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公開番号2025064530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174373
出願日2023-10-06
発明の名称光ファイバケーブル
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類G02B 6/44 20060101AFI20250410BHJP(光学)
要約【課題】外部から光ファイバケーブルへの圧力が加わった場合において、外被の損傷を防ぐことができる。
【解決手段】光ファイバケーブルは、複数の光ファイバ心線を含むケーブルコアと、前記ケーブルコアに沿って配置される抗張力体と、前記ケーブルコアを被覆し、前記抗張力体を内包する外被と、を備える光ファイバケーブルであって、前記抗張力体は、前記外被から前記ケーブルコア内部に露出している露出部を有し、前記露出部は、前記光ファイバケーブルの断面視において、前記抗張力体の中心と前記光ファイバケーブルの中心とをつなぐ線分と、前記抗張力体の外周とが交差する部分を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光ファイバ心線を含むケーブルコアと、
前記ケーブルコアに沿って配置される抗張力体と、
前記ケーブルコアを被覆し、前記抗張力体を内包する外被と、を備える光ファイバケーブルであって、
前記抗張力体は、前記外被から前記ケーブルコア内部に露出している露出部を有し、
前記露出部は、前記光ファイバケーブルの断面視において、前記抗張力体の中心と前記光ファイバケーブルの中心とをつなぐ線分と、前記抗張力体の外周とが交差する部分を含む、光ファイバケーブル。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記光ファイバケーブルの断面視において、前記ケーブルコアの外周に対する前記露出部の幅は、1.5%から6%の範囲に含まれる、請求項1に記載の光ファイバケーブル。
【請求項3】
前記光ファイバケーブルの断面視において、前記抗張力体は1箇所に設けられている、請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
【請求項4】
前記ケーブルコアの中心は、前記光ファイバケーブルの中心に対して、前記抗張力体とは反対の方向に位置する、請求項3に記載の光ファイバケーブル。
【請求項5】
前記抗張力体は、繊維強化プラスチックにより成形されている、請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光ファイバケーブルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
従来、複数の光ファイバ心線を含むケーブルコアと、抗張力体と、ケーブルコアを被覆する外被とを備える光ファイバケーブルが知られている。例えば、特許文献1に開示されている光ファイバケーブルでは、抗張力体であるテンションメンバが外被に内包されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-73421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、外被に内包された抗張力体と光ファイバケーブルの中心付近とをつなぐ方向に沿って、外部から当該光ファイバケーブルへ圧力が加わることがある。このような場合、抗張力体が、当該抗張力体とケーブルコアとの間における外被を押圧するため、この間の外被が薄いと、亀裂などの損傷が生じてしまう可能性がある。
【0005】
本開示は、外部から光ファイバケーブルへの圧力が加わった場合において、外被の損傷を防ぐことができる光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の光ファイバケーブルは、
複数の光ファイバ心線を含むケーブルコアと、
前記ケーブルコアに沿って配置される抗張力体と、
前記ケーブルコアを被覆し、前記抗張力体を内包する外被と、を備える光ファイバケーブルであって、
前記抗張力体は、前記外被から前記ケーブルコア内部に露出している露出部を有し、
前記露出部は、前記光ファイバケーブルの断面視において、前記抗張力体の中心と前記光ファイバケーブルの中心とをつなぐ線分と、前記抗張力体の外周とが交差する部分を含む、光ファイバケーブル。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、外部から光ファイバケーブルへの圧力が加わった場合において、外被の損傷を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の実施形態に係る光ファイバケーブルの長手方向に垂直な断面図である。
図2は、比較例に係る光ファイバケーブルの長手方向に垂直な断面図である。
図3は、図2に示す比較例に係る光ファイバケーブルの課題を説明するための図である。
図4は、本開示の実施形態に係る光ファイバケーブルに外部からの圧力が加わった状態を説明するための断面図である。
図5は、本開示の実施形態の変形例に係る光ファイバケーブルの長手方向に垂直な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の説明>
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示の実施の形態に係る光ファイバケーブルは、
(1)複数の光ファイバ心線を含むケーブルコアと、
前記ケーブルコアに沿って配置される抗張力体と、
前記ケーブルコアを被覆し、前記抗張力体を内包する外被と、を備える光ファイバケーブルであって、
前記抗張力体は、前記外被から前記ケーブルコア内部に露出している露出部を有し、
前記露出部は、前記光ファイバケーブルの断面視において、前記抗張力体の中心と前記光ファイバケーブルの中心とをつなぐ線分と、前記抗張力体の外周とが交差する部分を含む。
【0010】
このような構成により、抗張力体の中心と光ファイバケーブルの中心付近とをつなぐ方向に沿って、外部からの圧力が当該光ファイバケーブルに加わったとしても、ケーブルコアと抗張力体との間に外被は無く、抗張力体がケーブルコアとの間の外被を押圧することを避けることができるため、外被の損傷を防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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