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公開番号
2025012106
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114694
出願日
2023-07-12
発明の名称
発光装置の製造方法
出願人
日亜化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H10H
20/85 20250101AFI20250117BHJP()
要約
【課題】信頼性の高い発光装置を製造することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様の発光装置の製造方法は、筐体を準備する工程を有し、前記筐体は、基部と、前記基部から上方に延びる周壁部と、を有する基体と、前記基部の上に配置された発光素子と、前記周壁部の上面に配置された接着樹脂と、前記接着樹脂によって前記周壁部の上面に接着された透光性部材と、前記透光性部材の上面を覆う第1保護膜とを備え、さらに、前記基体の側面、前記接着樹脂の側面、前記透光性部材の側面、及び前記第1保護膜の側面を被覆する被覆膜を形成する工程と、前記被覆膜の、前記透光性部材と前記第1保護膜の境界を被覆する第1部分、又は前記透光性部材の側面を被覆する第2部分を除去する工程と、前記第1部分又は第2部分を除去する工程の後に、前記第1保護膜を除去する工程とを有し、前記接着樹脂の側面が前記被覆膜によって被覆された発光装置の製造方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体を準備する工程を有し、
前記筐体は、
基部と、前記基部から上方に延びる周壁部と、を有する基体と、
前記基部の上に配置された発光素子と、
前記周壁部の上面に配置された接着樹脂と、
前記接着樹脂によって前記周壁部の上面に接着された透光性部材と、
前記透光性部材の上面を覆う第1保護膜と、
を備え、
さらに、
前記基体の側面、前記接着樹脂の側面、前記透光性部材の側面、及び前記第1保護膜の側面を被覆する被覆膜を形成する工程と、
前記被覆膜の、前記透光性部材と前記第1保護膜の境界を被覆する第1部分、又は前記透光性部材の側面を被覆する第2部分を除去する工程と、
前記第1部分又は第2部分を除去する工程の後に、前記第1保護膜を除去する工程と、を有し、
前記接着樹脂の側面が前記被覆膜によって被覆された発光装置の製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記基体は、前記基部の上面に設けられた第1電極と、前記基部の下面に設けられ、前記第1電極に電気的に接続された第2電極と、をさらに有し、
前記筐体は、前記第2電極を覆う第2保護膜をさらに備え、
前記被覆膜を形成する工程において、前記被覆膜は、前記基体の側面、前記接着樹脂の側面、前記透光性部材の側面及び前記第1保護膜の側面と共に前記第2保護膜の側面をさらに被覆するように形成され、
前記被覆膜を形成する工程の後に、前記被覆膜の、前記第2保護膜の側面又は前記基部の側面を被覆する第3部分を除去する工程を有し、
前記第3部分を除去する工程の後に、前記第2保護膜を除去する工程を有する請求項1に記載の発光装置の製造方法。
【請求項3】
前記第1部分又は前記第2部分を除去する工程と前記第3部分を除去する工程とを連続して行う請求項2に記載の発光装置の製造方法。
【請求項4】
前記透光性部材の厚みは、200μm以上500μm以下である請求項1に記載の発光装置の製造方法。
【請求項5】
前記第1部分又は前記第2部分を除去する工程は、前記第1部分又は前記第2部分に、3μm以上100μm以下のスポット径を有するレーザ光を照射する工程を有する請求項4に記載の発光装置の製造方法。
【請求項6】
前記第1保護膜は、紫外線硬化型樹脂を含み、
前記第1保護膜を除去する工程は、前記第1保護膜に紫外線を照射する工程を有する請求項1に記載の発光装置の製造方法。
【請求項7】
前記第1保護膜は、熱発泡樹脂を含み、
前記第1保護膜を除去する工程は、前記第1保護膜を加熱する工程を有する請求項1に記載の発光装置の製造方法。
【請求項8】
前記第1保護膜の加熱温度は、100℃以上200℃以下である請求項7に記載の発光装置の製造方法。
【請求項9】
前記周壁部の上面の形状は、上面視において前記基部の上面を囲む枠状であり、
前記筐体を準備する工程において、前記接着樹脂は、上面視において前記基部の上面の全周を囲むように設ける請求項1から8のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
【請求項10】
前記被覆膜は、化学気相成長法により形成される請求項1から8のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、光半導体素子が収容されるパッケージ基板上に、金錫(AuSn)を含む接合材を間に挟んで、透光性を有する蓋体を載置する工程と、パッケージ基板上に載置される蓋体の上から荷重をかけて仮封止し、接合材を加熱溶融させてパッケージ基板と蓋体の間を接合する工程とを備える光半導体装置の製造方法が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-93137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、金錫に代えて樹脂からなる接合材を用いた発光装置が検討されている。このような発光装置において、さらなる信頼性の向上が求められている。本開示は、信頼性の高い発光装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様の発光装置の製造方法は、筐体を準備する工程を有し、前記筐体は、基部と、前記基部から上方に延びる周壁部と、を有する基体と、前記基部の上に配置された発光素子と、前記周壁部の上面に配置された接着樹脂と、前記接着樹脂によって前記周壁部の上面に接着された透光性部材と、前記透光性部材の上面を覆う第1保護膜と、を備え、さらに、前記基体の側面、前記接着樹脂の側面、前記透光性部材の側面、及び前記第1保護膜の側面を被覆する被覆膜を形成する工程と、前記被覆膜の、前記透光性部材と前記第1保護膜の境界を被覆する第1部分、又は前記透光性部材の側面を被覆する第2部分を除去する工程と、前記第1部分又は第2部分を除去する工程の後に、前記第1保護膜を除去する工程と、を有し、前記接着樹脂の側面が前記被覆膜によって被覆された発光装置の製造方法である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一態様によれば、信頼性の高い発光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る発光装置の概略上面図である。
一実施形態に係る発光装置の概略下面図である。
図1のIII-III断面図である。
図3の接着樹脂及びその周囲を拡大して示す概略断面図である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図(その1)である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図(その2)である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図(その3)である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図(その4)である。
図5Bの接着樹脂及びその周囲を拡大して示す概略断面図である。
図5Cの接着樹脂及びその周囲を拡大して示す概略断面図である。
図5Cの他の例における接着樹脂及びその周囲を拡大して示す概略断面図である。
図5Bの基部、第2保護膜、及びその周囲を拡大して示す概略断面図である。
図5Cの基部、第2保護膜、及びその周囲を拡大して示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の符号を付して、重複する説明は省略する場合がある。本明細書において、基部21に直交する方向において、基部21に対して透光性部材7側の方向を上、その反対方向を下とする場合があるが、発光装置10の使用時の姿勢を限定するものではない。
【0009】
<発光装置>
図1は、一実施形態に係る発光装置10の概略上面図であり、図2は、一実施形態に係る発光装置10の概略下面図であり、図3は、図1のIII-III断面図である。図4は、図3の接着樹脂6及びその周囲を拡大して示す概略断面図である。図1~図3に示すように、発光装置10は、基部21と、基部21から上方に延びる周壁部22と、を有する基体2と、基部21の上に配置される発光素子3と、周壁部22の上面S3に配置された接着樹脂6と、接着樹脂6によって周壁部22の上面S3に接着された透光性部材7とを備える。また、接着樹脂6の側面が被覆膜12によって被覆されている。
【0010】
基体2は、発光素子3を収容するための部材である。基部21と周壁部22は、一体に形成されていてもよく、別体であってもよい。周壁部22の上面S3は、基部21の上面S1より上方に位置し、且つ発光素子3より上方に位置する。周壁部22の上面S3は、上面視において、発光素子3の外側に位置し、発光素子3を囲むように配置されている。具体的には、周壁部22の上面S3の形状は、上面視において、発光素子3が配置されている基部21の上面S1を囲む枠状であってよい。なお、上面視とは、発光装置10における光の出射面側から見た状態を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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