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公開番号2024054048
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022169500
出願日2022-10-04
発明の名称開封用カッター
出願人個人
代理人
主分類B65B 69/00 20060101AFI20240409BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】共働きの主婦、視力や握力の衰えた高齢者、又は刃物を掴めない状態にある方でも包装袋等を安全に素早く開封でき、飛散する切れ端を容器内に収容し纏めて棄てることのできる開封用カッターを提供する。
【解決手段】 平坦な上方開口部20に凹形溝21aと補助板25を設け、下方開口部26に段差を設けて内部を中空構造とする横長方形の枠体2を形成する。矩形板材の先端部にスリット30、ガイドレール4、把手カッター5からなる切断機構Cを備えた蓋体3を上方開口部20に蝶着する。切れ端Bを収容する受け容器6を設けて両端部に係止バネ62、62を付設し、下方開口部26を介して枠体2内に挿入し、さらに、後面壁22の外面にゴム磁石7,7を貼着したことを特徴とする開封用カッター。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
切れ端を収容する容器を設けた開封器具において、
平面視横長方形をなす平坦な上方開口部の前部に凹形溝と後部に補助板を設け、下方開口部に段差を設けて内側を中空構造とする前後左右の面壁からなる枠体、
矩形板材の前方長手方向に沿って前記凹形溝と重合し連通するスリットを欠成し、前記上方開口部に開閉自在に蝶着する蓋体、
前記スリットの両端部に対峙させ固定した支持部材に一対のステンレス棒線を架け渡して、前記スリット上に橋架するガイドレール、
スライド溝とV字刃を有する把手部を前記ガイドレールに挿嵌し、前記V字刃を前記スリット及び前記凹形溝内を往復動させる把手カッター、
容器の両端部に係止バネを付設し、前記下方開口部を介して前記枠体内に挿入する受け容器、
後面壁の外面上部に並置し、一部分を貼着してなるゴム磁石、
を備え、
前記枠体内に挿入した前記受け容器の脱落を前記係止バネにて阻止し保持して、前記受け容器の脱着を下方向に引き抜くだけとし、脱着した前記受け容器の前記枠体内への挿入を前記下方開口部に差し込むだけとして、構成されていることを特徴とする開封用カッター。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記蓋体を蝶着する部材に粘着テープを用いていることを特徴とする請求項1記載の開封用カッター。
【請求項3】
前記受け容器を前記枠体内へ挿入する際、前記受け容器の開口縁が前記後面壁の内面に摺接するように、前記後面壁の縦寸法を前面壁の縦寸法より長く設けていることを特徴とする請求項2記載の開封用カッター。
【請求項4】
前記ガイドレールの前記把手カッターに対する挟持力がレール中央部においても強く保持されるように、前記ガイドレール中央部のレール幅を狭めていることを特徴とする請求項3記載の開封用カッター。
【請求項5】
緩く湾出した磁性体の壁面に設置する際、前記ゴム磁石の未貼着部分を撓ませて、前記ゴム磁石の略全体が吸着するように設けられていることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載の開封用カッター。
【請求項6】
緩く湾出した磁性体の壁面に設置する際、前記ゴム磁石の未貼着部分を撓ませて、前記ゴム磁石の略全体が吸着するように設けられていることを特徴とする請求項3~4の何れかに記載の開封用カッター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、キッチンの壁面や冷蔵庫等の壁面に設置し、蓋で挟持した包装袋をカッターをスライドさせて開封し、落ちる切れ端を容器内に収容する開封用カッターに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、一般家庭では食品等を包装した袋を開封する際に、ハサミや包丁等の刃物が使用され、切り口のある袋は手で開封されている。近年の包装袋は開封し易くなってはいるが、調理中は手に油などが着くため一々手を洗ったり、切り口が見え難い場合はメガネを掛けたり一手間を要し、特に視力や握力の衰えた高齢者やハサミの使用が困難な方にとって包装袋の開封は容易でなかった。
【0003】
現在では密封された食品や食材が増え、一方、高齢化時代となって自炊する高齢者や共働きで食事作りの時間を削られた主婦も増えていて、忙しい調理時に包装袋の開封に手間取ると苛立ったりストレスを感じたりするとのことである。そこで、こうした問題を解決すべく、包装袋を器具に設けた蓋体で挟み、その蓋体に備えた断裁機構にて開封箇所を瞬時に切断し、発生した切れ端を中容器内に収容する開封器具が特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-277006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の開封器具を壁面に設置した場合、中容器を取り出す際に案内レールに嵌合されてる摺動体が壁面に先当たりして蓋体を全開できず、案内レールから摺動体を抜脱して蓋体を開け、中容器を取り出し切れ端を捨てるとした手順を踏まなければならない。仮に、包装袋を安全に瞬時に開封して切れ端を中容器内に収容できたとしても、その中容器を着脱する際の面倒な操作が利用者に無用な負担感を負わせるなどの課題が残されていた。
【0006】
加えて、案内レール中央部の撓みによる摺動体の前後揺動(弛み)、それを防止する棒線バネの取り付け位置が的確でなく固定方法も明確ではない。また、特許文献1の開封器具を卓上用として使用した場合に、スープなどが入った包装袋を開封する際に液体をこぼす畏れがある。
【0007】
本発明が解決しようとする主たる課題は、切れ端を収容する容器の着脱を容易にすることである。さらに、不安定な案内レールの挟持力不足など様々な問題点を解消するため、新たな発想と構造を以て使い勝手の良い開封用カッターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
切れ端を収容する容器を設けた開封器具において、平面視横長方形をなす平坦な上方開口部の前部に凹形溝と後部に補助板を設け、下方開口部に段差を設けて内側を中空構造とする前後左右の面壁からなる枠体、矩形板材の長手方向に沿って前記凹形溝と重合し連通するスリットを欠成し、前記上方開口部に開閉自在に蝶着する蓋体、前記メリットの両端部に対峙させ固定した支持部材に一対のステンレス棒線を架け渡して、前記スリットに沿って橋架するガイドレール、スライド溝とV字刃を有する把手部を前記ガイドレールに挿嵌し、前記V字刃を前記スリット及び前記凹形溝内を往復動させる把手カッター、容器の両端部に係止バネを付設し、前記下方開口部を介して前記枠体内に挿入する受け容器、後面壁の外面上部に並置し、一部分を貼着してなるゴム磁石、を備え、
前記枠体内に挿入した前記受け容器の脱落を前記係止バネにて係止し保持して、前記受け容器の脱着を下方向に引き抜くだけとし、脱着した前記受け容器の前記枠体内への挿入を前記下方開口部に差し込むだけとして、構成されていることを特徴とする開封用カッター。
【0009】
〔請求項2記載の発明〕
前記蓋体を蝶着する部材に粘着テープを用いていることを特徴とする請求項1記載の開封用カッター。
【0010】
〔請求項3記載の発明〕
前記受け容器を前記枠体内へ挿入する際、前記受け容器の開口縁が前記後面壁の内面に摺接するように、前記後面壁の縦寸法を前面壁の縦寸法より長く設けていることを特徴とする請求項2記載の開封用カッター。
(【0011】以降は省略されています)

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