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公開番号2025065920
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175454
出願日2023-10-10
発明の名称半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人あい特許事務所
主分類H10D 84/80 20250101AFI20250415BHJP()
要約【課題】素子領域に熱が集中して温度が上昇することを抑制することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】
半導体チップ2の主面8に形成され、相対的に発熱量が大きい第1素子が形成された第1素子領域17と、第1素子よりも相対的に発熱量が小さい第2素子が形成され、素子境界24を隔てて第1素子領域17に隣接する第2素子領域18とを含み、第2方向Yに沿う分割線33により素子境界24を第1境界34と第2境界35とに分割した場合において、第1境界34および第2境界35の少なくとも一方は、互いに間隔を空けて並ぶ一対の第1ライン36、および一対の第1ライン36の一端部同士を接続する第2ライン37により形成されたU形境界38を含む、半導体装置を提供する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に延びる一対の第1辺部および前記第1方向に直交する第2方向に延びる一対の第2辺部を有する平面視長方形状に形成され、前記一対の第1辺部および前記一対の第2辺部に囲まれた主面を有する半導体チップと、
前記半導体チップの前記主面に形成され、相対的に発熱量が大きい第1素子が形成された第1素子領域と、前記第1素子よりも相対的に発熱量が小さい第2素子が形成され、素子境界を隔てて前記第1素子領域に隣接する第2素子領域とを含み、
前記第2方向に沿う分割線により前記素子境界を第1境界と第2境界とに分割した場合において、前記第1境界および前記第2境界の少なくとも一方は、互いに間隔を空けて並ぶ一対の第1ライン、および前記一対の第1ラインの一端部同士を接続する第2ラインにより形成されたU形境界を含む、半導体装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1素子領域は、無端状の前記素子境界が形成されるように前記第2素子領域を取り囲み、前記半導体チップの外周領域の少なくとも一部を形成している、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記素子境界は、前記一対の第1辺部および前記一対の第2辺部のうちの2つの辺部に一端および他端を有しており、
前記第1素子領域は、前記素子境界に対して前記第2素子領域の反対側において前記半導体チップの外周領域の少なくとも一部を形成している、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2素子領域は、平面視四角形状のベース部と、前記ベース部から前記外周領域側に向かって突出した突出部とを一体的に含み、
前記突出部と前記第1素子領域との間に前記U形境界が形成されている、請求項2または3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記ベース部は、前記突出部よりも面積が大きい、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ベース部は、一対の長辺部および一対の短辺部を有する平面視長方形状に形成されており、
前記一対の長辺部の少なくとも一方が前記素子境界を形成する長辺境界であり、
前記U形境界の前記第1ラインが前記長辺境界と連続するように、複数の前記突出部が前記長辺境界に沿って配列されている、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記長辺境界の端部に前記突出部が形成されており、
前記突出部の前記U形境界の一方の前記第1ラインが前記ベース部の前記短辺部と一体化して直線状の前記素子境界を形成している、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記一対の長辺部がそれぞれ、前記素子境界を形成する長辺境界であり、
各前記長辺境界から少なくとも一対の前記突出部が互いに反対方向に突出している、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
複数の前記突出部が、前記長辺境界の両端部および当該両端部の間に形成されており、
前記複数の突出部は、前記長辺境界の両端部において前記ベース部の前記短辺部と一体化して直線状の前記素子境界を形成する一対の第1突出部と、前記一対の第1突出部の間に形成された少なくとも1つの第2突出部とを含む、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記ベース部は、一対の長辺部および一対の短辺部を有する平面視長方形状に形成されており、
前記突出部は、一方の前記第1ラインが前記長辺部に接続されるように、前記ベース部の少なくとも1つのコーナに形成されたコーナ突出部を含む、請求項4に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、第1系統電流を生成する第1系統トランジスタ、および第1系統トランジスタから独立して第2系統電流を生成する第2系統トランジスタを含み、第1系統電流および第2系統電流を含む出力電流を生成するメイントランジスタと、第1系統電流に対応した第1系統モニタ電流を生成する第1系統モニタトランジスタと、第2系統電流に対応した第2系統モニタ電流を生成する第2系統モニタトランジスタとを含む、半導体装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/210033号
【0004】
[概要]
本開示の一実施形態は、素子領域に熱が集中して温度が上昇することを抑制することができる半導体装置を提供する。
【0005】
本開示の一実施形態は、第1方向に延びる一対の第1辺部および前記第1方向に直交する第2方向に延びる一対の第2辺部を有する平面視長方形状に形成され、前記一対の第1辺部および前記一対の第2辺部に囲まれた主面を有する半導体チップと、前記半導体チップの前記主面に形成され、相対的に発熱量が大きい第1素子が形成された第1素子領域と、前記第1素子よりも相対的に発熱量が小さい第2素子が形成され、素子境界を隔てて前記第1素子領域に隣接する第2素子領域とを含み、前記第2方向に沿う分割線により前記素子境界を第1境界と第2境界とに分割した場合において、前記第1境界および前記第2境界の少なくとも一方は、互いに間隔を空けて並ぶ一対の第1ライン、および前記一対の第1ラインの一端部同士を接続する第2ラインにより形成されたU形境界を含む、半導体装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本開示の一実施形態に係る半導体装置の模式的な斜視図である。
図2は、図1に示す半導体チップの平面図である。
図3は、図2に示すIII-III線に沿う断面図である。
図4は、前記半導体チップ内の素子のレイアウト例を示す平面図である。
図5は、前記半導体チップの素子境界の第1パターンを示す図である。
図6は、図2に図4を重ね合わせた図である。
図7は、図5に示すVII-VII線に沿う断面図である。
図8は、図7に示すコントロールICの素子構造の一例を示す断面図である。
図9は、前記素子境界の第2パターンを示す図である。
図10は、前記素子境界の第3パターンを示す図である。
図11は、前記素子境界の第4パターンを示す図である。
図12は、前記素子境界の第5パターンを示す図である。
図13は、前記素子境界の第6パターンを示す図である。
図14は、前記素子境界の第7パターンを示す図である。
図15は、前記素子境界の第8パターンを示す図である。
図16は、前記素子境界の第9パターンを示す図である。
図17は、前記素子境界の第10パターンを示す図である。
図18は、前記素子境界の第11パターンを示す図である。
図19は、前記素子境界の第12パターンを示す図である。
【0007】
[詳細な説明]
次に、本開示の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る半導体装置1の模式的な斜視図である。
【0008】
図1を参照して、半導体装置1は、この形態では、いわゆるSOP(Small Outline Package)パッケージである。半導体装置1は、この形態では、直方体形状に形成された半導体チップ2、ダイパッド3、導電性接合材4、複数の(この形態では8個)のリード電極5A~5H、複数(この形態では8個)の導線6A~6E、およびモールド樹脂7を含む。リード電極5A~5Hの個数および導線6A~6Eの個数は、半導体装置1の機能に応じて選択され、図1に示される個数に限定されない。
【0009】
半導体チップ2は、一方側の第1主面8、および他方側の第2主面9を有している。第1主面8は、機能デバイスが形成されたデバイス面である。第2主面9は実装面であり、研削痕を有する研削面からなってもよい。
【0010】
半導体チップ2は、複数の端子電極10~15を含む。複数の端子電極10~15は、この形態では、ドレイン端子10(電源端子VBB)、ソース端子11(出力端子OUT)、入力端子12、グランド端子13、イネーブル端子14およびセンス端子15を含む。各端子電極10~15の役割については後に詳述する。
(【0011】以降は省略されています)

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