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公開番号2024156386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023070801
出願日2023-04-24
発明の名称印刷制御装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20241029BHJP(計算;計数)
要約【課題】印刷済み印刷ジョブを再実行する場合に、意図せず、予約情報が設定されている給紙部を利用してしまうことを防止できるようにする。
【解決手段】印刷制御装置は、予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブの実行指示を受け付けると、予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブを画像形成装置に送信する送信手段と、送信手段の送信後、印刷ジョブ終了通知を受信すると、印刷ジョブに含まれている利用情報にかかわらず、印刷ジョブを、予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す利用情報を有する印刷済み印刷ジョブであって再実行可能な印刷済み印刷ジョブとして登録する登録手段とを有する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置の印刷ジョブを制御する印刷制御装置であって、
前記画像形成装置は、
複数の給紙部の各々に予約情報を設定可能な画像形成装置であって、
前記予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブを前記印刷制御装置から受信すると、前記印刷ジョブに含まれている利用情報を取得する取得手段と、
前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す場合、前記予約情報が設定されていない給紙部を利用給紙部として決定し、前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用することを示す場合、前記予約情報が設定されている給紙部を優先的に利用給紙部として決定する決定手段とを有し、
前記印刷制御装置は、
前記予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブの実行指示を受け付けると、前記予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信手段と、
前記送信手段の送信後、印刷ジョブ終了通知を受信すると、前記印刷ジョブに含まれている利用情報にかかわらず、前記印刷ジョブを、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す利用情報を有する印刷済み印刷ジョブであって再実行可能な印刷済み印刷ジョブとして登録する登録手段と
を有することを特徴とする印刷制御装置。
続きを表示(約 3,200 文字)【請求項2】
前記登録手段により登録された印刷済み印刷ジョブ毎に、前記印刷済み印刷ジョブが有する前記利用情報を表示するように制御する表示制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項3】
前記印刷ジョブは、用紙の種類の情報を含み、
前記登録手段は、
前記印刷ジョブに含まれている利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用することを示す場合、前記印刷ジョブに含まれている用紙の種類の情報と同じ情報を含む印刷済み印刷ジョブを登録し、
前記印刷ジョブに含まれている利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す場合、前記印刷ジョブに含まれている用紙の種類の情報にかかわらず、用紙の種類を指定しないことを示す情報を含む印刷済み印刷ジョブを登録することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項4】
前記印刷ジョブは、給紙部の情報を含み、
前記登録手段は、
前記印刷ジョブに含まれている利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用することを示す場合、前記印刷ジョブに含まれている給紙部の情報と同じ情報を含む印刷済み印刷ジョブを登録し、
前記印刷ジョブに含まれている利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す場合、前記印刷ジョブに含まれている給紙部の情報にかかわらず、給紙部を指定しないことを示す情報を含む印刷済み印刷ジョブを登録することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項5】
画像形成装置の印刷ジョブを制御する印刷制御装置であって、
前記画像形成装置は、
複数の給紙部の各々に予約情報を設定可能な画像形成装置であって、
前記予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブを前記印刷制御装置から受信すると、前記印刷ジョブに含まれている利用情報を取得する取得手段と、
前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す場合、前記予約情報が設定されていない給紙部を利用給紙部として決定し、前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用することを示す場合、前記予約情報が設定されている給紙部を優先的に利用給紙部として決定する決定手段とを有し、
前記印刷制御装置は、
前記予約情報が設定されている給紙部を利用しない、今回のみ利用する、又は、毎回利用することを示す利用情報を有する印刷ジョブの実行指示を受け付けると、前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す場合、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す利用情報を有する印刷ジョブを前記画像形成装置に送信し、前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を今回のみ利用する、又は、毎回利用することを示す場合、前記予約情報が設定されている給紙部を利用することを示す利用情報を有する印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信手段と、
前記送信手段の送信後、印刷ジョブ終了通知を受信すると、前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しない、又は、今回のみ利用することを示す場合、前記印刷ジョブを、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す利用情報を有する印刷済み印刷ジョブであって再実行可能な印刷済み印刷ジョブとして登録し、前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を毎回利用することを示す場合、前記印刷ジョブを、前記予約情報が設定されている給紙部を毎回利用することを示す利用情報を有する印刷済み印刷ジョブであって再実行可能な印刷済み印刷ジョブとして登録する登録手段と
を有することを特徴とする印刷制御装置。
【請求項6】
前記登録手段により登録された印刷済み印刷ジョブ毎に、前記印刷済み印刷ジョブが有する前記利用情報を表示するように制御する表示制御手段をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
【請求項7】
前記印刷ジョブは、用紙の種類の情報を含み、
前記登録手段は、
前記印刷ジョブに含まれている利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を毎回利用することを示す場合、前記印刷ジョブに含まれている用紙の種類の情報と同じ情報を含む印刷済み印刷ジョブを登録し、
前記印刷ジョブに含まれている利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しない、又は、今回のみ利用することを示す場合、前記印刷ジョブに含まれている用紙の種類の情報にかかわらず、用紙の種類を指定しないことを示す情報を含む印刷済み印刷ジョブを登録することを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
【請求項8】
前記印刷ジョブは、給紙部の情報を含み、
前記登録手段は、
前記印刷ジョブに含まれている利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を毎回利用することを示す場合、前記印刷ジョブに含まれている給紙部の情報と同じ情報を含む印刷済み印刷ジョブを登録し、
前記印刷ジョブに含まれている利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しない、又は、今回のみ利用することを示す場合、前記印刷ジョブに含まれている給紙部の情報にかかわらず、給紙部を指定しないことを示す情報を含む印刷済み印刷ジョブを登録することを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
【請求項9】
画像形成装置の印刷ジョブを制御する印刷制御装置であって、
前記画像形成装置は、
複数の給紙部の各々に予約情報を設定可能な画像形成装置であって、
前記予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブを前記印刷制御装置から受信すると、前記印刷ジョブに含まれている利用情報を取得する取得手段と、
前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す場合、前記予約情報が設定されていない給紙部を利用給紙部として決定し、前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用することを示す場合、前記予約情報が設定されている給紙部を優先的に利用給紙部として決定する決定手段とを有し、
前記印刷制御装置は、
前記予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブの実行指示を受け付けると、前記予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信手段と、
前記送信手段の送信後、印刷ジョブ終了通知を受信すると、前記印刷ジョブに含まれている利用情報と同じ利用情報を有する再実行可能な印刷済み印刷ジョブを登録する登録手段と、
前記印刷済み印刷ジョブの再実行が指示され、前記再実行が指示された印刷済み印刷ジョブに含まれている利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用することを示す場合、前記予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを選択するための画面を表示するように制御する表示制御手段と
を有することを特徴とする印刷制御装置。
【請求項10】
前記送信手段は、前記画面での選択に応じた利用情報を有する印刷済み印刷ジョブを前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項9に記載の印刷制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷制御装置、印刷システム、印刷制御装置の制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
印刷の分野において、印刷したものと同じ設定で再印刷する技術が一般的に知られている。また、特許文献1には、画像形成装置が有する複数の給紙段のうち、ユーザ指定した給紙段もしくは用紙情報から自動的に指定された給紙段から用紙を給紙して、給紙された用紙に画像を印刷する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-104614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、画像形成装置の複数の給紙段のうちの1つに、高価な用紙などの特殊な用紙をセットした後に、その用紙を使おうとしていたユーザとは別のユーザが別の目的でその給紙段を使用して印刷し、特殊な用紙を無駄遣いする可能性がある。
【0005】
そのため、用紙誤防止用の設定をした印刷ジョブを再印刷する場合には、次のような問題が発生することがある。印刷設定を確認し忘れた場合など、用紙誤防止用の設定を付けたまま再印刷をかけてしまう可能性がある。再印刷時には、給紙段に入っている用紙が最初に印刷した時と変わっている場合も考えられ、例えば別のユーザがセットした用紙を意図せずに使用してしまう可能性がある。
【0006】
本開示の目的は、印刷済み印刷ジョブを再実行する場合に、意図せず、予約情報が設定されている給紙部を利用してしまうことを防止できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
印刷制御装置は、画像形成装置の印刷ジョブを制御する印刷制御装置であって、前記画像形成装置は、複数の給紙部の各々に予約情報を設定可能な画像形成装置であって、前記予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブを前記印刷制御装置から受信すると、前記印刷ジョブに含まれている利用情報を取得する取得手段と、前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す場合、前記予約情報が設定されていない給紙部を利用給紙部として決定し、前記利用情報が、前記予約情報が設定されている給紙部を利用することを示す場合、前記予約情報が設定されている給紙部を優先的に利用給紙部として決定する決定手段とを有し、前記印刷制御装置は、前記予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブの実行指示を受け付けると、前記予約情報が設定されている給紙部を利用するか否かを示す利用情報を有する印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信手段と、前記送信手段の送信後、印刷ジョブ終了通知を受信すると、前記印刷ジョブに含まれている利用情報にかかわらず、前記印刷ジョブを、前記予約情報が設定されている給紙部を利用しないことを示す利用情報を有する印刷済み印刷ジョブであって再実行可能な印刷済み印刷ジョブとして登録する登録手段とを有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、印刷済み印刷ジョブを再実行する場合に、意図せず、予約情報が設定されている給紙部を利用してしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
印刷システムの構成例を示す図である。
画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
印刷制御装置の構成例を示すブロック図である。
予約給紙段の設定画面の一例を示す図である。
各給紙段の設定状況の一例を示す図である。
印刷処理の給紙判定処理の内容を表すフローチャートである。
画像形成装置の用紙なしエラー画面の一例を示す図である。
ジョブ管理画面の一例を示す図である。
印刷ジョブデータ、及び、ジョブリストの構成例を示す図である。
印刷設定画面の一例を示す図である。
印刷制御装置の制御方法を示すフローチャートである。
印刷設定画面の一例を示す図である。
印刷制御装置の制御方法を示すフローチャートである。
ジョブ管理画面の一例を示す図である。
確認ダイアログの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、最良の実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、留め置き印刷機能を持つ複合機(デジタル複合機/MFP/Multi Function Peripheral)を例とする。しかしながら、一般的に留め置き印刷は、SFP(Single Function Peripheral)でも使用されるため、適用範囲は複合機に限定はしない。
(【0011】以降は省略されています)

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