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公開番号2025034631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141125
出願日2023-08-31
発明の名称半導体装置の製造方法
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H10D 30/47 20250101AFI20250306BHJP()
要約【課題】ゲートリークを低減できる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、窒化物半導体層の上に、二酸化珪素よりも比誘電率が高い誘電体酸化膜を形成する工程と、前記誘電体酸化膜を窒化して誘電体酸窒化膜を形成する工程と、前記誘電体酸窒化膜の上にゲート電極を形成する工程と、を有し、前記誘電体酸窒化膜を形成する工程は、内部に触媒金属を備えた反応炉内に、前記窒化物半導体層および前記誘電体酸化膜を含む基板を配置する工程と、前記反応炉内でアンモニアガスを熱分解させ、前記アンモニアガスに含まれていた窒素原子と前記誘電体酸化膜から拡散した酸素原子とから一酸化二窒素ガスを生成する工程と、前記一酸化二窒素ガスを熱分解させて一酸化窒素ガスを生成する工程と、を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
窒化物半導体層の上に、二酸化珪素よりも比誘電率が高い誘電体酸化膜を形成する工程と、
前記誘電体酸化膜を窒化して誘電体酸窒化膜を形成する工程と、
前記誘電体酸窒化膜の上にゲート電極を形成する工程と、
を有し、
前記誘電体酸窒化膜を形成する工程は、
内部に触媒金属を備えた反応炉内に、前記窒化物半導体層および前記誘電体酸化膜を含む基板を配置する工程と、
前記反応炉内でアンモニアガスを熱分解させ、前記アンモニアガスに含まれていた窒素原子と前記誘電体酸化膜から拡散した酸素原子とから一酸化二窒素ガスを生成する工程と、
前記一酸化二窒素ガスを熱分解させて一酸化窒素ガスを生成する工程と、
を有する、半導体装置の製造方法。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記誘電体酸化膜は、ハフニウム、ランタンおよびジルコニウムからなる群から選択された少なくとも1種を含む、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記誘電体酸化膜は、シリコンおよびアルミニウムからなる群から選択された少なくとも1種を含む、請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記窒化物半導体層の前記誘電体酸化膜に対向する面は、窒素極性を有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記誘電体酸窒化膜を形成する工程において、前記反応炉内の温度を600℃以上800℃以下とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記誘電体酸窒化膜を形成する工程において、前記反応炉内に100sccm以上の流量で前記アンモニアガスを供給する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記反応炉は、前記アンモニアガスが供給されるノズルを有し、
前記触媒金属は、少なくとも前記ノズルの表面にある、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記反応炉は、前記基板が載置される基板ホルダを有し、
前記触媒金属は、少なくとも前記基板ホルダの表面にある、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記反応炉は、
前記基板が載置される基板ホルダと、
前記基板ホルダを支持する治具と、
を有し、
前記触媒金属は、少なくとも前記治具の表面にある、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項10】
前記反応炉は、
前記基板が載置される基板ホルダと、
前記基板ホルダを支持する治具と、
前記治具に支持されるダミー部材と、
を有し、
前記触媒金属は、少なくとも前記ダミー部材の表面にある、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ドレイン電流の向上のために、ゲート絶縁膜に比誘電率が高いハフニウムシリケート膜が用いられた高電子移動度トランジスタ(high electron mobility transistor:HEMT)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2009-506537号公報
特開平5-223855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、ゲートリークの低減の要請が高まっている。
【0005】
本開示は、ゲートリークを低減できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の半導体装置の製造方法は、窒化物半導体層の上に、二酸化珪素よりも比誘電率が高い誘電体酸化膜を形成する工程と、前記誘電体酸化膜を窒化して誘電体酸窒化膜を形成する工程と、前記誘電体酸窒化膜の上にゲート電極を形成する工程と、を有し、前記誘電体酸窒化膜を形成する工程は、内部に触媒金属を備えた反応炉内に、前記窒化物半導体層および前記誘電体酸化膜を含む基板を配置する工程と、前記反応炉内でアンモニアガスを熱分解させ、前記アンモニアガスに含まれていた窒素原子と前記誘電体酸化膜から拡散した酸素原子とから一酸化二窒素ガスを生成する工程と、前記一酸化二窒素ガスを熱分解させて一酸化窒素ガスを生成する工程と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ゲートリークを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。
図2は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。
図3は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。
図4は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。
図5は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。
図6は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その6)である。
図7は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その7)である。
図8は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その8)である。
図9は、誘電体酸化膜の窒化に用いる反応炉を示す断面図(その1)である。
図10は、誘電体酸化膜の窒化に用いる反応炉を示す断面図(その2)である。
図11は、アンモニアガスの流量と誘電体酸化膜の窒化度との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
〔1〕 本開示の一態様に係る半導体装置の製造方法は、窒化物半導体層の上に、二酸化珪素よりも比誘電率が高い誘電体酸化膜を形成する工程と、前記誘電体酸化膜を窒化して誘電体酸窒化膜を形成する工程と、前記誘電体酸窒化膜の上にゲート電極を形成する工程と、を有し、前記誘電体酸窒化膜を形成する工程は、内部に触媒金属を備えた反応炉内に、前記窒化物半導体層および前記誘電体酸化膜を含む基板を配置する工程と、前記反応炉内でアンモニアガスを熱分解させ、前記アンモニアガスに含まれていた窒素原子と前記誘電体酸化膜から拡散した酸素原子とから一酸化二窒素ガスを生成する工程と、前記一酸化二窒素ガスを熱分解させて一酸化窒素ガスを生成する工程と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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