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公開番号2025057984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167865
出願日2023-09-28
発明の名称発光装置
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H10H 20/851 20250101AFI20250402BHJP()
要約【課題】発光面内に高輝度領域と低輝度領域とを有する発光装置を提供する。
【解決手段】発光素子と、発光素子上に配置され、発光素子から出射される光が入射する下面と、下面と反対側の上面と、を有する板状の透光性部材と、を有し、透光性部材の上面を発光面とする発光装置であって、透光性部材は、蛍光体粒子を含有する第1焼結体を含む第1透光部と、光拡散粒子を含有する第2焼結体を含む第2透光部とを含み、第2焼結体の相対密度は70%以上95%以下であり、発光面は、(i)第1透光部を介して光が出射される第1発光領域と、(ii)第2透光部を介して光が出射され、第1発光領域より輝度が低い第2発光領域と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
発光素子と、
前記発光素子上に配置され、前記発光素子から出射される光が入射する下面と、下面と反対側の上面と、を有する板状の透光性部材と、
を有し、
前記透光性部材の上面を発光面とする発光装置であって、
前記透光性部材は、
蛍光体粒子を含有する第1焼結体を含む第1透光部と、光拡散粒子を含有する第2焼結体を含む第2透光部とを含み、
前記第2焼結体の相対密度は70%以上95%以下であり、
前記発光面は、
(i)前記第1透光部を介して光が出射される第1発光領域と、
(ii)第2透光部を介して光が出射され、第1発光領域より輝度が低い第2発光領域と、
を有する発光装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記第2透光部は、第1層と、前記第2焼結体により構成される第2層とを含み、
前記第2層は前記第1層より光透過率が低い、請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記第1層と前記第1透光部は一体であり、
前記第1層及び前記第1透光部は前記第1焼結体により構成される、請求項2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記第1層は前記透光性部材の下面の一部を構成し、前記第2層は前記透光性部材の発光面の一部を構成する請求項2に記載の発光装置。
【請求項5】
前記第1層は前記透光性部材の下面及び前記透光性部材の前記発光面の一方の一部を構成し、前記第2層は他方の一部を構成し、前記第2層の側面は、前記発光面に対して傾斜している請求項3に記載の発光装置。
【請求項6】
前記第2焼結体は、無機材料からなるベース部材と、前記ベース部材に含有され、無機材料からなる前記光拡散粒子とを含む請求項1に記載の発光装置。
【請求項7】
前記ベース部材は、主成分として酸化アルミニウムを含む請求項6に記載の発光装置。
【請求項8】
前記光拡散粒子は、酸化イットリウム又は窒化ホウ素を含む請求項7に記載の発光装置。
【請求項9】
前記発光素子の側面及び前記透光性部材の側面を覆う被覆部材を含む請求項1~8のいずれか1項に記載の発光装置。
【請求項10】
前記発光面を覆う反射防止膜を含む請求項1~8のいずれか1項に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は発光装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ヘッドライト等の車両用灯具の光源として、LEDが用いられている。例えば、特許文献1には、発光面積の異なる複数の発光素子を組み合わせることで、ヘッドライトに適した配光を有する発光装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-266434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、発光面内に高輝度領域と低輝度領域とを有する発光装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施形態に係る発光装置は、
発光素子と、
前記発光素子上に配置され、前記発光素子から出射される光が入射する下面と、下面と反対側の上面と、を有する板状の透光性部材と、
を有し、
前記透光性部材の上面を発光面とする発光装置であって、
前記透光性部材は、
蛍光体粒子を含有する第1焼結体を含む第1透光部と、光拡散粒子を含有する第2焼結体を含む第2透光部とを含み、
前記第2焼結体の相対密度は70%以上95%以下であり、
前記発光面は、
(i)前記第1透光部を介して光が出射される第1発光領域と、
(ii)第2透光部を介して光が出射され、第1発光領域より輝度が低い第2発光領域と、
を有する。
【0006】
本開示の実施形態に係る発光装置の製造方法は、
上面を光出射面とする発光素子を準備する工程と、
第1光入射面と第1光出射面とを有する第1透光部と、第2光入射面と第2光出射面とを有し、前記第1透光性部材より光の透過率が低い第2透光部とを含む透光性部材を準備する工程と、
前記第1光入射面と前記第2光入射面とを前記発光素子の光出射面に対向させて、前記発光素子上に前記透光性部材を配置する工程と、
を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示の実施形態によれば、発光面内に高輝度領域と低輝度領域とを有する発光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係る発光装置を模式的に示す斜視図である。
実施形態1に係る発光装置を模式的に示す平面図である。
図2のIII-III線における断面図である。
実施形態1に係る発光装置の製造方法における一工程の一例を模式的に示す平面図である。
図4のV-V線における断面図である。
実施形態1に係る発光装置の製造方法における一工程の一例を模式的に示す平面図である。
図6のVII-VII線における断面図である。
実施形態1に係る発光装置の製造方法に使用する加圧機の一例を模式的に示す断面図である。
図8の加圧機により加圧焼結した部材を模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る発光装置の製造方法における一工程の一例を模式的に示す平面図である。
図10のXI-XI線における断面図である。
実施形態1に係る発光装置の製造方法において製造される透光性部材10を模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る発光装置の製造方法における一工程の一例を模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る発光装置の製造方法における一工程の一例を模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る発光装置の製造方法における一工程の一例を模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る発光装置の製造方法における一工程の一例を模式的に示す断面図である。
実施形態1の変形例1に係る発光装置の透光性部材10-1を模式的に示す断面図である。
実施形態1の変形例2に係る発光装置の透光性部材10-3を模式的に示す断面図である。
実施形態1の変形例3に係る発光装置の透光性部材10-4を模式的に示す断面図である。
実施形態1の変形例4に係る発光装置の透光性部材10-5を模式的に示す平面図である。
実施形態1の変形例5に係る発光装置の透光性部材10-6を模式的に示す平面図である。
実施形態1の変形例6に係る発光装置の透光性部材10-7を模式的に示す平面図である。
実施形態1の変形例7に係る発光装置の透光性部材10-10を模式的に示す平面図である。
実施形態2に係る発光装置を模式的に示す斜視図である。
実施形態2に係る発光装置を模式的に示す平面図である。
図225のXXVI-XXVI線における断面図である
実施形態2に係る発光装置の発光素子2を模式的に示す平面図である。
実施形態2に係る発光装置の配線基板50を模式的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施形態を、以下に図面を参照しながら説明する。但し、以下に示す形態は、本実施形態の技術思想を具現化するための発光装置及び発光装置の製造方法を例示するものであって、以下に限定するものではない。また、実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる例示に過ぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするために誇張又は簡略化していることがある。また、図面が過度に複雑になることを避けるために、一部の要素の図示を省略したり、断面図として切断面のみを示す端面図を用いたりすることがある。更に、「覆う、被覆する」とは直に接する場合に限らず、間接的に、例えば他の部材を介して覆う場合も含む。また、「配置する」とは直接接する場合に限らず、間接的に、例えば他の部材を介して配置する場合も含む。なお、本明細書において「平面図」とは、発光装置の発光面側からの図面であることを意味する。
【0010】
本開示に係る実施形態の発光装置は、
発光素子と、
発光素子上に配置され、発光素子から出射される光が入射する下面と、下面と反対側の上面と、を有する板状の透光性部材と、を有し、透光性部材の上面を発光面とする発光装置である。
そして、透光性部材は、
蛍光体粒子を含有する第1焼結体を含む第1透光部と、光拡散粒子を含有する第2焼結体を含む第2透光部とを含み、
第2焼結体の相対密度は70%以上95%以下であり、
発光面は、
(i)前記第1透光部を介して光が出射される第1発光領域と、
(ii)第2透光部を介して光が出射され、第1発光領域より輝度が低い第2発光領域と、
を有する。
ここで、焼結体の相対密度とは、焼結体の理論密度に対する実際の密度の比であり、本明細書では、焼結体が含む空隙の割合を示す指標として用いている。
ここで、本明細書において、特定的な記載がない限り、上面とは発光装置における発光面(つまり主たる光の出射側の面)をいい、下面とは上面と反対側の面をいう。
(【0011】以降は省略されています)

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