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公開番号
2024159146
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074953
出願日
2023-04-28
発明の名称
液体供給装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20241031BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】袋状の液体容器を用いた攪拌機能を有する液体供給装置のスペース効率を向上させる。
【解決手段】液体を供給するための供給口が設けられた袋である液体容器を、液体供給装置に対して着脱自在に保持する保持部材と、液体容器を押圧する押圧部材と、押圧部材が液体容器を押圧する第1の位置と、第1の位置よりも押圧部材の液体容器への押圧量が少ないかあるいは押圧部材が液体容器を押圧していない第2の位置と、に押圧部材を移動させる可動部材と、一端が押圧部材に係止され、他端が保持部材に係止された第1のバネと、一端が押圧部材に係止され、他端が可動部材に係止された第2のバネと、を備える。
【選択図】 図17
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を供給するための供給口が設けられた袋である液体容器を、液体供給装置に対して着脱自在に保持する保持部材と、
前記液体容器を押圧する押圧部材と、
前記押圧部材が前記液体容器を押圧する第1の位置と、前記第1の位置よりも前記押圧部材の前記液体容器への押圧量が少ないかあるいは前記押圧部材が前記液体容器を押圧していない第2の位置と、に前記押圧部材を移動させる可動部材と、
一端が前記押圧部材に係止され、他端が前記保持部材に係止された第1のバネと、
一端が前記押圧部材に係止され、他端が前記可動部材に係止された第2のバネと、
を備えることを特徴とする液体供給装置。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記第1のバネおよび前記第2のバネは、前記押圧部材が前記液体容器を押圧する前記第1の位置に向かうように、前記押圧部材を付勢することを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項3】
前記可動部材は、前記押圧部材に当接する当接部を有し、前記可動部材が第1の方向に移動して前記当接部を前記押圧部材から離間させることで、前記押圧部材を前記第1の位置に移動させ、前記可動部材が前記第1の方向とは逆の第2の方向に移動して前記当接部を前記押圧部材に当接させることで、前記押圧部材を前記第2の位置に移動させることを特徴とする請求項2に記載の液体供給装置。
【請求項4】
前記可動部材が前記第1の方向に移動する場合に、前記第2のバネの付勢力が前記可動部材の移動の負荷となり、前記可動部材が前記第2の方向に移動する場合に、前記第1のバネの付勢力が前記可動部材の移動の負荷となることを特徴とする請求項3に記載の液体供給装置。
【請求項5】
前記可動部材は、前記押圧部材を前記第1の位置と前記第2の位置の間で往復させる往復動作を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項6】
前記可動部材は、前記往復動作を第1の所定時間だけ繰り返し、その後に前記往復動作を第2の所定時間だけ停止させることを特徴とする請求項5に記載の液体供給装置。
【請求項7】
前記第2の所定時間は前記第1の所定時間よりも長いことを特徴とする請求項6に記載の液体供給装置。
【請求項8】
複数段の前記保持部材と前記押圧部材の組を有することを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項9】
前記可動部材は、複数段の前記押圧部材を一括して移動させることを特徴とする請求項8に記載の液体供給装置。
【請求項10】
前記可動部材を駆動する駆動手段をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の液体供給装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント装置に液体を供給する液体供給装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、可撓性の材質で形成された袋状の液体容器を用いた液体供給装置が知られている。プリント装置においても、インク等の液体を収容するための容器として袋状の液体容器が用いられることが増えてきた。
【0003】
また、プリントに用いられるインク等の液体は、色材が配合されているため、時間の経過と共にその色材成分が沈降することがよく知られている。そうした場合、袋状容器内のインク濃度が不均一になり、それを用いて印刷された印刷物の画質に影響が生じる恐れがある。そのため、袋状容器内のインクを攪拌する必要が生じる。
【0004】
攪拌を行う手段の一つとして、バネ付勢した押圧板を用いて、袋状容器を繰り返し押圧する方式が考えられる。また近年は、画質向上のためのインクの多色化、また、生産性向上のための同色タンクの複数化などが進んでいる。このような状況に対応するためには、、袋状のタンクを攪拌する機構の多段化が必要となってきている。
【0005】
このような攪拌装置の例として、特許文献1には、押圧板を駆動するために各段にモータを設置する構成のインクジェット記録装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-131648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1においては、押圧板を駆動するために各段にモータを設置する構成であるため、モータ/伝達駆動系/電気配線が段数に比例して増加してしまう。そのため、各段の押圧板をまとめて駆動する構成が望まれるが、そうした場合、複数段の押圧板をまとめてそれらのバネ付勢力に抗して駆動するための大きな駆動力が必要になり、モータの大型化などを招く。結果として、液体供給装置のスペース効率の低下や製造コストの上昇が発生してしまう。
【0008】
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、袋状の液体容器を用いた攪拌機能を有する液体供給装置のスペース効率を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係わる液体供給装置は、液体を供給するための供給口が設けられた袋である液体容器を、液体供給装置に対して着脱自在に保持する保持部材と、前記液体容器を押圧する押圧部材と、前記押圧部材が前記液体容器を押圧する第1の位置と、前記第1の位置よりも前記押圧部材の前記液体容器への押圧量が少ないかあるいは前記押圧部材が前記液体容器を押圧していない第2の位置と、に前記押圧部材を移動させる可動部材と、一端が前記押圧部材に係止され、他端が前記保持部材に係止された第1のバネと、一端が前記押圧部材に係止され、他端が前記可動部材に係止された第2のバネと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、袋状の液体容器を用いた攪拌機能を有する液体供給装置のスペース効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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