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公開番号2025038633
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145364
出願日2023-09-07
発明の名称検知センサ
出願人ホシデン株式会社
代理人個人
主分類H10N 30/30 20230101AFI20250312BHJP()
要約【目的】 本発明は同方向から赤外線及び音波を入力でき且つ振動膜が外部に露出しない検知センサを提供する。
【構成】
検知センサS1はユニットU及びホルダHを備えている。ユニットUは、振動膜100と、これを収容したケース200とを備えている。ケース200は振動膜100のZ方向側に配置された開口211を有する。ホルダHは、ユニットUを保持した保持部10と、ケース200に対してZ方向側に配置された前側部20と、赤外線が透過可能な透過部30と、音波が入力可能な音孔40と、音道50とを備えている。透過部30は、前側部20に設けられ且つ開口211及び振動膜100に対してZ方向側で振動膜100に対向している。音孔40は、前側部20の透過部30の周りの部分に設けられ且つZ方向に開口している。音道50は、音孔40から開口211まで延びている。
【選択図】 図2A
特許請求の範囲【請求項1】
センサユニットと、
ホルダとを備えており、
前記センサユニットは、圧電フィルムで構成された振動膜であって、赤外線が照射されることによって、焦電効果によって第1電気信号を発生させる構成及び音波により振動させられることによって、圧電効果によって第2電気信号を発生させる構成を有する前記振動膜と、
前記振動膜を収容したケースとを備えており、
前記ケースは、前記振動膜に対して第1方向の一方側に配置された開口を有しており、
前記第1方向は、前記振動膜の厚み方向であり、
前記ホルダは、前記センサユニットを保持した保持部と、
前記ケースに対して前記第1方向の一方側に配置された前側部と、
少なくとも赤外線が透過可能な透過部と、
音波が入力可能な音孔と、
音道とを備えており、
前記透過部は、前記前側部に設けられており、前記前側部から前記第1方向の一方及び他方に露出しており、前記開口及び前記振動膜に対して前記第1方向の一方側に配置されており且つ前記振動膜に対向しており、
前記音孔は、前記前側部の前記透過部の周りの部分に設けられており且つ前記第1方向の一方に開口しており、
前記音道は、前記音孔から前記ケースの前記開口まで延びている検知センサ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1記載の検知センサにおいて、
前記前側部は、前記ケースに対して前記第1方向の一方側に間隙を有して対向配置されており、
前記音道は、前記間隙を有しており、前記間隙は、前記ケースの前記開口に連通しており、
前記音孔は、前記前側部の前記透過部の周りの部分を貫通しており、前記間隙に連通しており且つ前記保持部及び/又は前記ケースの前記開口の周縁部に対向している検知センサ。
【請求項3】
請求項2記載の検知センサにおいて、
前記ホルダは、少なくとも一つのストッパを更に備えており、
前記少なくとも一つのストッパは、前記前側部又は前記保持部に設けられており、前記前側部に対して前記第1方向の他方側に配置されており且つ前記第1方向の一方側から前記ケースに当接している検知センサ。
【請求項4】
請求項2記載の検知センサにおいて、
前記ケースは、少なくとも一つのストッパを更に有しており、
前記少なくとも一つのストッパは、前記ケースから前記第1方向の一方に延びており且つ前記第1方向の他方側から前記前側部に当接している検知センサ。
【請求項5】
請求項1記載の検知センサにおいて、
前記前側部は、前記センサユニットの前記ケースに前記第1方向の一方側から直接的に当接しており、
前記音道は前記前側部に設けられている検知センサ。
【請求項6】
請求項1記載の検知センサにおいて、
前記ホルダは、前記前側部と前記センサユニットの前記ケースとの間に介在するスペーサを更に備えており、
前記スペーサには、前記スペーサを前記第1方向に貫通しており且つ前記透過部と前記センサユニットの前記ケースの前記開口との間に位置する中央孔が設けられており、
前記音道は、前記スペーサ、又は、前記前側部及び前記スペーサに設けられており、且つ前記中央孔を有している検知センサ。
【請求項7】
請求項1~6の何れかに記載の検知センサにおいて、
前記保持部は、前記前側部から前記第1方向の他方側に延びている検知センサ。
【請求項8】
請求項1~6の何れかに記載の検知センサにおいて、
前記透過部は、所定の波長帯域の赤外線を透過させる光学フィルタを有する検知センサ。
【請求項9】
請求項1~6の何れかに記載の検知センサにおいて、
前記振動膜は、前記第1方向の一方側の第1面及び前記第1方向の他方側の第2面を有するフィルム本体と、
前記フィルム本体の前記第1面上の第1電極と、
前記フィルム本体の前記第2面上の第2電極とを有している検知センサ。
【請求項10】
請求項1~6の何れかに記載の検知センサにおいて、
音波が通過可能なカバーを更に備えており、
前記カバーは、前記前側部の前記透過部の周りの部分上に設けられており且つ前記音孔を前記第1方向の一方側から閉塞している検知センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検知センサに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、従来の第1検知センサが記載されている。この第1検知センサは、圧電フィルムで構成された振動膜と、振動膜を収容するケースと、基板とを備えている。振動膜は、赤外線が照射されることによって、焦電効果によって第1電気信号を発生させる構成及び音波により振動させられることによって、圧電効果によって第2電気信号を発生させる構成を有する。ケースは、少なくとも赤外線が透過可能な透過部を有している。この透過部は、振動膜に対して第1方向の一方側に配置されており且つ振動膜に対向している。第1方向は、振動膜の厚み方向である。基板は、ケースに固定されており且つ振動膜に対して第1方向の他方側に配置されている。基板は、音波が入力される音孔を有する。
【0003】
しかし、第1検知センサは、透過部に対して第1方向の一方側から赤外線が入射する一方で、音孔に対して第1方向の他方側から音波が入力される構成となっている。換言すると、第1検知センサは、同方向から赤外線及び音波を入力することができない構成となっている。
【0004】
下記特許文献2には、従来の第2検知センサが記載されている。この第2検知センサは、シールドケースと、導電性を有する支持部と、高分子圧電フィルムとを備えている。シールドケースは、第1方向の一方に開口した開口を有する。支持部は、シールドケース内に収容保持されており且つ開口に対して第1方向の他方側に配置されている。高分子圧電フィルムは、支持部上に支持されており且つ開口に対して第1方向の他方側に配置されている。高分子圧電フィルムは、開口から第1方向の一方に露出している。このため、赤外線が第1方向の一方側から開口を通って高分子圧電フィルムに対して照射されて焦電効果によって信号が発生すると共に、音波が第1方向の一方側から開口を通って入力され、当該音波により高分子圧電フィルムが振動させられることによって、信号が発生するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-148018号公報
実開昭54-046525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
第2検知センサは、高分子圧電フィルムが開口から露出しているため、塵、埃及び水等が高分子圧電フィルムに付着する恐れがある。
【0007】
本発明は、同方向から赤外線及び音波を入力でき且つ振動膜が外部に露出しない検知センサを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様の検知センサは、センサユニットと、ホルダとを備えている。センサユニットは、圧電フィルムで構成された振動膜、振動膜を収容したケースとを備えている。振動膜は、赤外線が照射されることによって、焦電効果によって第1電気信号を発生させる構成及び音波により振動させられることによって、圧電効果によって第2電気信号を発生させる構成を有する。ケースは、振動膜に対して第1方向の一方側に配置された開口を有している。第1方向は、振動膜の厚み方向である。ホルダは、センサユニットを保持した保持部と、ケースに対して第1方向の一方側に配置された前側部と、少なくとも赤外線が透過可能な透過部と、音波が入力可能な音孔と、音道とを備えている。透過部は、前側部に設けられており、前側部から第1方向の一方及び他方に露出しており、開口及び振動膜に対して第1方向の一方側に配置されており且つ振動膜に対向している。音孔は、前側部の透過部の周りの部分に設けられており且つ第1方向の一方に開口している。音道は、音孔からケースの開口まで延びている。
【発明の効果】
【0009】
上記した態様の検知センサによる場合、同方向から赤外線及び音波を入力できる。その理由は以下のとおりである。ホルダの前側部がセンサユニットのケースに対して第1方向の一方側に配置されている。ホルダの透過部がホルダの前側部に設けられており、前側部から第1方向の一方及び第2方向の他方に露出しており、センサユニットの開口及び振動膜に対して第1方向の一方側に配置されており且つ振動膜に対向している。このため、少なくとも赤外線が第1方向の一方側から透過部を透過し、センサユニットの振動膜に照射される。また、音孔が前側部の透過部の周りの部分に設けられており且つ音道が音孔からケースの開口まで延びているので、音波も、第1方向の一方側から音孔に入力され、音孔、音道及び開口を通過して振動膜を振動させることができる。しかも、ホルダの透過部がホルダの前側部に設けられており且つ振動膜に対向する一方、音孔が前側部の透過部の周りの部分に設けられているので、振動膜が、音孔、音道及び開口を通じて検知センサの外部に露出しない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例1に係る検知センサの正面、平面及び右側面から表した斜視図である。
実施例1の検知センサの背面、平面及び左側面から表した斜視図である。
実施例1の検知センサの図1A中の2A-2A断面図である。
実施例1の検知センサの図1A中の2B-2B断面図である。
実施例1の検知センサの図2D中の2C-2C断面図である。
実施例1の検知センサの図2A中の2D-2D断面図である。
実施例1の検知センサの正面、平面及び右側面から表した分解斜視図である。
実施例1の検知センサの背面、平面及び左側面から表した分解斜視図である。
本発明の実施例1に係る検知装置のブロック図である。
本発明の実施例2に係る検知センサの図2Aに対応する断面図である。
実施例2の検知センサの図2Bに対応する断面図である。
実施例2の検知センサの図2Dに対応する断面図である。
本発明の実施例3に係る検知センサの図2Aに対応する断面図である。
実施例3の検知センサの図2Bに対応する断面図である。
実施例3の検知センサの図2Dに対応する断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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