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公開番号2024158795
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074324
出願日2023-04-28
発明の名称記録方法及び記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20241031BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録媒体を適切に乾燥させることができる記録方法を提供すること。
【解決手段】記録方法は、記録媒体に対してインクを付与するインク付与工程と、インク付与工程によってインクが付与された記録媒体を乾燥する乾燥工程と、含む。記録媒体が第1の種類である場合、乾燥工程では、記録媒体の含水率が所定の範囲内に収まる様に、第1の乾燥手法を用いて記録媒体を乾燥する。記録媒体が第1の種類よりも水分の含有傾向が高い第2の種類である場合、乾燥工程では、記録媒体の含水率が上記所定の範囲内に収まる様に、第1の乾燥手法よりも乾燥効果が高い第2の乾燥手法を用いて記録媒体を乾燥する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に対してインクを付与するインク付与工程と、前記インク付与工程によってインクが付与された記録媒体を乾燥する乾燥工程と、含む記録方法であって、
記録媒体が第1の種類である場合、前記乾燥工程では、記録媒体の含水率が所定の範囲内に収まる様に、第1の乾燥手法を用いて記録媒体を乾燥し、
記録媒体が前記第1の種類よりも水分の含有傾向が高い第2の種類である場合、前記乾燥工程では、記録媒体の含水率が前記所定の範囲内に収まる様に、前記第1の乾燥手法よりも乾燥効果が高い第2の乾燥手法を用いて記録媒体を乾燥する、ことを特徴とする記録方法。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記第1の種類の記録媒体は、前記第2の種類の記録媒体よりも坪量が大きい、請求項1に記載の記録方法。
【請求項3】
記録媒体が前記第1の種類である場合、前記乾燥工程では、送風機構の風量が、第1の風量に設定され、
記録媒体が前記第2の種類である場合、前記乾燥工程では、前記送風機構の風量が、前記第1の風量よりも小さい第2の風量に設定される、請求項1に記載の記録方法。
【請求項4】
前記送風機構は、インクが付与された記録媒体の面に対して送風をする、請求項3に記載の記録方法。
【請求項5】
記録媒体が前記第1の種類である場合、前記乾燥工程では、加熱機構の温度が、第1の温度に設定され、
記録媒体が前記第2の種類である場合、前記乾燥工程では、前記加熱機構の温度が、前記第1の温度よりも小さい第2の温度に設定される、請求項1に記載の記録方法。
【請求項6】
前記加熱機構は、インクが付与された記録媒体の面が向く方向とは反対方向を向く面に対して加熱をする、請求項5に記載の記録方法。
【請求項7】
前記所定の範囲の含水率は、10質量%以下且つ2質量%以上である、請求項1乃至6の何れか1項に記載の記録方法。
【請求項8】
前記乾燥工程において、記録媒体は、インクが付与された面とは反対の面が吸引されることにより、平滑な姿勢が維持される、請求項1又は2に記載の記録方法。
【請求項9】
前記インク付与工程において、記録媒体に対して、更に反応液が付与される、請求項1又は2に記載の記録方法。
【請求項10】
前記インク付与工程において、インクが付与されるよりも前に反応液が付与される、請求項9に記載の記録方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録方法及び記録装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
記録媒体に対してインクを付与して画像を形成することにより記録を行う記録方式では、記録媒体が有するインク吸収能力に関わらず、インクに含まれている溶剤を記録媒体に浸透させて画像の堅牢性を得ることが望まれる。
【0003】
この様な状況下、特許文献1には、インク滴が吐出された記録媒体を高湿度環境の空間を通過させることにより、記録媒体にインク滴を浸透させる吐出装置(記録装置ともいう)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-52176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1の吐出装置では、記録媒体を乾燥させる前に装置の周囲よりも加湿された高湿度の空間を記録媒体が通過する。このため、記録媒体の坪量が比較的小さい場合、記録媒体がインク中の水分を過剰に吸収してしまい、コックリングが生じる虞があった。これに加えて、特許文献1の吐出装置では、記録媒体を乾燥させる際の加熱温度が、比較的低温である。このため、記録媒体の坪量が比較的大きい場合、記録媒体の熱容量も坪量の大きさに従って大きくなるため、記録媒体を充分に乾燥させることが困難であった。
【0006】
そこで、本開示は、記録媒体を適切に乾燥させることができる記録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成すべく、本開示の記録方法は、記録媒体に対してインクを付与するインク付与工程と、前記インク付与工程によってインクが付与された記録媒体を乾燥する乾燥工程と、含む記録方法であって、記録媒体が第1の種類である場合、前記乾燥工程では、記録媒体の含水率が所定の範囲内に収まる様に、第1の乾燥手法を用いて記録媒体を乾燥し、記録媒体が前記第1の種類よりも水分の含有傾向が高い第2の種類である場合、前記乾燥工程では、記録媒体の含水率が前記所定の範囲内に収まる様に、前記第1の乾燥手法よりも乾燥効果が高い第2の乾燥手法を用いて記録媒体を乾燥する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示の記録方法によれば、記録媒体を適切に乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態における記録装置の構成例を示す模式図。
一実施形態における記録装置全体の制御システムを示すブロック図。
一実施形態におけるプリンタ制御部のブロック図。
一実施形態における記録装置が行う印刷処理の一例を示すフローチャート図。
記録媒体と接触する定着部材の表面で使用した材質の種類、及び熱物性値を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1の実施形態]
以下、好適な実施の形態を挙げて、本開示を詳細に説明する。尚、以下に述べる実施形態は、本開示の好適な実施形態であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかし、本開示の範囲は、以下の説明によって不当に限定されない。また、本実施の形態で説明される構成の全てが本開示の必須の構成要件ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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