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公開番号
2024171088
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2023087969
出願日
2023-05-29
発明の名称
画像記録方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41M
5/00 20060101AFI20241204BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 画像濃度と画像の耐擦過性の両立が可能な画像記録方法を提供する。
【解決手段】 記録媒体に、樹脂粒子を含むインクを付与する第一のインク付与工程と、前記インクが付与された記録媒体を加熱乾燥する加熱乾燥工程と、前記加熱乾燥された記録媒体を加熱加圧する加熱加圧工程と、前記加熱加圧された記録媒体に、前記インクをさらに付与する第二のインク付与工程と、を有する画像記録方法であって、前記樹脂粒子の溶融温度をTe[℃]、前記加熱乾燥工程によって加熱乾燥された前記記録媒体の温度をT1[℃]、前記加熱加圧工程によって加熱加圧された前記記録媒体の温度をT2[℃]としたとき、T1<Te<T2の関係を満たすことを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体に、樹脂粒子を含むインクを付与する第一のインク付与工程と、
前記インクが付与された記録媒体を加熱乾燥する加熱乾燥工程と、
前記加熱乾燥された記録媒体を加熱加圧する加熱加圧工程と、
前記加熱加圧された記録媒体に、前記インクをさらに付与する第二のインク付与工程と、
を有する画像記録方法であって、
前記樹脂粒子の溶融温度をTe[℃]、前記加熱乾燥工程によって加熱乾燥された前記記録媒体の温度をT1[℃]、前記加熱加圧工程によって加熱加圧された前記記録媒体の温度をT2[℃]としたとき、T1<Te<T2の関係を満たすことを特徴とする画像記録方法。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記記録媒体の純水の吸水係数が30μm/sec
1/2
以上である請求項1に記載の画像記録方法。
【請求項3】
前記第一のインク付与工程におけるインク付与量が、第一のインク付与工程及び第二のインク付与工程におけるインク付与量の合計を基準として、50質量%以上90質量%以下である請求項1に記載の画像記録方法。
【請求項4】
前記加熱乾燥工程において、前記記録媒体を加熱乾燥する加熱乾燥装置は、前記記録媒体に接触しない非接触型の加熱乾燥装置である請求項1に記載の画像記録方法。
【請求項5】
前記加熱加圧工程において、前記記録媒体を加熱加圧する加熱加圧装置は、前記記録媒体に接触する接触型の加熱加圧装置である請求項1に記載の画像記録方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は画像記録方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方式は、色材を含むインクを紙等の記録媒体上に付与することで画像を形成している。これまでに、インクによって形成された画像に対して加熱乾燥処理や加熱加圧処理を行うことで、画質や画像堅牢性が向上することが知られている。特許文献1には、カーボンブラックを含有するインクによって形成された画像に対して、加熱乾燥、及び、加熱加圧を行うことで、画像濃度と耐ブロッキング性を向上させる画像形成方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-131590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成方法では、画像濃度と画像の耐擦過性の両立が難しくなる場合があることが本発明者らの検討によって判明した。特に、微塗工紙や非塗工紙を用いた場合、画像濃度と画像の耐擦過性の両立が難しくなることが分かった。
【0005】
したがって、本発明の目的は、画像濃度と画像の耐擦過性の両立が可能な画像記録方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的は、以下の本発明によって達成される。
【0007】
すなわち、本発明に係る画像記録方法は、記録媒体に、樹脂粒子を含むインクを付与する第一のインク付与工程と、前記インクが付与された記録媒体を加熱乾燥する加熱乾燥工程と、前記加熱乾燥された記録媒体を加熱加圧する加熱加圧工程と、前記加熱加圧された記録媒体に、前記インクをさらに付与する第二のインク付与工程と、を有する画像記録方法であって、前記樹脂粒子の溶融温度をTe[℃]、前記加熱乾燥工程によって加熱乾燥された前記記録媒体の温度をT1[℃]、前記加熱加圧工程によって加熱加圧された前記記録媒体の温度をT2[℃]としたとき、T1<Te<T2の関係を満たすことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画像濃度と画像の耐擦過性の両立が可能な画像記録方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態における画像記録方法を用いた画像記録装置の構成を表す模式図である。
本発明の一実施形態における画像記録方法を用いた画像記録装置の構成を表す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、好適な実施の形態を挙げて、本発明を詳細に説明する。本発明においては、化合物が塩である場合は、インク中では塩はイオンに解離して存在しているが、便宜上、「塩を含有する」と表現する。樹脂に関する「ユニット」とは、樹脂を構成する最小の繰り返し単位のことで、一つの単量体の(共)重合により形成される構造のことを指す。また、物性値は、特に断りのない限り、常温(25℃)における値である。
(【0011】以降は省略されています)
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