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公開番号2025065407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2025019749,2021101592
出願日2025-02-10,2021-06-18
発明の名称電気接続箱
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20250410BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】流動可能な状態で貫通孔に充塞された防水用樹脂が、固まって流動不可な状態となるまでの間に、当該貫通孔にしっかり留まることができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】電気接続箱10は、バスバー20と、前記バスバー20をインサート部品としてインサート成形された成形樹脂部30と、前記成形樹脂部30に被さって防水空間12を形成するケース40と、前記成形樹脂部30を貫通するように形成された貫通孔34における第1開口部35を塞ぐ閉塞部50と、前記貫通孔34に充塞された防水用樹脂60と、を備える。前記貫通孔34は、第1保持部31と第2保持部32との間に前記バスバー20の中間部23の全周を露出させるように形成されている。前記閉塞部50は、前記成形樹脂部30とは別に設けられた部材である。前記防水用樹脂60は、前記バスバー20の前記中間部23の全周を覆いつつ、前記閉塞部50に達している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
バスバーと、
前記バスバーをインサート部品としてインサート成形された成形樹脂部と、
前記成形樹脂部に被さって防水空間を形成するケースと、
前記成形樹脂部を貫通するように形成された貫通孔における第1開口部及び第2開口部のうち前記第1開口部を塞ぐ閉塞部と、
前記貫通孔に充塞された防水用樹脂と、
を備え、
前記成形樹脂部は、前記バスバーの一端部を保持する第1保持部と、前記バスバーの他端部を前記防水空間に露出させつつ保持する第2保持部とを有し、
前記貫通孔は、前記第1保持部と前記第2保持部との間に前記バスバーの中間部の全周を露出させるように形成されており、
前記閉塞部は、前記成形樹脂部とは別に設けられた部材であり、
前記防水用樹脂は、前記バスバーの前記中間部の全周を覆いつつ、前記閉塞部に達しており、
前記ケースは、前記防水用空間を囲う箱状に形成された天板部及び側板部と、側板部から延びるフランジ部とを有し、
前記閉塞部は前記フランジ部に連なる、電気接続箱。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気接続箱であって、
前記閉塞部は、前記ケースと一体に設けられている、電気接続箱。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱であって、
前記閉塞部と前記成形樹脂部における前記貫通孔の周縁部とが溶着されている、電気接続箱。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気接続箱であって、
前記閉塞部と前記成形樹脂部における前記貫通孔の周縁部との一方には環状の溝が形成され、他方には前記溝に嵌る環状の凸部が設けられている、電気接続箱。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気接続箱であって、
前記閉塞部のうち前記貫通孔の底となる部分が、前記貫通孔に入り込んでいる、電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気接続箱に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、バスバーと、バスバーをインサート部品としてインサート成形されたハウジングとを備える回路構成体の防水構造を開示している。当該ハウジングには貫通孔が形成されている。当該貫通孔は、バスバーの途中部分を全周に亘り開放している。当該貫通孔に防水用接着剤が充塞されることによって、バスバーとハウジングとの隙間から防水空間へ水が浸入することが抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-284218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
防水用接着剤は、流動可能な状態で貫通孔に充塞された後、固まって流動不可な状態となる。この間、防水用接着剤が、当該貫通孔にしっかり留まることが望まれる。
【0005】
そこで、流動可能な状態で貫通孔に充塞された防水用樹脂が、固まって流動不可な状態となるまでの間に、当該貫通孔にしっかり留まることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電気接続箱は、バスバーと、前記バスバーをインサート部品としてインサート成形された成形樹脂部と、前記成形樹脂部に被さって防水空間を形成するケースと、前記成形樹脂部を貫通するように形成された貫通孔における第1開口部及び第2開口部のうち前記第1開口部を塞ぐ閉塞部と、前記貫通孔に充塞された防水用樹脂と、を備え、前記成形樹脂部は、前記バスバーの一端部を保持する第1保持部と、前記バスバーの他端部を前記防水空間に露出させつつ保持する第2保持部とを有し、前記貫通孔は、前記第1保持部と前記第2保持部との間に前記バスバーの中間部の全周を露出させるように形成されており、前記閉塞部は、前記成形樹脂部とは別に設けられた部材であり、前記防水用樹脂は、前記バスバーの前記中間部の全周を覆いつつ、前記閉塞部に達している、電気接続箱である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、流動可能な状態で貫通孔に充塞された防水用樹脂が、固まって流動不可な状態となるまでの間に、当該貫通孔にしっかり留まることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態1にかかる電気接続箱を示す斜視図である。
図2は実施形態1にかかる電気接続箱を示す斜視図である。
図3は実施形態1にかかる電気接続箱を示す平面図である。
図4は図3のIV-IV線に沿った断面図である。
図5はケースを被せる前の電気接続箱を示す平面図である。
図6はケースを被せる前の電気接続箱を示す断面図である。
図7は防水用樹脂を充填する前の電気接続箱を示す断面図である。
図8は防水用樹脂を充填する前の電気接続箱を示す断面図である。
図9は電気接続箱の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の電気接続箱は、次の通りである。
(【0011】以降は省略されています)

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