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公開番号
2025034780
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141392
出願日
2023-08-31
発明の名称
発光装置
出願人
日亜化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H10H
20/855 20250101AFI20250306BHJP()
要約
【課題】発光装置における発光量の調整精度を高める。
【解決手段】本開示の一実施形態に係る発光装置は、光源と、前記光源の上方に配置されるレンズと、前記レンズの光軸と交わらない位置に配置され、前記レンズを介して外光を受光する受光素子と、を備え、前記レンズは、上面視において、前記受光素子と重なる領域に、前記受光素子が受光する外光の受光量を調整する光調整部を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
光源と、
前記光源の上方に配置されるレンズと、
前記レンズの光軸と交わらない位置に配置され、前記レンズを介して外光を受光する受光素子と、
を備え、
前記レンズは、上面視において、前記受光素子と重なる領域に、前記受光素子が受光する外光の受光量を調整する光調整部を備える、
発光装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記レンズは、前記光源と対向する下面に、前記光軸を中心とする同心状に配置された複数の凸部を備え、
前記複数の凸部は、上面視において、前記光源と重なる1以上の第1凸部と、前記第1凸部の外側に配置され、前記受光素子と重なる1以上の第2凸部と、を含み、
前記第1凸部及び第2凸部のそれぞれは、
最も下方に位置する頂部と、
上面視において、前記レンズの内側に配置される第1面と、
上面視において、前記レンズの外側に配置され、前記頂部を介して前記第1面に連なる第2面と、
を備え、
前記光調整部は、前記第2面に配置される、請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記光調整部は、粗面である、請求項1又は請求項2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記粗面は、シボ加工面である、請求項3に記載の発光装置。
【請求項5】
前記レンズは、前記光源と対向する下面に、前記光軸を中心とする同心状に配置された複数の凸部を備え、
前記複数の凸部は、上面視において、前記光源と重なる1以上の第1凸部と、前記第1凸部の外側に配置され、前記受光素子と重なる1以上の第2凸部と、を含み、
前記第1凸部及び前記第2凸部のそれぞれは、
最も下方に位置する頂部と、
上面視において、前記レンズの内側に配置される第1面と、
上面視において、前記レンズの外側に配置され、前記頂部を介して前記第1面に連なる第2面と、
を備え、
前記光調整部は、前記第1面に配置される、請求項1に記載の発光装置。
【請求項6】
前記第2凸部の第1面は、前記光調整部として、前記第1凸部の第1面よりも、前記レンズの光軸に対する傾斜角度が大きい傾斜面を有する、請求項5に記載の発光装置。
【請求項7】
前記レンズの半径方向において、前記第2凸部の幅は、前記第1凸部の幅より大きい、請求項5又は請求項6に記載の発光装置。
【請求項8】
前記レンズの高さ方向において、前記第2凸部の頂部は、前記第1凸部の頂部の位置より上方に位置する、請求項7に記載の発光装置。
【請求項9】
前記光調整部は、前記レンズにおいて、前記光軸を中心にした環状領域に連続して配置されている、請求項2又は請求項5に記載の発光装置。
【請求項10】
前記光調整部は、上面視において前記光源の外側に配置される、請求項2又は請求項5に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、発光装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、受光素子による外光の受光量に応じて、光源が発する光の発光量を調整可能な発光装置が知られている。例えば、特許文献1には、光源及び受光素子と、光源及び受光素子上に配置され、表面にシボ加工が施されたレンズと、を備えた発光装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-72574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、発光装置における発光量の調整精度の高い発光装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一実施形態に係る発光装置は、光源と、前記光源の上方に配置されるレンズと、前記レンズの光軸と交わらない位置に配置され、前記レンズを介して外光を受光する受光素子と、を備え、前記レンズは、上面視において、前記受光素子と重なる領域に、前記受光素子が受光する外光の受光量を調整する光調整部を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示の一実施形態によれば、発光装置における発光量の調整精度を高められる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る発光装置を備えるスマートフォンの一例を示す模式的上面図である。
図1におけるII-II線で発光装置を切断した模式的断面図である。
外光の入射角に応じた受光量の推移の一例を示す図である。
第1実施形態に係る発光装置のレンズに設けられる光調整部の作用を説明する模式図である。
第1実施形態に係る発光装置のレンズに設けられる光調整部の作用を説明する模式図である。
第1実施形態に係る発光装置の受光量のバラつき低減効果の例を説明する図である。
第1実施形態に係る発光装置の受光量のバラつき低減効果の例を説明する図である。
第1実施形態に係る発光装置の受光量のバラつき低減効果の他の例を説明する図である。
第1実施形態に係る発光装置の受光量のバラつき低減効果の他の例を説明する図である。
第2実施形態に係る発光装置をXZ平面で切断した模式的断面図である。
第2実施形態に係る発光装置の受光量のバラつき低減効果の例を説明する図である。
第2実施形態に係る発光装置の受光量のバラつき低減効果の例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本開示の実施形態に係る発光装置を詳細に説明する。ただし、以下に示す形態は、実施形態の技術思想を具体化するための発光装置を例示するものであって、以下に限定するものではない。また、実施形態に記載されている構成部の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本開示の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさ、位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。また、以下の説明において、同一の名称、符号については、同一もしくは同質の部材を示しており、詳細な説明を適宜省略する。断面図として切断面のみを示す端面図を用いる場合がある。
【0009】
以下に示す図においてX軸、Y軸およびZ軸により方向を示す場合がある。X軸、Y軸及びZ軸は相互に直交する方向である。X軸方向で矢印が向いている方向を+X方向、+X方向の反対方向を-X方向と表記する。Y軸方向で矢印が向いている方向を+Y方向、+Y方向の反対方向を-Y方向と表記する。Z軸方向で矢印が向いている方向を+Z方向、+Z方向の反対方向を-Z方向と表記する。また、実施形態の用語における上面視とは、対象を+Z方向から見ることをいう。ただし、これらのことは、発光装置の使用時における向きを制限するものではなく、発光装置の向きは任意である。また、実施形態では、+Z方向から見たときの対象物の面を「上面」とし、-Z方向から見たときの対象物の面を「下面」とする。以下に示す実施形態においてX軸、Y軸、及びZ軸に沿うとは、対象がこれら軸に対して±10°の範囲内の傾きを有することを含む。また、実施形態において直交は、90°に対して±10°以内の誤差を含んでもよい。
【0010】
また、本開示において、特定の記載がない限りは、三角形や四角形等の多角形に関しては、多角形の隅に角丸め、面取り、角取り、丸取り等の加工が施された形状も含めて、多角形と呼ぶものとする。また、隅(辺の端)に限らず、辺の中間部分に加工が施された形状も同様に、多角形と呼ぶものとする。つまり、多角形をベースに残しつつ、部分的な加工が施された形状は、本開示で記載される"多角形"の解釈に含まれるものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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