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公開番号2024157778
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072349
出願日2023-04-26
発明の名称検査方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20241031BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】素子基板ごとの着弾精度に加え、隣接した素子基板間の繋ぎ部の着弾精度を検査する場合に、検査コストの上昇を抑制すること。
【解決手段】本発明の一実施形態は、複数の素子基板が配列された液体吐出ヘッドであり、前記複数の素子基板は夫々、液体を吐出する複数の吐出口から成る吐出口列が形成されている前記液体吐出ヘッドの検査方法であって、記録媒体に検査パターンを印刷する印刷ステップと、前記印刷ステップにて前記記録媒体に印刷された前記検査パターンを読み取る読み取りステップと、を有し、前記検査パターンは、隣接する素子基板の繋ぎ部を含む複数の吐出口を用いて印刷する第1パターン、並びに、前記第1パターンの印刷に用いない吐出口及び前記第1パターンの印刷に用いる吐出口の一部を用いて印刷する第2パターンを含む、ことを特徴とする検査方法である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の素子基板が配列された液体吐出ヘッドであり、前記複数の素子基板は夫々、液体を吐出する複数の吐出口から成る吐出口列が形成されている前記液体吐出ヘッドの検査方法であって、
記録媒体に検査パターンを印刷する印刷ステップと、
前記印刷ステップにて前記記録媒体に印刷された前記検査パターンを読み取る読み取りステップと、
前記読み取りステップで読み取った前記検査パターンに含まれる着弾ドットの位置座標に基づいて、前記複数の素子基板の夫々につき、素子基板単独の着弾精度を算出する第1算出ステップと、
前記位置座標に基づき、隣接する素子基板の繋ぎ部の着弾精度を算出する第2算出ステップと、
を有し、
前記検査パターンは、前記隣接する素子基板の繋ぎ部を含む複数の吐出口を用いて印刷する第1パターン、並びに、前記第1パターンの印刷に用いない吐出口及び前記第1パターンの印刷に用いる吐出口の一部を用いて印刷する第2パターンを含む、
ことを特徴とする検査方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記検査パターンは、前記第1パターンと前記第2パターンとの2段で構成される、
請求項1に記載の検査方法。
【請求項3】
前記第1パターンの印刷と前記第2パターンの印刷とで前記液体を吐出する吐出口は、前記吐出口列における略中央の吐出口である、
請求項1又は2に記載の検査方法。
【請求項4】
前記印刷ステップでは、前記複数の素子基板の配列方向に直交する方向に前記記録媒体を搬送しながら、前記検査パターンを印刷する、
請求項1又は2に記載の検査方法。
【請求項5】
前記位置座標の情報を取得する取得ステップを更に有する、
請求項1又は2に記載の検査方法。
【請求項6】
前記第1算出ステップでは、
前記第1パターンから読み取った第1着弾ドット座標と、前記第2パターンから読み取った第2着弾ドット座標とに基づいて、1つの仮想格子を導出し、
前記1つの仮想格子を用いて、素子基板単独の着弾精度を算出する、
請求項1又は2に記載の検査方法。
【請求項7】
前記第2算出ステップでは、
前記第1パターンと前記第2パターンとの何れか一方から読み取った着弾ドット座標に基づいて、第1仮想格子及び第2仮想格子を導出し、前記第1仮想格子と前記第2仮想格子との相対的な位置関係に基づいて、前記繋ぎ部の着弾精度を算出する、
請求項1又は2に記載の検査方法。
【請求項8】
前記隣接する素子基板は、前記第1仮想格子を導出するために用いられる着弾ドット座標に対応する吐出口が形成されている第1素子基板、及び、前記第2仮想格子を導出するために用いられる着弾ドット座標に対応する吐出口が形成されている第2素子基板である、
請求項7に記載の検査方法。
【請求項9】
前記第1仮想格子は、前記第1仮想格子における仮想格子交点の数と同じ数の着弾ドットによる着弾ドット座標に基づいて導出され、
前記第2仮想格子は、前記第2仮想格子における仮想格子交点の数と同じ数の着弾ドットによる着弾ドット座標に基づいて導出される、
請求項8に記載の検査方法。
【請求項10】
前記第1パターン及び前記第2パターンは夫々、前記複数の素子基板のうち1つの素子基板に形成されたノズル列の全吐出口と、当該1つの素子基板に隣接する素子基板に形成されたノズル列の半数の吐出口とを用いて印刷される一塊のパターンである、
請求項1又は2に記載の検査方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体吐出ヘッドの着弾精度を検査する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット方式の記録装置は、インクなどの液体を吐出する液体吐出ヘッドを有する。複数の素子基板から構成された長尺の液体吐出ヘッドの着弾精度を検査する際、素子基板ごとに一塊の検査パターンを印刷し、着弾したドットの位置を検出して着弾精度を評価する検査方法が採用されている。特許文献1には、複数の短尺のヘッドを繋ぎ合わせて構成された長尺ヘッドによる印刷品位の検査方法が開示されている。
【0003】
長尺の液体吐出ヘッドの印刷品位を精密に検査するためには、前述した素子基板単位で行う着弾精度の検査以外に、隣接する素子基板間(以降、繋ぎ部とも称す)の着弾精度の検査も必要である。かかる精密検査の方法として、単独の素子基板用の検査パターンと、繋ぎ部用の検査パターンとの2種類の検査パターンを印刷し、当該印刷した夫々のパターンに基づいて着弾精度を検査する方法が考えられる。
【0004】
この2種類の検査パターンの一例について、図17を参照しながら説明する。図17は、素子基板Bと検査パターンとの位置関係を表す模式図である。図17(a)は、素子基板B1や素子基板B2など、1枚の素子基板に備えられた吐出口のみを使用して印刷するパターンを示しており、当該パターンは、単独の素子基板の着弾精度を検査するためのパターンである。尚、図示するようにパターンは2段に分かれており、隣接する素子基板による一塊のパターンが異なる段となるように印刷する。
【0005】
一方、図17(b)は、素子基板B1と素子基板B2、素子基板B2と素子基板B3など、繋ぎ部を介して隣接する2枚の素子基板の夫々に形成された吐出口を使用して印刷する一塊のパターンを示している。このパターンは、繋ぎ部の着弾精度を検査するためのパターンである。尚、図示するように、ある繋ぎ部に隣接する繋ぎ部で印刷される一塊のパターンが、当該ある繋ぎ部で印刷される一塊のパターンと異なる段となるように印刷する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-23459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、図17に例示したように、着弾精度を検査するための検査パターンを2種類(各種類2段で合計4段)印刷して検査する方法では、検査に要する記録媒体の消費量が多くなり、検査コストの上昇を招いてしまう。
【0008】
そこで、本開示は、上記課題に鑑み、素子基板ごとの着弾精度に加え、隣接した素子基板間の繋ぎ部の着弾精度を検査する場合に、検査コストの上昇を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態は、複数の素子基板が配列された液体吐出ヘッドであり、前記複数の素子基板は夫々、液体を吐出する複数の吐出口から成る吐出口列が形成されている前記液体吐出ヘッドの検査方法であって、記録媒体に検査パターンを印刷する印刷ステップと、前記印刷ステップにて前記記録媒体に印刷された前記検査パターンを読み取る読み取りステップと、前記読み取りステップで読み取った前記検査パターンに含まれる着弾ドットの位置座標に基づいて、前記複数の素子基板の夫々につき、素子基板単独の着弾精度を算出する第1算出ステップと、前記位置座標に基づき、隣接する素子基板の繋ぎ部の着弾精度を算出する第2算出ステップと、を有し、前記検査パターンは、前記隣接する素子基板の繋ぎ部を含む複数の吐出口を用いて印刷する第1パターン、並びに、前記第1パターンの印刷に用いない吐出口及び前記第1パターンの印刷に用いる吐出口の一部を用いて印刷する第2パターンを含む、ことを特徴とする検査方法である。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、素子基板ごとの着弾精度に加え、隣接した素子基板間の繋ぎ部の着弾精度を検査する場合に、検査コストの上昇を抑制することが可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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