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公開番号2025023648
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023127976
出願日2023-08-04
発明の名称半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人あい特許事務所
主分類H10D 84/83 20250101AFI20250207BHJP()
要約【課題】主面における出力素子の実装効率を増大し、これにより、チップ面積を低減可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置1は、半導体チップ2と、第1主面3に形成され、出力トランジスタ20が配置された出力領域6と、出力領域6に取り囲まれた内側素子領域8であって温度センサ素子9が配置された内側素子領域8と、出力領域6を被覆するように第1主面3に形成された第1ソース配線98Aを含む第1配線層12と、第1配線層12上に形成された第2配線層13であって、第2ソース配線98Bと、出力領域6を横切って、内側素子領域8から出力領域6の外側にある制御領域7に延びる接続配線10A,10Bとを含む第2配線層13とを含む。出力トランジスタ20は、接続配線10A,10Bの下方に配置され、半導体チップ2の厚さ方向Zにおいて接続配線10A,10Bと重なるトレンチゲート構造70を有する。
【選択図】図19A
特許請求の範囲【請求項1】
主面を有する半導体チップと、
前記主面に形成され、出力素子が配置された出力領域と、
前記出力領域に取り囲まれ、前記出力領域から絶縁分離された内側素子領域であって、前記出力素子とは異なる第1素子が配置された内側素子領域と、
前記出力領域を被覆するように前記主面に形成され、前記出力素子に電気的に接続された第1出力配線を含む第1配線層と、
前記第1配線層上に形成された第2配線層であって、前記第1出力配線に電気的に接続された第2出力配線と、前記第2出力配線と絶縁分離され、前記出力領域を横切って、前記内側素子領域から前記出力領域の外側にある外側領域に延びる接続配線とを含む第2配線層とを含み、
前記出力素子は、前記接続配線の下方に配置され、前記半導体チップの厚さ方向において前記接続配線と重なるトレンチ電極構造を有する、半導体装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記接続配線が、複数の前記第2出力配線によって、前記トレンチ電極構造が延びる第1方向に交差する第2方向に挟まれている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1配線層に含まれる前記第1出力配線が、前記半導体チップの前記厚さ方向において前記接続配線に重なっている、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記出力素子が前記主面に形成された出力トランジスタを含み、
前記主面を被覆する層間絶縁層をさらに含み、
前記第1配線層および前記第2配線層が前記層間絶縁層内に形成されており、
前記第1出力配線および前記第2出力配線が、前記出力トランジスタに接続されたソース配線を含む、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記トレンチ電極構造が、前記出力領域のうち前記外側領域と前記内側素子領域とによって前記トレンチ電極構造が延びる第1方向に挟まれた領域において、前記第1方向に交差する第2方向の全域に亘って配置されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記出力領域が、前記内側素子領域を取り囲む環状であり、
前記出力素子が、前記内側素子領域を取り囲む環状に配置されている、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記内側素子領域の周囲を取り囲んで、前記内側素子領域を前記出力領域から絶縁分離する環状の分離構造をさらに含む、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記分離構造が、分離絶縁体を挟んで分離トレンチ内に埋設された分離電極を含む、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記接続配線が、複数の前記接続配線を含み、
前記複数の前記接続配線のうち少なくとも1つの前記接続配線の幅が、他の前記接続配線の幅と互いに異なる、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1素子が、前記出力領域の温度を検出する温度センサ素子を含む、請求項1または2に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、主面を有する半導体チップと、出力素子が配置された出力領域と、出力領域内に配置された感温ダイオード構造とを含む、半導体装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-167338号公報
【0004】
[概要]
本開示の一実施形態は、出力領域における出力素子の実装効率を増大し、これにより、チップ面積を低減可能な半導体装置を提供する。
【0005】
本開示の一実施形態は、主面を有する半導体チップと、前記主面に形成され、出力素子が配置された出力領域と、前記出力領域に取り囲まれ、前記出力領域から絶縁分離された内側素子領域であって、前記出力素子とは異なる第1素子が配置された内側素子領域と、前記出力領域を被覆するように前記主面に形成され、前記出力素子に電気的に接続された第1出力配線を含む第1配線層と、前記第1配線層上に形成された第2配線層であって、前記第1出力配線に電気的に接続された第2出力配線と、前記第2出力配線と絶縁分離され、前記出力領域を横切って、前記内側素子領域から前記出力領域の外側にある外側領域に延びる接続配線とを含む第2配線層とを含む、半導体装置を提供する。前記出力素子は、前記接続配線の下方に配置され、前記半導体チップの厚さ方向において前記接続配線と重なるトレンチ電極構造を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る半導体装置の模式的な平面図である。
図2は、図1に示すII-II線に沿う断面図である。
図3は、図1に示す半導体チップ内のレイアウト例を示す平面図である。
図4は、前記半導体装置の電気的構成を示す概略回路図である。
図5は、図3に示す出力トランジスタの構成を示す概略回路図である。
図6は、図3に示す出力領域および内側素子領域を示す平面図である。
図7は、図6に示す領域VIIの拡大図である。
図8は、前記領域VIIの更なる拡大図である。
図9は、図7に示すIX-IX線に沿う断面図である。
図10は、図7に示すX-X線に沿う断面図である。
図11は、図7に示すXI-XI線に沿う断面図である。
図12は、図7に示すXII-XII線に沿う断面図である。
図13は、図7に示すXIII-XIII線に沿う断面図である。
図14は、前記内側素子領域を示す平面図であり、図6に示す領域XIVの拡大図である。
図15は、図14に示すXV-XV線に沿う断面図である。
図16は、図14に示すXVI-XVI線に沿う断面図である。
図17は、図14に示すXVII-XVII線に沿う断面図である。
図18は、図14に示すXVIII-XVIII線に沿う断面図である。
図19Aは、図14に示すXIXA-XIXA線に沿う断面図である。
図19Bは、図6に示すXIXB-XIXB線に沿う断面図である。
図20は、参考形態に示す半導体チップ内のレイアウト例を示す平面図である。
図21は、第2実施形態に係る半導体装置の出力領域および内側素子領域を示す平面図であり、図6に対応する図である。
図22は、前記内側素子領域を示す平面図であり、図21に示す領域XXIIの拡大図である。
図23は、図22に示すXXIII-XXIII線に沿う断面図である。
図24は、図22に示すXXIV-XXIV線に沿う断面図である。
図25は、図22に示すXXV-XXV線に沿う断面図である。
図26Aは、第3実施形態に係る半導体装置の出力領域および内側素子領域を示す平面図であり、図6に対応する図である。
図26Bは、図26Aに示すXXVIB-XXVIB線に沿う断面図である。
図27は、第2実施形態に係る接続配線の第1変形例を示す平面図であり、図25に対応する図である。
図28は、第1実施形態に係る半導体装置の平面構造の第2変形例を示す断面図であり、図14に対応する図である。
【0007】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して、実施形態が詳細に説明される。添付図面は、模式図であり、厳密に図示されたものではなく、縮尺等は必ずしも一致しない。また、添付図面の間で対応する構造には同一の参照符号が付され、重複する説明は省略または簡略化される。
【0008】
図1は、第1実施形態に係る半導体装置1の模式的な平面図である。図2は、図1に示すII-II線に沿う断面図である。図3は、図1に示す半導体チップ2内のレイアウト例を示す平面図である。
【0009】
図1~図3を参照して、半導体装置1は、直方体形状に形成された半導体チップ2を含む。半導体チップ2は、この形態(this embodiment)では、Si単結晶を含むSiチップである。半導体チップ2は、ワイドバンドギャップ半導体の単結晶を含むワイドバンドギャップ半導体チップからなっていてもよい。ワイドバンドギャップ半導体は、Siのバンドギャップよりも大きいバンドギャップを有する半導体である。GaN(窒化ガリウム)、SiC(炭化シリコン)、C(ダイアモンド)等が、ワイドバンドギャップ半導体として例示される。たとえば、半導体チップ2は、SiC単結晶を含むSiCチップであってもよい。
【0010】
図2を参照して、半導体チップ2は、一方側の第1主面(主面)3、他方側の第2主面4、ならびに、第1主面3および第2主面4を接続する第1~第4側面5A~5Dを有している。第1主面3および第2主面4は、それらの法線方向Zから見た平面視(以下、単に「平面視」という。)において四角形状に形成されている。法線方向Zは、半導体チップ2の厚さ方向でもある。
(【0011】以降は省略されています)

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