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公開番号
2025047284
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023155698
出願日
2023-09-21
発明の名称
発光素子
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
H10H
20/832 20250101AFI20250326BHJP()
要約
【課題】高い反射率を有する反射層を形成することにより高い光取り出し効率を維持しつつ、エレクトロマイグレーションによる耐性に優れた構造を有する発光波長300nm未満の紫外発光の発光素子を提供すること。
【解決手段】発光素子5は、発光波長300nm未満の紫外発光の発光素子において、n型のIII族窒化物半導体からなるn型層21と、n型層21上に設けられたIII族窒化物半導体からなる活性層22と、活性層22上に設けられたp型のIII族窒化物半導体からなるp型層23と、p型層23上に設けられAlを主成分としCuを含む合金からなる反射層42、を含むp側電極40とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
発光波長300nm未満の紫外発光の発光素子において、
n型のIII族窒化物半導体からなるn型層と、
前記n型層上に設けられたIII族窒化物半導体からなる活性層と、
前記活性層上に設けられたp型のIII族窒化物半導体からなるp型層と、
前記p型層上に設けられAlを主成分としCuを含む合金からなる反射層、を含むp側電極と、
を備える、発光素子。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記p側電極は、さらに、
前記反射層上に接して設けられ、Ti、TiN、Ni、Pt、Au、Crからなる群から選択される少なくとも1種からなるカバー層を含む、請求項1に記載の発光素子。
【請求項3】
前記カバー層は、前記反射層の上面および側面を覆う、請求項2に記載の発光素子。
【請求項4】
さらに、前記p型層上に接して設けられ、発光波長の紫外光を透過するp側コンタクト電極を含み、
前記反射層は、前記p側コンタクト電極上に設けられる、請求項1~3のいずれか1項に記載の発光素子。
【請求項5】
前記p側コンタクト電極は、前記反射層の厚さよりも薄く形成されている、請求項4に記載の発光素子。
【請求項6】
前記p側コンタクト電極は、発光波長の紫外光の透過率が30%以上である、請求項4に記載の発光素子。
【請求項7】
前記p側コンタクト電極は、ITO、IZOからなる群から選択された1種の酸化物からなり、
前記p側コンタクト電極の厚さは、40nm以下である、請求項4に記載の発光素子。
【請求項8】
前記p側コンタクト電極は、Ru、Rh、またはそれらを主成分とする合金、NiAu、Mgからなる群から選択された1種の金属からなり、
前記p側コンタクト電極の厚さは、10nm以下である、請求項4に記載の発光素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光素子に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
III族窒化物半導体を用いた固体発光素子の紫外光の波長は約210~400nmの範囲の波長帯に対応している。特にUVC(波長100~280nm)は効率的に殺菌、除菌できることが知られており、発光波長がUVCに対応する紫外光を放射するIII族窒化物半導体発光素子の需要が高まっている。紫外光発光素子は、サファイア基板上にAlN層を形成し、AlN層上にAlGaNにより形成されたn型層、活性層、p型層を積層した構成である。
【0003】
III族窒化物半導体を用いた紫外発光の発光素子は、基板裏面側から光を取り出すフリップチップ型が採用されることが多い。フリップチップ型では、p側電極の反射率を高め、p側電極によって光取り出し側に紫外光を反射させることで光取り出し効率向上を図ることが考えられる。
【0004】
特許文献1には、III族窒化物半導体を用いた紫外発光の発光素子のp側電極として、Ni膜、Al膜をp型コンタクト層の側からこの順に積層した反射電極(Ni/Al電極)を用いることが記載されている。
【0005】
特許文献2には、III族窒化物半導体を用いた紫外発光素子のp側電極として、p型層側から順にNi層、Mg層を積層させた構造が示されている。Ni層はp型層に対して良好にコンタクトを取るための層であり、Mg層はUVC帯の紫外光を反射させるための層である。UVC帯においてはAlよりもMgの方が高い反射率を有する。そこで特許文献2は、p側電極の反射層としてMgを用いて反射率向上を図っている。
【0006】
また、特許文献3には、III族窒化物半導体を用いた発光波長470nmの発光素子に用いる反射層が、Ag-Nd、Ag-Au、Ag-Pt、Ag-Rh、Ag-Cu、Ag-Pd、Ag-Cu-Nd、Ag-Bi-Nd、Ag-Pd、Ag-Cu-Pd、Al-Nd、Al-Au、Al-Pt、Al-Rh、Al-Cu、Al-Pd、Al-Cu-Nd、Al-Bi-Nd、Al-PdおよびAl-Cu-Pdからなる群から選ばれる1種類の合金を含むことが記載されている。
【0007】
また、特許文献4には、III族窒化物半導体を用いた発光波長300nm~800nmの発光素子に用いる反射層の材料として、Al、Rh、Ag、あるいはこれらのうち少なくとも1つの元素を含む合金(例えば、AlCu、ASC(アルミシリコン銅)など)が記載されている。
【0008】
特許文献5には、発光層からの光を変換させ、例えば、白色系、電球色等の所望の光を発する半導体発光素子として、反射電極の材料として、Al、Rh、Agから選択された少なくとも1種の金属または合金の単層膜または積層膜により形成することが記載されている。
【0009】
特許文献6には、III族窒化物半導体を用いた発光波長455nmの発光素子に用いる反射層が、Ag、Al、Cu又はこれらのいずれかを含む合金(例えば、耐熱性にも優れたAlCu合金やAlNd合金)からなる単層膜又は積層膜とすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2015-216352号公報
特開2019-036629号公報
特開2006-135026号公報
特開2012-222196号公報
特開2014-22530号公報
特開2017-118031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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