搬送されるシートを非接触で除電する非接触除電部を備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の除電装置。
【請求項9】
前記除電部材は、スポンジ製のローラを有する除電ローラ対である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の除電装置。
【請求項10】
シートに画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置により画像が形成されたシートを受け入れて除電する請求項1又は2に記載の除電装置と、を備える、
ことを特徴とする画像形成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート状の記録材を除電する除電装置と、この除電装置を適用した画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式の画像形成装置では、画像形成時にシートに高電圧を印加するため、画像形成後のシートに帯電が生じる場合がある。そのため、装置内の搬送路にシートが静電吸着して搬送不良を引き起こしたり、装置外に排出したシートを積載する際にシート間に発生した静電気力によって積載不良を引き起こしたりする虞がある。このような問題に対して、シート上の静電気を除去する除電装置が提案されている。除電装置としては、例えば、搬送されるシートに接触する接触型除電器と、接触型除電器より搬送方向下流に設けられた非接触型除電器と、の2つの除電器を有するものが開発されている(特許文献1参照)。
【0003】
この除電装置では、接触型除電器で使用する除電ローラ対は、シートを除電する度に摩耗して、長期の使用により除電能力が低下する虞がある。そこで、除電ローラ対を互いに接触する接触位置と、互いに離間した退避位置とに移動可能とし、ローラの摩耗を防ぐために、除電が不要なシートを通紙するときは、除電ローラ対を退避位置に位置させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-167169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の除電装置では、除電が不要なシートを通紙するときは除電ローラ対を退避位置に位置させる。除電ローラ対を接触位置から退避位置に移動させたり、退避位置から接触位置に移動させるには、時間を要してしまう。このため、除電をする種別のシートと除電をしない種別のシートとが混載された画像形成ジョブを実行すると、シートの種別が変わったときに除電ローラ対が接触位置から退避位置へ、又は退避位置から接触位置へ移動するようになる。これにより、同じ種別のシートを連続して除電する場合に比べて、シート間の時間が長くなり、生産性が低下する可能性があった。
【0006】
本発明は、生産性を向上できる除電装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の除電装置は、搬送されたシートに接触して、電圧が印加されることでシートを除電する除電部材と、前記除電部材をシートに接触する接触位置と、シートから離間した退避位置と、に移動させる移動部と、第1種別のシートについては前記除電部材による除電処理を実行し、前記第1種別とは異なる第2種別のシートについては前記除電部材による除電処理を実行しない制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1種別のシートと前記第2種別のシートが搬送される混載ジョブにおいて、前記第1種別のシートについては前記除電部材を前記接触位置に位置させた状態で前記除電部材に電圧を印加することで該シートを除電する第1処理を実行し、前記第2種別のシートについては前記除電部材を前記接触位置に位置させた状態で前記除電部材に電圧を印加せずに該シートを除電しない第2処理を実行することを特徴とする。
【0008】
本発明の画像形成システムは、シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置により画像が形成されたシートを受け入れて除電する上記の除電装置と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、生産性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る画像形成システムを示す断面図である。
実施形態に係る画像形成システムの制御系を示す制御ブロック図である。
実施形態に係る接触型除電装置を示す断面図である。
実施形態に係る非接触型除電装置を示す断面図であり、(a)はシートを除電する前、(b)はシートを除電しているときである。
実施形態に係る着脱機構を示す側面図であり、(a)は着状態、(b)は脱状態である。
実施形態に係る着脱機構における脱動作を示すフローチャートである。
実施形態に係る着脱機構における着動作を示すフローチャートである。
実施形態に係るシート種と接触型除電装置及び非接触除電装置の印加電圧との関係を示す表である。
実施形態に係るシート列の除電処理を示すタイムチャートであり、(a)は普通紙のシート列、(b)は合成紙のシート列、(c)は混載シート列の比較例、(d)は混載シート列の第2処理、(e)は混載シート列の第3処理を示す。
実施形態に係る着脱モード切替動作の処理手順を示すフローチャートである。
実施形態に係る除電工程の処理手順を示すフローチャートである。
変形例に係るディスプレイの動作切替画面を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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