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公開番号2025020030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2024119227
出願日2024-07-25
発明の名称表示装置
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類H10K 59/35 20230101AFI20250131BHJP()
要約【課題】工程、マスク、材料、回路構成などを追加することなく、4色目の副画素を形成された表示装置を提供する。
【解決手段】第1乃至第3の発光デバイスを有し、第1の発光デバイスは、第1の陽極と、第1の陰極と、第1の陽極と第1の陰極との間の第1の発光層を有し、第2の発光デバイスは、第2の陽極と、第2の陰極と、第2の陽極と第2の陰極との間の第2の発光層を有し、第3の発光デバイスは、第3の陽極と、第3の陰極と、第3の陽極と第3の陰極との間の第3の発光層及び第4の発光層を有し、第4の発光層は、第3の発光層と、第3の陰極との間に位置し、かつ、第3の発光層に接し、第1の発光デバイスの発光、第2の発光デバイスの発光、及び第3の発光デバイスの発光は、互いに色が異なり、第1の発光層及び第3の発光層は、第1の発光物質を有し、第2の発光層及び第4の発光層は、第2の発光物質を有し、第1の発光物質及び第2の発光物質は、互いに発光スペクトルのピーク波長が異なる、表示装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1乃至第3の発光デバイスを有し、
前記第1の発光デバイスは、第1の陽極と、第1の陰極と、前記第1の陽極と前記第1の陰極との間の第1の発光層を有し、
前記第2の発光デバイスは、第2の陽極と、第2の陰極と、前記第2の陽極と前記第2の陰極との間の第2の発光層を有し、
前記第3の発光デバイスは、第3の陽極と、第3の陰極と、前記第3の陽極と前記第3の陰極との間の第3の発光層及び第4の発光層を有し、
前記第4の発光層は、前記第3の発光層と、前記第3の陰極との間に位置し、かつ、前記第3の発光層に接し、
前記第1の発光デバイスの発光、前記第2の発光デバイスの発光、及び前記第3の発光デバイスの発光は、互いに色が異なり、
前記第1の発光層及び前記第3の発光層は、第1の発光物質を有し、
前記第2の発光層及び前記第4の発光層は、第2の発光物質を有し、
前記第1の発光物質及び前記第2の発光物質は、互いに発光スペクトルのピーク波長が異なる、表示装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記第1の発光物質の発光スペクトルのピーク波長は、前記第2の発光物質の発光スペクトルのピーク波長より長く、
前記第3の発光層の膜厚は、前記第4の発光層の膜厚より薄い、表示装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記第1の発光物質の発光スペクトルのピーク波長は、前記第2の発光物質の発光スペクトルのピーク波長より長く、
前記第1の発光層及び前記第3の発光層は、正孔輸送性材料を有する、表示装置。
【請求項4】
請求項3において、
前記第1の発光デバイスは、前記第1の発光層と、前記第1の陰極と、の間に正孔ブロック層を有する、表示装置。
【請求項5】
請求項1において、
第4の発光デバイスを有し、
前記第4の発光デバイスは、第4の陽極と、第4の陰極と、前記第4の陽極と前記第4の陰極との間の第5の発光層を有し、
前記第3の発光デバイスは、前記第3の陽極と、前記第3の陰極と、の間に第6の発光層を有し、
前記第6の発光層は、前記第4の発光層と、前記第3の陰極との間に位置し、かつ、前記第4の発光層に接し、
前記第5の発光層及び前記第6の発光層は、第3の発光物質を有し、
前記第3の発光物質は、前記第1の発光物質及び前記第2の発光物質とは発光スペクトルのピーク波長が異なる、表示装置。
【請求項6】
第1乃至第3の発光デバイスを有し、
前記第1の発光デバイスは、第1の陽極と、第1の陰極と、前記第1の陽極と前記第1の陰極との間の第1の発光層および第1の正孔ブロック層を有し、
前記第1の正孔ブロック層は、前記第1の発光層と、前記第1の陰極と、の間に位置し、
前記第2の発光デバイスは、第2の陽極と、第2の陰極と、前記第2の陽極と前記第2の陰極との間の第2の発光層を有し、
前記第3の発光デバイスは、第3の陽極と、第3の陰極と、前記第3の陽極と前記第3の陰極との間の第3の発光層及び第4の発光層を有し、
前記第4の発光層は、前記第3の発光層と、前記第3の陰極と、の間に位置し、
前記第1の発光デバイスの発光、前記第2の発光デバイスの発光、及び前記第3の発光デバイスの発光は、互いに色が異なり、
前記第1の発光層及び前記第3の発光層は、第1の発光物質及び正孔輸送性材料を有し、
前記第2の発光層及び前記第4の発光層は、第2の発光物質を有し、
前記第1の発光物質及び前記第2の発光物質は、互いに発光スペクトルのピーク波長が異なる、表示装置。
【請求項7】
請求項6において、
前記第3の発光デバイスは、前記第3の発光層と、前記第4の発光層と、の間に位置する第2の正孔ブロック層を有する、表示装置。
【請求項8】
第1乃至第3の発光デバイスを有し、
前記第1の発光デバイスは、第1の陽極と、第1の陰極と、前記第1の陽極と前記第1の陰極との間の第1の発光層、第2の発光層及び第1の中間層を有し、
前記第1の中間層は、前記第1の発光層及び前記第2の発光層の間に位置し、
前記第2の発光デバイスは、第2の陽極と、第2の陰極と、前記第2の陽極と前記第2の陰極との間の第3の発光層、第4の発光層及び第2の中間層を有し、
前記第2の中間層は、前記第3の発光層及び前記第4の発光層の間に位置し、
前記第3の発光デバイスは、第3の陽極と、第3の陰極と、前記第3の陽極と前記第3の陰極との間の第5の発光層、第6の発光層及び第3の中間層を有し、
前記第3の中間層は、前記第5の発光層及び前記第6の発光層の間に位置し、
前記第1の発光デバイスの発光、前記第2の発光デバイスの発光、及び前記第3の発光デバイスの発光は、互いに色が異なり、
前記第1の発光層、前記第2の発光層及び前記第5の発光層は、第1の発光物質を有し、
前記第3の発光層及び前記第4の発光層及び前記第6の発光層は、第2の発光物質を有し、
前記第1の発光物質、及び前記第2の発光物質は、互いに発光スペクトルのピーク波長が異なる、表示装置。
【請求項9】
請求項8において、
前記第1の中間層、前記第2の中間層、及び前記第3の中間層は、それぞれ有機化合物及びアルカリ金属またはアルカリ土類金属を有する、表示装置。
【請求項10】
請求項8において、
前記第1の中間層、前記第2の中間層、及び前記第3の中間層は、互いに同一の有機化合物及び互いに同一のアルカリ金属またはアルカリ土類金属を有する、表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、表示装置に関する。なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明の一態様の技術分野は、物、方法、または、製造方法に関するものである。または、本発明の一態様は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関するものである。そのため、より具体的に本明細書で開示する本発明の一態様の技術分野としては、半導体装置、表示装置、液晶表示装置、発光装置、照明装置、蓄電装置、記憶装置、撮像装置、それらの駆動方法、または、それらの製造方法、を一例として挙げることができる。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
有機化合物を用いたエレクトロルミネッセンス(EL:Electroluminescence)を利用する発光デバイス(有機ELデバイス)の実用化が進んでいる。これら発光デバイスの基本的な構成は、一対の電極間に発光材料を含む有機化合物層(EL層)を挟んだものである。このデバイスに電圧を印加して、キャリアを注入し、当該キャリアの再結合エネルギーを利用することにより、発光材料からの発光を得ることができる。
【0003】
このような発光デバイスは自発光型であるためディスプレイの画素として用いると、液晶に比べ、視認性が高く、バックライトが不要である等の利点があり、フラットパネルディスプレイに用いるデバイスとして好適である。また、このような発光デバイスを用いたディスプレイは、薄型軽量に作製できることも大きな利点である。さらに非常に応答速度が速いことも特徴の一つである。
【0004】
なお、有機ELデバイスを用いたディスプレイにおいて、色の表現を向上するために、赤、緑、青の3色の副画素のみならず、黄などの4色目の副画素が要求される場合がある。このようなディスプレイの実現方法の一例として、黄色の発光を呈する発光物質を有する発光デバイスを用いて4色目の副画素を形成する方法が挙げられる。特許文献1には、黄色の発光を呈する発光物質及び当該物質を用いた発光デバイスが開示されている。
【0005】
また、このようなディスプレイの実現方法の別の一例として、赤、緑、青の発光を呈するシングル型の発光デバイスと、当該シングル型の発光デバイスと共通の材料を用いて作製したタンデム型の発光デバイスと、の両方を同一基板上に作製し、当該タンデム型の発光デバイスを用いて4色目の副画素を形成する方法が挙げられる。特許文献2には、シングル型の発光デバイスと、タンデム型の発光デバイスとを、同一基板上に設けるディスプレイの構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-214726号公報
米国特許出願公開2016/0155378号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
4色目の副画素が要求される場合に、4色目の発光物質、発光層を用いて発光デバイスを作製する作製方法では、追加の工程、マスク、材料が必要となり、製造コストが高くなる恐れがある。
【0008】
また、シングル型の発光デバイスと、タンデム型の発光デバイスと、の両方を同一基板上に作製する方法でも、タンデム型の発光デバイスにおいては中間層(電荷発生層)などの追加の工程、追加の材料が必要となる。さらに、このような構成のディスプレイでは、シングル型の発光デバイスと、タンデム型の発光デバイスとで、印加する電圧を変える必要があるため、追加の回路構成が必要となり、やはり製造コストが高くなる恐れがある。
【0009】
従って本発明の一態様は、工程、マスク、材料、回路構成などを追加することなく、4色目の副画素を形成された表示装置を提供することを課題とする。また、本発明の一態様は、製造コストを削減した表示装置を提供することを課題とする。また、本発明の一態様は、安価な表示装置を提供することを課題とする。また、本発明の一態様は、新規な表示装置を提供することを課題とする。
【0010】
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。なお、これら以外の課題は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図面、請求項などの記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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