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公開番号
2025019902
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123793
出願日
2023-07-28
発明の名称
半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人あい特許事務所
主分類
H10D
30/66 20250101AFI20250131BHJP()
要約
【課題】互いに交差するトレンチと、当該トレンチの交差部に形成されたT形接続部との深さのばらつきを抑制できる半導体装置を提供する。
【解決手段】第1主面3およびその反対側の第2主面を有する半導体チップと、第1主面3に形成され、第1方向Xに沿って延びる第1トレンチ65、第1方向Xに直交する第2方向Yに沿って延び、第1トレンチ65に接続された第2トレンチ79、および第1トレンチ65における第2トレンチ79との接続部に形成されたT形接続部80を含むトレンチ構造とを含み、第1トレンチ65の内側の両側壁に内接する第1半径R1を有する第1内接円119と、T形接続部80の周囲側壁106~108に内接する第2半径R2を有する第2内接円120とを定義した場合において、第2半径R2が第1半径R1の80%以上130%以下の大きさである、半導体装置を提供する。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
第1主面およびその反対側の第2主面を有する半導体チップと、
前記第1主面に形成され、第1方向に沿って延びる第1トレンチ、前記第1方向に直交する第2方向に沿って延び、前記第1トレンチに接続された第2トレンチ、および前記第1トレンチにおける前記第2トレンチとの接続部に形成されたT形接続部を含むトレンチ構造とを含み、
前記第1トレンチの内側の両側壁に内接する第1半径を有する第1内接円と、前記T形接続部の周囲側壁に内接する第2半径を有する第2内接円とを定義した場合において、前記第2半径が前記第1半径の80%以上130%以下の大きさである、半導体装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記周囲側壁は、前記第1トレンチの一方側壁と、前記第2トレンチにより分離された前記第1トレンチの一対の他方側壁と前記第2トレンチの両側壁との交差部に形成された一対の角部側壁とを含み、
前記第2内接円は、少なくとも、前記第1トレンチの前記一方側壁および前記一対の角部側壁のそれぞれに位置する3点に接する円として定義される、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2半径が前記第1半径の90%以上110%以下の大きさである、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記T形接続部を介して前記第1方向に沿って連続して延びる前記第1トレンチの前記一方側壁を形成する第1側壁構造部を含み、
前記第1側壁構造部は、前記T形接続部の内側に向かって選択的に突出し、前記T形接続部の内部に頂部を有する凸部を有している、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記凸部は、前記頂部を通過して前記第2方向に沿って延びる対称軸を定義した場合において、前記対称軸に対して線対称な形状を有している、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記凸部は、前記第1側壁構造部における前記T形接続部に面する部分に位置する両端部を有しており、
前記第1トレンチの前記一方側壁は、前記凸部の前記両端部の間に形成された凸部側壁と、前記凸部の前記両端部から前記第1トレンチの前記他方側壁に平行に延びる平坦側壁とを含む、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第2方向に間隔を空けて配列された複数の前記第1トレンチにより挟まれ、第1トランジスタが形成された第1メサ部と、
隣り合う2つの前記第1トレンチと、前記2つの第1トレンチの間を接続する複数の前記第2トレンチとにより区画され、前記第1メサ部から物理的に分離され、第2トランジスタが形成された第2メサ部とを含み、
前記第1メサ部および前記第2メサ部は、前記T形接続部を挟んで隣り合っている、請求項1~6のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記トレンチ構造は、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタの電流を共通に制御するトレンチゲート構造を含む、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第2方向に間隔を空けて配列された2つの前記第1トレンチにより挟まれたメサ構造を含み、
前記第2トレンチは、前記2つの第1トレンチの間を接続し、前記メサ構造を前記第2トレンチに対して一方側の第1メサ部と、他方側の第2メサ部とに物理的に分離しており、
前記周囲側壁は、前記T形接続部を介して前記第1方向に沿って連続して延びる第1トレンチの一方側壁と、前記T形接続部に面する前記第1メサ部の角部に形成された第1角部側壁と、前記T形接続部に面する前記第2メサ部の角部に形成された第2角部側壁とを含み、
前記第2内接円は、少なくとも、前記第1トレンチの前記一方側壁、前記第1角部側壁および前記第2角部側壁のそれぞれに位置する3点に接する円として定義される、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1メサ部の角部には、平面視において前記T形接続部に向かって選択的に斜めに突出した略円形の第1柱状部が形成されており、
前記第1角部側壁は、前記第1柱状部の側壁により形成されている、請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、第1パワートランジスタ、第2パワートランジスタ、アクティブクランプ回路およびアクティブクランプ遮断回路を含む半導体装置を開示している。第2パワートランジスタのドレインは、第1パワートランジスタのドレインに電気的に接続されている。第2パワートランジスタのソースは、第1パワートランジスタのソースに電気的に接続されている。アクティブクランプ回路は、第1パワートランジスタのドレインおよびゲートに電気的に接続され、第2パワートランジスタのドレインおよびゲートに電気的に接続されている。アクティブクランプ遮断回路は、アクティブクランプ回路および第2パワートランジスタのゲートに電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2019/0260371号明細書
国際公開第2022/210033号
【0004】
[概要]
本開示の一実施形態は、T形接続部のトレンチ深さが深くなりすぎることに起因する耐圧低下を抑制することができる半導体装置を提供する。
【0005】
本開示の一実施形態は、第1主面およびその反対側の第2主面を有する半導体チップと、前記第1主面に形成され、第1方向に沿って延びる第1トレンチ、前記第1方向に直交する第2方向に沿って延び、前記第1トレンチに接続された第2トレンチ、および前記第1トレンチにおける前記第2トレンチとの接続部に形成されたT形接続部を含むトレンチ構造とを含み、前記第1トレンチの両側壁に内接する第1半径を有する第1内接円と、前記T形接続部の周囲側壁に内接する第2半径を有する第2内接円とを定義した場合において、前記第2半径が前記第1半径の80%以上130%以下の大きさである、半導体装置半導体装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本開示の一実施形態に係る半導体装置の平面図である。
図2は、図1に示すII-II線に沿う断面図である。
図3は、図1に示す半導体チップ内のレイアウト例を示す平面図である。
図4は、図3に示す領域IVの拡大図である。
図5は、図4に示す領域Vの拡大図である。
図6は、図4に示す領域VIの拡大図である。
図7は、図5に示すVII-VII線に沿う断面図である。
図8は、図5に示すVIII-VIII線に沿う断面図である。
図9は、図5に示すIX-IX線に沿う断面図である。
図10は、図5に示すX-X線に沿う断面図である。
図11は、図4に示す領域XIの拡大図である。
図12は、図11に示すXII-XII線に沿う断面図である。
図13は、図11に示すXIII-XIII線に沿う断面図である。
図14は、図11に示す領域Aの拡大図であって、T形接続部の第1パターンを示す図である。
図15は、図14に示すXV-XV線に沿う断面図である。
図16は、図14に示すXVI-XVI線に沿う断面図である。
図17は、図14に示すXVII-XVII線に沿う断面図である。
図18は、図14の第1パターンのT形接続部の形成時に使用するマスクパターンを示す図である。
図19は、図11に示す領域Aの拡大図であって、T形接続部の第2パターンを示す図である。
図20は、図19の第2パターンのT形接続部の形成時に使用するマスクパターンを示す図である。
図21は、図11に示す領域Aの拡大図であって、T形接続部の第3パターンを示す図である。
図22は、図21の第3パターンのT形接続部の形成時に使用するマスクパターンを示す図である。
図23は、図11に示す領域Aの拡大図であって、T形接続部の第4パターンを示す図である。
図24は、図23の第4パターンのT形接続部の形成時に使用するマスクパターンを示す図である。
図25は、図11に示す領域Aの拡大図であって、T形接続部の第5パターンを示す図である。
図26は、図25の第5パターンのT形接続部の形成時に使用するマスクパターンを示す図である。
【0007】
[詳細な説明]
次に、本開示の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0008】
図1は、一実施形態に係る半導体装置1を示す平面図である。図2は、図1に示すII-II線に沿う断面図である。図3は、図1に示す半導体チップ2内のレイアウト例を示す平面図である。
【0009】
図1および図2を参照して、半導体装置1は、この形態では、直方体形状に形成された半導体チップ2を含む。半導体チップ2は、Si(シリコン)を含むチップからなる。半導体チップ2は、Si単結晶またはSiC単結晶を含むチップからなっていてもよい。半導体チップ2は、一方側の第1主面3、他方側の第2主面4、並びに、第1主面3および第2主面4を接続する第1~第4側面5A~5Dを有している。第1主面3および第2主面4は、それらの法線方向Zから見た平面視(以下、単に「平面視」という。)において四角形状に形成されている。
【0010】
第1主面3は、機能デバイスが形成されたデバイス面である。第2主面4は実装面であり、研削痕を有する研削面からなってもよい。第1~第4側面5A~5Dは第1側面5A、第2側面5B、第3側面5C、第4側面5Dを含む。第1側面5Aおよび第2側面5Bは、第1主面3に沿う第2方向Yに延び、第2方向Yに交差(具体的には直交)する第1方向Xに対向している、第3側面5Cおよび第4側面5Dは、第1方向Xに延び、第2方向Yに対向している。
(【0011】以降は省略されています)
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