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公開番号
2024174518
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092378
出願日
2023-06-05
発明の名称
画像処理装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
H04N
13/122 20180101AFI20241210BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】異物による立体視の悪化を抑制することのできる技術を提供する。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、第1の光学系を介して撮像された第1の画像と、第2の光学系を介して撮像された第2の画像とを取得する取得手段と、前記第1の画像と前記第2の画像との一方の画像から、所定の条件を満たす領域を、異物領域として検出する検出手段と、前記一方の画像における前記異物領域の画素値を、前記第1の画像と前記第2の画像との他方の画像の画素値を用いて補正する補正手段とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の光学系を介して撮像された第1の画像と、第2の光学系を介して撮像された第2の画像とを取得する取得手段と、
前記第1の画像と前記第2の画像との一方の画像から、所定の条件を満たす領域を、異物領域として検出する検出手段と、
前記一方の画像における前記異物領域の画素値を、前記第1の画像と前記第2の画像との他方の画像の画素値を用いて補正する補正手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1の画像と前記第2の画像とのうち、過去の画像との相関が弱い方の画像を、前記一方の画像として選択する選択手段
をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記所定の条件は、過去の画像との相関が閾値よりも弱いという条件を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記所定の条件は、過去の画像との相関が閾値よりも弱い領域からの距離が閾値よりも短いという条件を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記所定の条件は、前記他方の画像との相関が閾値よりも弱いという条件を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記補正手段は、
前記他方の画像から第3の画像を生成する生成手段と、
前記一方の画像における複数の領域のそれぞれについて前記異物領域に基づく合成比率で前記一方の画像と画素値と前記第3の画像の画素値とを合成することによって得られる画像に、前記一方の画像を補正する合成手段と
を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記一方の画像における複数の領域のそれぞれについて、前記他方の画像に対する視差に関連した評価値を取得する第2取得手段
をさらに有し、
前記生成手段は、前記複数の領域にそれぞれ対応する複数の評価値に基づいて、前記他方の画像から第3の画像を生成する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記生成手段は、前記異物領域の周囲に対応する評価値を用いて前記異物領域に対応する評価値を補正し、当該補正後の前記複数の評価値に基づいて、前記他方の画像から第3の画像を生成する
ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記評価値は、前記第1の画像と前記第2の画像との相関の弱さを示す
ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記異物領域が所定の領域の外側で検出された場合に、前記補正手段は、前記異物領域が無効な画像に、前記一方の画像を補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
立体視が行えるように、互いに視差のある2つの画像を表示する技術が知られている。2つの画像の一方にのみ異物(例えば、撮像に用いる光学系に付着した異物)が写ると、立体視が困難となり、立体視における没入感が損なわれる(立体視の悪化)。
【0003】
特許文献1には、ステレオ画像の視差に基づいて、光学系に付着した異物を検出する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-130549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の技術を用いて異物が検出できたとしても、光学系から異物を取り除かなければ、立体視は改善されない。ユーザに依っては、異物を上手く取り除けず、光学系にさらに異物を付着させたり、光学系を傷つけたりして、立体視をさらに悪化させてしまうことがある。
【0006】
本発明は、異物による立体視の悪化を抑制することのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、第1の光学系を介して撮像された第1の画像と、第2の光学系を介して撮像された第2の画像とを取得する取得手段と、前記第1の画像と前記第2の画像との一方の画像から、所定の条件を満たす領域を、異物領域として検出する検出手段と、前記一方の画像における前記異物領域の画素値を、前記第1の画像と前記第2の画像との他方の画像の画素値を用いて補正する補正手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
【0008】
本発明の第2の態様は、第1の光学系を介して撮像された第1の画像と、第2の光学系を介して撮像された第2の画像とを取得するステップと、前記第1の画像と前記第2の画像との一方の画像から、所定の条件を満たす領域を、異物領域として検出するステップと、前記一方の画像における前記異物領域の画素値を、前記第1の画像と前記第2の画像との他方の画像の画素値を用いて補正するステップとを有することを特徴とする画像処理方法である。
【0009】
本発明の第3の態様は、コンピュータを、上述した画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラムである。本発明の第4の態様は、コンピュータを、上述した画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、異物による立体視の悪化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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