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公開番号2025021577
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125367
出願日2023-08-01
発明の名称積層体、ディスプレイ、積層体の製造方法
出願人東レ株式会社
代理人
主分類H10H 20/856 20250101AFI20250206BHJP()
要約【課題】高輝度で、かつ長時間の連続点灯でも不灯が発生しにくい高信頼性のマイクロLEDディスプレイ、および、その製造に適用可能な積層体と、積層体の製造方法を提供する。
【解決手段】支持体、導電性層、2次元的に配置された複数の発光ダイオード、第1の有機層6、および第2の有機層7を有する積層体であって、前記第1の有機層と前記第2の有機層が接してなり、前記第1の有機層が、(A)白色顔料、および(B)少なくとも一般式(1)で表される繰り返し単位を合計10~90モル%含有するシロキサン樹脂を含有し、前記第2の有機層が実質的にシロキサン樹脂を含有しない透明層であることを特徴とする積層体。
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【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
支持体、導電性層、2次元的に配置された複数の発光ダイオード、第1の有機層、および第2の有機層を有する積層体であって、前記第1の有機層と前記第2の有機層が接してなり、前記第1の有機層が、(A)白色顔料、および(B)少なくとも下記一般式(1)で表される繰り返し単位を合計10~90モル%含有するシロキサン樹脂を含有し、前記第2の有機層が実質的にシロキサン樹脂を含有しない透明層であることを特徴とする積層体。
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2025021577000009.tif
39
170
(R

は、炭素数6~18のアリール基または水素の全部または一部が置換された炭素数6~18のアリール基を示す。)
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記第2の有機層が、アクリル樹脂、カルド樹脂、ポリイミド樹脂、PBO樹脂のいずれか、またはその混合物を含有する、請求項1記載の積層体。
【請求項3】
前記発光ダイオードの厚さが、1~20μmである、請求項1または2記載の積層体。
【請求項4】
前記第1の有機層の膜厚が、1~20μmである、請求項1記載の積層体。
【請求項5】
前記導電性層が、金属層、および/または、金属酸化物層である、請求項1記載の積層体。
【請求項6】
請求項1記載の積層体を有する、ディスプレイ。
【請求項7】
支持体、導電性層、2次元的に配置された複数の発光ダイオード、第1の有機層、第2の有機層を有する積層体の製造方法であって、前記支持体、前記導電性層、前記発光ダイオードを有するLED実装部材上に、
(I)第1の感光性樹脂組成物を塗布し、第1の塗膜を形成する工程、
(II)前記第1の塗膜を露光および現像する工程、
(III)前記現像後の第1の塗膜を加熱し第1の有機層とする工程、
(IV)前記第1の有機層上に第2の感光性樹脂組成物を塗布し、第2の塗膜を形成する工程、
(V)前記第2の塗膜を露光および現像する工程、および
(VI)前記現像後の第2の塗膜を加熱し第2の有機層とする工程、
を含み、
前記第1の感光性樹脂組成物が、(A)白色顔料、および(B)少なくとも下記一般式(1)で表される繰り返し単位を合計10~90モル%含有するシロキサン樹脂、を含有し、
前記第2の感光性樹脂組成物が実質的にシロキサン樹脂を含有しない透明層形成用樹脂組成物であることを特徴とする、積層体の製造方法。
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2025021577000010.tif
40
170
(R

は、炭素数6~18のアリール基または水素の全部または一部が置換された炭素数6~18のアリール基を示す。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体、ディスプレイ、および積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやタブレットなどの情報端末機器の発展や、テレビをはじめとするフラットパネルディスプレイの高精細化に伴い、ディスプレイの高性能化の要求は更に高まっている。その中で、高性能のディスプレイとして、マイクロサイズの発光ダイオード(LED)を使用した、マイクロLEDディスプレイが注目されている。このディスプレイは、光源として数十μm以下のサイズの微小なLED(マイクロLED)を用いて表示を行う方式のディスプレイであり、高コントラスト、低消費電力など様々な特性に優れる。
【0003】
このマイクロLEDディスプレイには、光源であるマイクロLEDと対応するサイズで、光源を隔てるパターン化された硬化膜(隔壁)を配置する必要がある。パターン化された硬化膜を形成する方法としては、パターンマスクを用いたフォトリソグラフィ法がよく知られている。加えてLEDが微小な場合、LEDの発光は主にチップの側面方向に放射されることから、光を効率よく取り出すために、反射性の白色隔壁材料をマイクロLEDの側方に形成する技術が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2023-54046号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、マイクロLEDディスプレイでは、マイクロLEDに通電して発光させるためにLEDの微小な電極を導電性層と接合する必要があるが、接合面積が小さいため、接続不良が発生しやすく、連続点灯の信頼性試験において不灯が発生しやすい課題があった。この不灯は、特に反射特性を有する隔壁を形成した場合に発生しやすい傾向があり、マイクロLEDからの光の高効率取り出しと、信頼性の両立は困難であった。
【0006】
そこで、本発明では、高輝度で、かつ長時間の連続点灯でも不灯が発生しにくい高信頼性のマイクロLEDディスプレイ、および、その製造に適用可能な積層体と、積層体の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の積層体は次の構成を有する。すなわち、
支持体、導電性層、2次元的に配置された複数の発光ダイオード、第1の有機層、および第2の有機層を有する積層体であって、前記第1の有機層と前記第2の有機層が接してなり、前記第1の有機層が、(A)白色顔料、および(B)少なくとも下記一般式(1)で表される繰り返し単位を合計10~90モル%含有するシロキサン樹脂を含有し、前記第2の有機層が実質的にシロキサン樹脂を含有しない透明層であることを特徴とする積層体、である。
【0008】
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2025021577000002.tif
40
170
【0009】
(R

は、炭素数6~18のアリール基または水素の全部または一部が置換された炭素数6~18のアリール基を示す。)
本発明の積層体は、前記第2の有機層が、アクリル樹脂、カルド樹脂、ポリイミド樹脂、PBO樹脂のいずれか、またはその混合物を含有することが好ましい。
【0010】
本発明の積層体は、前記発光ダイオードの厚さが、1~20μmであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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