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公開番号2024157483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071897
出願日2023-04-25
発明の名称インクジェット記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20241030BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 本発明に係るインクジェット記録装置は、記録材に吹き付けるエアを温めるヒータの温度制御を精度よく行うことを目的とする。
【解決手段】 記録材上にインク画像を形成するインク画像形成部と、インク画像形成部によってインク画像が形成された記録材を乾燥する乾燥モジュールと、乾燥モジュールは、搬送手段と、エアを送風する送風手段と、ダクトと、ダクト内のエアを加熱するヒータユニットと、ヒータユニットの加熱領域の上部に配置される第1の温度検知部材と、送風手段によって発生するエアの気流方向において、ヒータユニットから吹出口までの間に配置される第2の温度検知部材と、を備える、ことを特徴とするインクジェット記録装置。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
記録材上にインク画像を形成するインク画像形成部と、
前記インク画像形成部によってインク画像が形成された記録材を乾燥する乾燥モジュールと、
前記乾燥モジュールは、
記録材を搬送する搬送手段と、
エアを送風する送風手段と、
吹出口を有し、前記搬送手段に対して鉛直方向の上部に配置され前記送風手段によって送風されたエアを前記搬送手段によって搬送される記録材に案内するダクトと、
前記ダクト内のエアを加熱するヒータユニットと、
前記ヒータユニットの加熱領域の上部に配置される第1の温度検知部材と、
前記送風手段によって発生するエアの気流方向において、前記ヒータユニットから前記吹出口までの間に配置される第2の温度検知部材と、を備える、
ことを特徴とするインクジェット記録装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第1の温度検知部材の温度が所定の温度に達した場合、前記ヒータユニットによる加熱は遮断される、
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項3】
前記第1の温度検知部材は、サーモスイッチである、
ことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
【請求項4】
前記第2の温度検知部材の温度に基づいて、前記ヒータユニットを制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
【請求項5】
前記ダクトには、穴が形成され、前記穴に前記第1の温度検知部材は配置される、
ことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
【請求項6】
前記第1の温度検知部材の一部は前記穴から前記ダクトの内部に向かって突出している、
ことを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
【請求項7】
前記第1の温度検知部材と接続する制御基板と、
前記第1の温度検知部材と前記制御基板とをつなぐ電線と、を有し、
前記電線と前記第1の温度検知部材との接続位置は、前記ダクトの外部である、
ことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
【請求項8】
前記ヒータユニットは第1のヒータと第2のヒータとを含む複数のヒータを有し、前記第1のヒータと前記第2のヒータは並列に接続される、
ことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
【請求項9】
前記気流方向において、前記第1のヒータと前記第2のヒータは隣り合って配置され、
前記気流方向において、前記第1のヒータと前記第2のヒータとの間に、前記ダクト内のエアの温度を検知する第3の温度検知部材と、を備える、
ことを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置。
【請求項10】
鉛直方向の上部から前記第3の温度検知部材を見た場合、前記第3の温度検知部材は、前記第1のヒータと前記第2のヒータと重なる領域を有していない、
ことを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材にインクを付与することで画像を形成するインクジェット記録装置に
関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
デジタル商業印刷市場では、高画質かつ高速高生産性を実現するカットシート機のニーズが高まっている。デジタル商業印刷では、インクジェット方式の画像形成装置が提案されている。インクジェット機ではプライマやインクといった液体を用紙に打ち込むため、それを用紙上で乾燥させる工程が必要とされる。
【0003】
耐擦過性向上のために乾燥工程を経た記録材を、定着手段で定着する工程が提案される。乾燥工程と定着工程を備えた画像形成装置が特許文献1(特開2010-188624)に開示されている。定着工程では2つの回転体が備えられている。2つの回転体によってニップ部が形成され、ニップ部を記録材が通過する。このように記録材に付与されたインクを定着工程によって定着することで耐擦過性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-188624
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インク画像が形成された記録材を乾燥する乾燥モジュールでは、記録材の上部から温風を吹き付けるためにダクト内のエアを温める必要がある。エアを温めるために加熱手段であるヒータを用いる。
【0006】
ヒータを用いる場合、ヒータが暴走したときのためにヒータ近傍に温度検知部材を備える。更に、エアを所定の温度にする必要もあるため温度検知部材の検知結果に基づいてヒータを制御する。ヒータからエアの吹き出し口までの経路が離れている場合、ヒータの近傍に配置した温度検知部材を用いてヒータの温度制御を行うと、エアを所定の温度に制御することが困難である。
【0007】
そこで本発明に係るインクジェット記録装置は、記録材に吹き付けるエアを温めるヒータの温度制御を精度よく行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を鑑みて、本発明に係るインクジェット記録装置は、記録材上にインク画像を形成するインク画像形成部と、前記インク画像形成部によってインク画像が形成された記録材を乾燥する乾燥モジュールと、前記乾燥モジュールは、記録材を搬送する搬送手段と、エアを送風する送風手段と、吹出口を有し、前記搬送手段に対して鉛直方向の上部に配置され前記送風手段によって送風されたエアを前記搬送手段によって搬送される記録材に案内するダクトと、前記ダクト内のエアを加熱するヒータユニットと、前記ヒータユニットの加熱領域の上部に配置される第1の温度検知部材と、前記送風手段によって発生するエアの気流方向において、前記ヒータユニットから前記吹出口までの間に配置される第2の温度検知部材と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明のインクジェット記録装置によれば、記録材に吹き付けるエアを温めるヒータの温度制御を精度よく行い、且つヒータが暴走した場合に素早くヒータの加熱を停止させることができる。これによって、記録材を適切に乾燥させることができ生産性の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の全体図である。
乾燥モジュールの構成を示す図である。
乾燥ユニットの断面図である。
ダクトの断面図である。
ブロック図である。
シーズヒータの斜視図である。
シーズヒータの温度とサーモスイッチの温度の関係図である。
サーモスイッチの詳細な構成を示す図である。
サーモスイッチの詳細な構成を示す図である。
サーモスイッチの詳細な構成を示す図である。
実施例2のシーズヒータの斜視図である。
比較例のシーズヒータの斜視図と、シーズヒータの温度とサーモスイッチの温度の関係図である。
実施例2のシーズヒータの斜視図と、シーズヒータの温度とサーモスイッチの温度の関係図である。
サーミスタの配置例と、シーズヒータの温度とサーモスイッチの温度の関係図である。
他の実施例のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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