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公開番号
2025018048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121445
出願日
2023-07-26
発明の名称
電子構造体、電子構造体基板、電子デバイス、表示装置、および電子デバイスの製造方法
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10H
20/85 20250101AFI20250130BHJP()
要約
【課題】電子デバイスの製造プロセスを簡単にすることを目的とする。
【解決手段】電子構造体としての機能フィルム10は、絶縁層としての下地層13と、下地層13の第1面C1に設けられる機能素子とを有する。下地層13は、第1面C1と反対側の第2面C2に、第1面C1に直交するZ方向(第1の方向)に見た場合に機能素子と重ならない位置に凸部13aを有する。凸部13aは、第2面C2と同じ側を向く第3面C3を有する。下地層13の第1面C1と第2面C2との間の厚さD2と、凸部13aから機能素子までの第1面C1と平行な面内での最短距離D3とは、D1≦D2×1/2、およびD1≦D3×1/2を満足する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁層と、
前記絶縁層の第1面に形成される機能素子と
を有し、
前記絶縁層は、
前記第1面と反対側の第2面に、前記第1面に直交する第1の方向に見た場合に前記機能素子と重ならない位置に凸部を有し、
前記凸部は、前記第2面と同じ側を向く第3面を有し、
前記凸部の前記第2面からの突出長さD1と、
前記絶縁層の前記第1面と前記第2面との間の厚さD2と、
前記凸部から前記機能素子までの前記第1面と平行な面内での最短距離D3とは、
D1≦D2×1/2、および
D1≦D3×1/2
を満足することを特徴とする電子構造体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第2面の表面粗さおよび前記第3面の表面粗さはいずれも、5nm以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の電子構造体。
【請求項3】
前記絶縁層は、前記第1面から前記第2面にかけて、前記第1の方向に見た場合に前記機能素子と重ならない位置に形成された開口を有し、
前記開口には導電部材が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子構造体。
【請求項4】
前記絶縁層は、前記第1面から前記第3面にかけて、前記第1の方向に見た場合に前記機能素子と重ならない位置に形成された開口を有し、
前記開口には導電部材が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子構造体。
【請求項5】
前記凸部は、前記絶縁層の前記第1面に平行な第2の方向の端部に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子構造体。
【請求項6】
前記絶縁層は、前記第1面に平行な面において矩形状であり、
前記凸部は、矩形状の前記絶縁層の角部に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子構造体。
【請求項7】
請求項1から6までのいずれか1項に記載の電子構造体と、
前記凸部に当接し、前記電子構造体を支持する基板と
を有する電子構造体基板。
【請求項8】
前記機能素子として発光素子を有する、請求項1から6までのいずれか1項に記載の電子構造体を有する表示装置。
【請求項9】
回路基板と、
絶縁層と、
前記絶縁層の第1面に形成される機能素子と
を有し、
前記絶縁層は、
前記第1面と反対側の第2面に、前記第1面に直交する第1の方向に見た場合に前記機能素子と重ならない位置に凸部を有し、
前記凸部は、前記第2面と同じ側を向く第3面を有し、
前記第2面および前記第3面は、前記回路基板と接合される
ことを特徴とする電子デバイス。
【請求項10】
前記回路基板から前記第1面までの距離L1と、前記回路基板から前記機能素子までの距離L2とは、L1≦L2を満足する
ことを特徴とする請求項9に記載の電子デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子構造体、電子構造体基板、電子デバイス、表示装置、および電子デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
機能素子を含む機能フィルム(電子構造体)と回路基板とを有する電子デバイスが知られている。例えば特許文献1には、機能フィルムを回路基板とは別の基板(形成基板)上の犠牲層上に形成し、犠牲層をエッチングして密着強度を低下させたのち、犠牲層から分離して回路基板に転写する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-74428号公報(要約参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、犠牲層のエッチング量を正確に制御しなければならず、製造プロセスが複雑になる。そのため、電子デバイスの製造プロセスを簡略化すると共に、電子構造体の転写先の基板(回路基板)への接合を簡単にすることが求められている。
【0005】
本開示は、電子デバイスの製造プロセスを簡単にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電子構造体は、絶縁層と、絶縁層の第1面に形成される機能素子とを有する。絶縁層は、第1面と反対側の第2面に、第1面に直交する第1の方向に見た場合に機能素子と重ならない位置に凸部を有する。凸部は、第2面と同じ側を向く第3面を有する。絶縁層の第1面と第2面との間の厚さD2と、凸部から機能素子までの第1面と平行な面内での最短距離D3とは、D1≦D2×1/2、およびD1≦D3×1/2を満足する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の電子構造体は、基板上に犠牲層を覆うように絶縁層を形成し、絶縁層上に機能素子を設け、犠牲層を除去することによって製造される。電子構造体は、第1面および第2面で回路基板に接合することができる。電子構造体の製造時には、犠牲層を完全に除去することができるため、エッチング量の正確な制御が不要になり、製造プロセスを簡単にすることができる。また、D1≦D2×1/2およびD1≦D3×1/2が満足されるため、転写先の基板(回路基板)への接合時に機能素子に作用する応力を最小限に抑えることができる。すなわち、電子構造体の回路基板への接合を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1の電子デバイスの製造方法を示すフローチャートである。
実施の形態1における犠牲層の形成工程を示す断面図(A)、および下地層の形成工程を示す断面図(B)である。
実施の形態1において基板上に犠牲層および下地層が形成された状態を示す平面図である。
実施の形態1における機能素子の接合工程を示す断面図(A),(B)である。
実施の形態1において基板上の下地層に機能素子が接合された状態を示す平面図である。
実施の形態1における下地層への開口の形成工程を示す断面図(A),(B)、垂直配線の形成工程を示す断面図(C)、および引き出し配線の形成工程を示す断面図(D)である。
実施の形態1の電子構造体としての機能フィルムを含む電子構造体基板を示す平面図である。
実施の形態1の電子構造体基板を示す断面図(A),(B)である。
実施の形態1における犠牲層の除去工程を示す断面図(A)、および機能フィルムの分離工程を示す断面図(B),(C)である。
実施の形態1における機能フィルムの転写工程を示す断面図(A),(B)、およびスタンプの除去工程を示す断面図(C),(D)である。
実施の形態1の電子デバイスを示す平面図である。
実施の形態1の電子デバイスを示す断面図(A),(B)である。
実施の形態1の電子デバイスの製造方法を示す断面図(A)~(F)である。
比較例の電子デバイスの製造方法を示す断面図(A)~(E)である。
実施の形態1の変形例1,2の電子デバイスを示す平面図(A),(B)である。
実施の形態1の変形例3,4の電子デバイスを示す平面図(A),(B)である。
実施の形態2の電子デバイスを示す平面図である。
実施の形態2の電子デバイスを示す断面図(A),(B)である。
実施の形態2における機能素子の接合工程を示す断面図(A)、犠牲層の除去工程を示す断面図(B)、および機能フィルムの分離工程を示す断面図(C)である。
実施の形態2における機能フィルムの転写工程を示す断面図(A)、およびスタンプの除去工程を示す断面図(B)である。
実施の形態1、2および変形例の電子デバイスが適用可能な表示装置の例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、実施の形態に係る電子デバイスの製造方法について、図面を参照して説明する。電子デバイスは、所定の機能を発揮する機能素子を有する。
【0010】
電子デバイスの機能素子は、例えば、LED(発光ダイオード)等の光電変換素子(発光素子、受光素子)である。この場合、電子デバイスは、LEDディスプレイ等の表示装置、またはイメージセンサ等に用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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