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公開番号
2025051310
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023160330
出願日
2023-09-25
発明の名称
半導体発光装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H10H
20/816 20250101AFI20250328BHJP()
要約
【課題】高電流が注入されたときの光出力が向上され得る半導体発光装置を提供する。
【解決手段】半導体発光装置1は、電流狭窄層15と、半導体発光積層体20とを備える。半導体発光積層体20は、電流狭窄層15上に配置されており、かつ、電流狭窄層15に接触する底面20aを有する。電流狭窄層15は、絶縁層16と、複数の導電部17とを含む。複数の導電部17は、絶縁層16中に配置されており、かつ、底面20aに接触している。底面20aに対する複数の導電部17の面積比率は7%以上15%以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電流狭窄層と、
前記電流狭窄層上に配置されており、かつ、前記電流狭窄層に接触する底面を有する半導体発光積層体とを備え、
前記電流狭窄層は、絶縁層と、前記絶縁層中に配置されておりかつ前記底面に接触している複数の導電部とを含み、
前記底面に対する前記複数の導電部の面積比率は7%以上15%以下であり、
前記面積比率は、前記底面の第1面積に対する、前記底面の平面視において前記底面に重なる前記複数の導電部の第2面積の割合である、半導体発光装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記複数の導電部は、金で形成されている、請求項1に記載の半導体発光装置。
【請求項3】
前記半導体発光積層体は、前記複数の導電部に接触するp型コンタクト層を含み、
前記p型コンタクト層のキャリア濃度は、1×10
19
cm
-3
以上である、請求項1に記載の半導体発光装置。
【請求項4】
前記p型コンタクト層は、p型ドーパンドがドープされたp-AlGaAsPで形成されている、請求項3に記載の半導体発光装置。
【請求項5】
前記電流狭窄層のうち前記半導体発光積層体とは反対側の表面上に配置されている反射層をさらに備え、
前記複数の導電部は、前記反射層に接触している、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体発光装置。
【請求項6】
前記底面の前記平面視において、前記複数の導電部は均一に配置されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体発光装置。
【請求項7】
前記半導体発光積層体の中央部における前記複数の導電部の第1の面積比率は、前記半導体発光積層体の周辺部における前記複数の導電部の第2の面積比率より小さく、
前記第1の面積比率は、前記半導体発光積層体の前記中央部の面積に対する、前記底面の前記平面視において前記半導体発光積層体の前記中央部に重なる前記複数の導電部の面積の割合であり、
前記第2の面積比率は、前記半導体発光積層体の前記周辺部の面積に対する、前記底面の前記平面視において前記半導体発光積層体の前記周辺部に重なる前記複数の導電部の面積の割合である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体発光装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体発光装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2020-65041号公報(特許文献1)は、半導体発光装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-65041号公報[概要]
【0004】
本開示の目的は、高電流が注入されたときの光出力が向上され得る半導体発光装置を提供することである。
【0005】
本開示の半導体発光装置は、電流狭窄層と、半導体発光積層体とを備える。半導体発光積層体は、電流狭窄層上に配置されており、かつ、電流狭窄層に接触する底面を有する。電流狭窄層は、絶縁層と、複数の導電部とを含む。複数の導電部は、絶縁層中に配置されており、かつ、底面に接触している。底面に対する複数の導電部の面積比率は7%以上15%以下である。上記面積比率は、底面の第1面積に対する、底面の平面視において底面に重なる複数の導電部の第2面積の割合である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施の形態の半導体発光装置の概略平面図である。
図2は、実施の形態の半導体発光装置の、図1に示される断面線II-IIにおける概略断面図である。
図3は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法の一工程を示す概略断面図である。
図4は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図3に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図5は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図4に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図6は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図5に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図7は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図6に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図8は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図7に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図9は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図8に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図10は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図9に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図11は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図10に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図12は、半導体発光積層体の底面に対する複数の導電部の面積比率と半導体発光装置の光出力との関係を表すグラフを示す図である。
図13は、p型コンタクト層のキャリア濃度と半導体発光装置の順方向電圧との関係を表すグラフを示す図である。
図14は、実施の形態の第1変形例の半導体発光装置の概略平面図である。
図15は、実施の形態の第2変形例の半導体発光装置の概略平面図である。
図16は、実施の形態の第3変形例の半導体発光装置の概略平面図である。[詳細な説明]
【0007】
図面に基づいて本開示の実施の形態の詳細について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。以下に記載する実施の形態の少なくとも一部の構成を任意に組み合わせてもよい。
【0008】
図1及び図2を参照して、実施の形態の半導体発光装置1を説明する。半導体発光装置1は、例えば、発光ダイオード(LED)である。半導体発光装置1は、基板10と、アノード電極13と、反射層14と、電流狭窄層15と、半導体発光積層体20と、カソード電極40とを備える。
【0009】
基板10は、主面11と、主面11とは反対側の主面12とを含む。基板10は、例えば、p
++
型シリコン(Si)基板のような半導体基板、または、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)または銀(Ag)のうちの少なくとも一つを含む金属基板のような導体基板である。
【0010】
反射層14は、基板10の主面11上に配置されている。反射層14は、電流狭窄層15のうち半導体発光積層体20とは反対側の表面上に配置されている。反射層14は、半導体発光積層体20から放射された光を反射する。反射層14の厚さは、例えば、0.1μm以上3.0μm以下である。反射層14は、例えば、AuまたはAuを含む合金で形成されている。反射層14は、Au層の単層であってもよいし、Au合金層の単層であってもよいし、Au層と他の金属層との積層体であってもよし、Au合金層と他の金属層との積層体であってもよい。反射層14が積層体である場合、反射層14のうち半導体発光積層体20に接触する最表面は、Au層またはAu合金層(例えば、金ベリリウムニッケル(AuBeNi)合金等)で形成されていることが好ましい。反射層14が積層体である場合、反射層14は、例えば、(電流狭窄層15側)Au/Ti(基板10側)の積層体である。
(【0011】以降は省略されています)
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