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公開番号2024135829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046709
出願日2023-03-23
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20240927BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】印刷速度に応じて、印刷後の工程で、現像電圧と供給電圧とを制御することにより、残留したスポンジ粉による縦白スジの発生を防ぐようにする。
【解決手段】この開示に係る画像形成装置は、所定の印刷速度により記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、像担持体の静電潜像に現像剤を用いて現像する現像剤担持体と、現像剤担持体に現像剤を供給する供給部材と、現像剤担持体上の現像剤の層を規制する規制部材とを有する画像形成部と、現像剤担持体に印加する現像電圧値と、供給部材に印加する供給電圧値とを制御する電圧制御部とを備え、電圧制御部が、印刷速度に応じて、画像形成後の工程で、現像電圧値と供給電圧値とを制御することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の印刷速度により記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
像担持体の静電潜像に現像剤を用いて現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に現像剤を供給する供給部材と、前記現像剤担持体上の現像剤の層を規制する規制部材とを有する画像形成部と、
前記現像剤担持体に印加する現像電圧値と、前記供給部材に印加する供給電圧値とを制御する電圧制御部と
を備え、
前記電圧制御部が、前記印刷速度に応じて、画像形成後の工程で、前記現像電圧値と前記供給電圧値とを制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記電圧制御部が、画像形成後の非画像形成工程で、前記印刷速度に応じて、前記現像電圧値と前記供給電圧値との差分値を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記印刷速度が閾値未満の低速印刷のとき、前記供給電圧値が、前記現像電圧値と同極性であって、前記現像電圧値の絶対値よりも大きい値であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記印刷速度が閾値未満の低速印刷のとき、前記現像電圧値から前記供給電圧値を引いた値が、現像剤の帯電極性と逆極性であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記低速印刷後の空回しのときの前記現像電圧値と前記供給電圧値との差分値が、前記印刷速度が閾値以上の高速印刷後の空回しのときの前記現像電圧値と前記供給電圧値との差分値よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成工程中では、現像ローラ(現像剤担持体)と供給ローラ(供給部材)とのそれぞれに、トナー(現像剤)と同極性のバイアス電圧を印加し、現像と次の現像との合間の非画像形成の際には、現像ローラから供給ローラにトナーを回収するために、トナーの帯電極性と逆極性の電圧を供給ローラに印加している(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-126247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の画像形成装置には、次のような課題がある。例えば、供給ローラと現像ローラとの摩擦により微小なスポンジ粉が生じ得るが、印刷速度が遅くなると、スポンジ粉の流れが小さくなり、現像ブレード(規制部材)近傍にスポンジ粉が留まりやすくなる。そのため、現像ブレード通過前の現像ローラの表面のトナー層に、スポンジ粉が付着しやすくなる。そして、非画像形成時に、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が供給ローラに印加されるため、現像ブレード通過前の現像ローラの表面のトナー付着量は少なくなる。つまり、印刷速度が遅く、且つ、非画像形成時の現像ブレード通過前の現像ローラの表面は、トナー付着量は少なく、スポンジ粉が接触しやすい状態となる。
【0005】
このような状態で、現像ローラの表面に現像ブレードが接触すると、スポンジ粉が現像ブレードに接触する頻度が上がり、スポンジ粉が現像ブレード近傍に残留しやすくなる。そして、残留したスポンジ粉が、現像ローラの表面上のトナー層を掻き落としてしまい、縦白スジが発生してしまうと、画像品質の低下につながってしまうという課題が生じ得る。
【0006】
そこで、この開示は、上記課題に鑑み、非画像形成工程の際に、印刷速度に応じて、現像電圧と供給電圧とを制御することにより、残留したスポンジ粉による縦白スジの発生を抑止することができる画像形成装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、この開示に係る画像形成装置は、所定の印刷速度により記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、像担持体の静電潜像に現像剤を用いて現像する現像剤担持体と、現像剤担持体に現像剤を供給する供給部材と、現像剤担持体上の現像剤の層を規制する規制部材とを有する画像形成部と、現像剤担持体に印加する現像電圧値と、供給部材に印加する供給電圧値とを制御する電圧制御部とを備え、電圧制御部が、印刷速度に応じて、画像形成後の工程で、現像電圧値と供給電圧値とを制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
この開示によれば、上記特徴を有するので、非画像形成工程の際に、印刷速度に応じて、現像電圧と供給電圧とを制御することにより、残留したスポンジ粉による縦白スジの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る画像形成装置の構成を示す構成図である。
実施形態に係る画像形成部の構成を示す構成図である。
実施形態に係る画像形成装置の制御構成を示す構成図である。
印刷速度に応じて、印加する現像電圧値と供給電圧値との一例を示す図である。
画像形成時と非画像形成時に印加する現像電圧と供給電圧のタイミングチャートである。
実施形態の画像形成装置による処理動作の効果を評価した評価結果図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(A)実施形態
次に、この開示に係る画像形成装置の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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