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公開番号
2024180679
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2024185763,2022097571
出願日
2024-10-22,2022-06-16
発明の名称
物品および光学機器
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20241219BHJP(光学)
要約
【課題】撥水性の低下を抑制することを目的とする。
【解決手段】間隙を挟んで、互いに対向する部分を備えた物品であって、前記間隙の幅は、毛細管現象を発現する幅であり、互いに対向する前記部分の少なくとも一方に、ロータス効果を有する凹凸構造が設けられていることを特徴とする物品。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
間隙を挟んで、互いに対向する部分を備えた物品であって、
前記間隙の幅は、毛細管現象を発現する幅であり、
互いに対向する前記部分の少なくとも一方に、ロータス効果を有する凹凸構造が設けられていることを特徴とする物品。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記間隙の幅は、0.05mm以上2mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の物品。
【請求項3】
前記凹凸構造の凸部のピッチ、または前記凹凸構造の凹部のピッチは、70μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の物品。
【請求項4】
前記凸部の高さ、または前記凹部の深さは1μm以上であり、前記凸部の幅、または前記凹部の幅は100μm以下であることを特徴とする請求項3に記載の物品。
【請求項5】
間隙を介して、互いに対向する部分を備えた物品であって、
互いに対向する前記部分の少なくとも一方に、凹凸構造が設けられ、
前記凹凸構造の凸部のピッチ、または前記凹凸構造の凹部のピッチは、70μm以下であり、
前記凸部の高さ、または前記凹部の深さは1μm以上であり、
前記凸部の幅、または前記凹部の幅は100μm以下であり、
前記間隙の幅は、0.05mm以上2mm以下であることを特徴とする物品。
【請求項6】
前記物品は、第1部品と前記第1部品に対向する第2部品を含み、互いに対向する前記部分の一方は、前記第1部品のうち前記第2部品に対向する面に設けられ、
互いに対向する前記部分の他方は、前記第2部品のうち前記第1部品に対向する面、に設けられることを特徴とする請求項1または5に記載の物品。
【請求項7】
第1部品と、前記第1部品に対向する第2部品を備え、前記第1部品と前記第2部品との間に間隙を設けた物品であって、
前記第1部品のうち前記第2部品に対向する面に、凹凸構造が設けられ、
前記凹凸構造の凸部のピッチ、または前記凹凸構造の凹部のピッチは、70μm以下であり、
前記凸部の高さ、または前記凹部の深さは1μm以上であり、
前記凸部の幅、または前記凹部の幅は100μm以下であり、
前記間隙の幅は、0.05mm以上2mm以下であることを特徴とする物品。
【請求項8】
第1部品と、前記第1部品に対向する第2部品を備え、前記第1部品と前記第2部品との間に間隙を設けた物品であって、
前記間隙の幅は、毛細管現象を発現する幅であり、
前記第1部品のうち前記第2部品に対向する面に、ロータス効果を有する凹凸構造が設けられていることを特徴とする物品。
【請求項9】
前記第1部品のうち前記第2部品に対向する前記面は、第1部分と第2部分とを有し、
前記第1部分は、前記第2部分に対して非平行であり、
前記第1部分は前記凹凸構造が設けられておらず、前記第2部分は前記凹凸構造が設けられていることを特徴とする請求項7または8に記載の物品。
【請求項10】
前記第1部分は、前記第2部分より前記物品の表面の側にあることを特徴とする請求項9に記載の物品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品および光学機器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に用いられている製品の多くは複数の部材で構成されており、複数の部材はそれぞれねじ止めや接着によって互いに固定されている。しかし可動部材の場合は、スムーズに動作できるように隣り合う部材との間に間隙を設けることがあり、可動部材でなくても、それぞれの部材間に間隙ができてしまうことがある。
【0003】
そういった間隙に水滴が入ってしまうと、製品に悪影響を及ぼすことがあった。そこで間隙にゴムやスポンジなどのパッキンを設けることがある。また、特許文献1には、撥水性を有するオイルバリアによって水の浸み込みを少なくする形態が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平5-64811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし間隙に撥水性を有する物質を塗布した場合、部材の使用を続けるうちに撥水性を有する物質が剥がれることで、撥水性が低下する虞があった。
【0006】
そこで本発明は、撥水性の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための第1の手段は、間隙を挟んで、互いに対向する部分を備えた物品であって、前記間隙の幅は、毛細管現象を発現する幅であり、互いに対向する前記部分の少なくとも一方に、ロータス効果を有する凹凸構造が設けられていることを特徴とする物品。
【0008】
上記課題を解決するための第2の手段は、間隙を介して、互いに対向する部分を備えた物品であって、互いに対向する前記部分の少なくとも一方に、凹凸構造が設けられ、前記凹凸構造の凸部のピッチ、または前記凹凸構造の凹部のピッチは、70μm以下であり、前記凸部の高さ、または前記凹部の深さは1μm以上であり、前記凸部の幅、または前記凹部の幅は100μm以下であり、前記間隙の幅は、0.05mm以上2mm以下であることを特徴とする物品。
【0009】
上記課題を解決するための第3の手段は、第1部品と、前記第1部品に対向する第2部品を備え、前記第1部品と前記第2部品との間に間隙を設けた物品であって、前記第1部品のうち前記第2部品に対向する面に、凹凸構造が設けられ、前記凹凸構造の凸部のピッチ、または前記凹凸構造の凹部のピッチは、70μm以下であり、前記凸部の高さ、または前記凹部の深さは1μm以上であり、前記凸部の幅、または前記凹部の幅は100μm以下であり、前記間隙の幅は、0.05mm以上2mm以下であることを特徴とする物品。
【0010】
上記課題を解決するための第4の手段は、第1部品と、前記第1部品に対向する第2部品を備え、前記第1部品と前記第2部品との間に間隙を設けた物品であって、前記間隙の幅は、毛細管現象を発現する幅であり、前記第1部品のうち前記第2部品に対向する面に、ロータス効果を有する凹凸構造が設けられていることを特徴とする物品。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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