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公開番号2024171893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089170
出願日2023-05-30
発明の名称現像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20241205BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 機能分離型の現像装置であって且つ撹拌室が現像室よりも下方に配置されている構成において、現像室と撹拌室との間を循環する現像剤の冷却効率を高める。
【解決手段】 現像剤担持体と、第一室と、第二室と、隔壁と、第一搬送部材と、第二搬送部材と、第二室から第一室に現像剤が連通することを許容する第一連通部と、第一室から第二室に現像剤が連通することを許容する第二連通部と、第二室の側面に配置され、第二方向に沿って延伸して設けられ、内部に空気が通過するダクトと、第二方向に関して第二連通部よりも下流且つ第一連通部よりも上流において、ダクトの内部に配置された複数のフィンと、を備え、第二室の底面は、第一室の底面よりも下方に配置されており、複数のフィンのうちの第一連通部の近傍におけるフィンの表面積は、複数のフィンのうちの第二連通部の近傍におけるフィンの表面積よりも大きい。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体に形成された静電潜像を現像する現像領域にトナーとキャリアを含む現像剤を担持搬送する回転可能な現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する第一室と、
前記現像剤担持体に対向して配置され且つ前記現像領域を通過した前記現像剤を前記現像剤担持体から回収する第二室と、
前記第一室と前記第二室とを区画する隔壁と、
前記第一室に配置され且つ前記現像剤を第一方向に搬送する第一搬送部材と、
前記第二室に配置され且つ前記現像剤を前記第一方向とは逆方向の第二方向に搬送する第二搬送部材と、
前記第二室から前記第一室に前記現像剤が連通することを許容する第一連通部と、
前記第一室から前記第二室に前記現像剤が連通することを許容する第二連通部と、
前記第二室の側面に配置され、前記第二方向に沿って延伸して設けられ、内部に空気が通過するダクトと、
前記第二方向に関して前記第二連通部よりも下流且つ前記第一連通部よりも上流において、前記ダクトの内部に配置された複数のフィンと、
を備え、
前記第二室の底面は、前記第一室の底面よりも下方に配置されており、
前記複数のフィンのうちの前記第一連通部の近傍における前記フィンの表面積は、前記複数のフィンのうちの前記第二連通部の近傍における前記フィンの表面積よりも大きい
ことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記複数のフィンのそれぞれは、前記第二方向に沿って延伸して設けられており、
前記フィンの表面積は、前記第二方向において前記第二連通部から前記第二連通部に向かうに従って徐々に大きくなっている
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記複数のフィンのそれぞれは、前記第二方向に沿って延伸して設けられており、
前記フィンの表面積は、前記第二方向において前記第二連通部から前記第二連通部に向かうに従って段階的に大きくなっている
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項4】
前記複数のフィンのうちの前記第一連通部の近傍における前記フィンの高さは、前記複数のフィンのうちの前記第二連通部の近傍における前記フィンの高さよりも高い
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項5】
前記第一連通部の近傍には、前記ダクトに空気が流入する流入口が設けられており、
前記第二連通部の近傍には、前記ダクトから空気が流出する流出口が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、現像容器の長手方向に沿って放熱用の突出部としてのヒートシンク(現像容器内の現像剤から吸熱して空気へ放熱する熱伝導部材)が現像容器の背面に設けられた現像装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-225055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の現像装置は、現像剤担持体に現像剤を供給する機能と、現像剤担持体から現像剤を回収する機能が分離している、所謂、機能分離型の現像装置である。機能分離型の現像装置では、現像剤担持体に現像剤を供給するための現像室と、現像装置に外部から補給された現像剤を撹拌するとともに現像剤担持体から現像剤を回収するための撹拌室と、の間で現像剤が循環している。また、機能分離型の現像装置では、撹拌室内の現像剤搬送方向の上流から下流にかけて現像剤が搬送され、現像剤担持体から現像剤が回収されていく為、撹拌室内の現像剤量は、撹拌室内の現像剤搬送方向の下流側の方が上流側と比べて多くなる傾向にある。
【0005】
また、特許文献1に記載の現像装置は、撹拌室が現像室よりも下方に配置されている。そのため、撹拌室から現像室に現像剤を受け渡すための領域(連通口)の近傍では、重力に逆らって現像剤を搬送する為に現像剤の搬送速度が遅く、現像剤が滞留しやすい傾向がある。現像剤が滞留していると、現像剤の熱が拡散しにくく蓄熱しやすいため、撹拌室から現像室に現像剤を受け渡すための領域(連通口)の近傍を積極的に冷却する必要がある。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、機能分離型の現像装置であって且つ撹拌室が現像室よりも下方に配置されている構成において、現像室と撹拌室との間を循環する現像剤の冷却効率を高めることが可能な現像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る現像装置は以下のような構成を備える。即ち、像担持体に形成された静電潜像を現像する現像領域にトナーとキャリアを含む現像剤を担持搬送する回転可能な現像剤担持体と、前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する第一室と、前記現像剤担持体に対向して配置され且つ前記現像領域を通過した前記現像剤を前記現像剤担持体から回収する第二室と、前記第一室と前記第二室とを区画する隔壁と、前記第一室に配置され且つ前記現像剤を第一方向に搬送する第一搬送部材と、前記第二室に配置され且つ前記現像剤を前記第一方向とは逆方向の第二方向に搬送する第二搬送部材と、前記第二室から前記第一室に前記現像剤が連通することを許容する第一連通部と、前記第一室から前記第二室に前記現像剤が連通することを許容する第二連通部と、前記第二室の側面に配置され、前記第二方向に沿って延伸して設けられ、内部に空気が通過するダクトと、前記第二方向に関して前記第二連通部よりも下流且つ前記第一連通部よりも上流において、前記ダクトの内部に配置された複数のフィンと、を備え、前記第二室の底面は、前記第一室の底面よりも下方に配置されており、前記複数のフィンのうちの前記第一連通部の近傍における前記フィンの表面積は、前記複数のフィンのうちの前記第二連通部の近傍における前記フィンの表面積よりも大きいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、機能分離型の現像装置であって且つ撹拌室が現像室よりも下方に配置されている構成において、現像室と撹拌室との間を循環する現像剤の冷却効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。
第1の実施形態に係る現像装置の構成を示す断面図である。
第1の実施形態に係る現像装置の構成を示す断面図である。
第1の実施形態に係る現像装置の冷却機構の構成を示す斜視図である。
第1の実施形態に係る現像装置の冷却機構の構成を示す斜視図である。
第1の実施形態に係る現像装置の冷却機構の構成を示す断面図である。
その他の実施形態に係る現像装置の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。本発明は、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
(【0011】以降は省略されています)

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