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公開番号
2025042217
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149093
出願日
2023-09-14
発明の名称
コネクタ及びコネクタの製造方法
出願人
ホシデン株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
24/38 20110101AFI20250319BHJP(基本的電気素子)
要約
【目的】 本発明は、コネクタのEMI特性を向上させ且つコネクタを簡単に製造できるようにする。
【構成】 コネクタC1は、シェル100と、ボディ200と、端子300と、ケーブル400とを備えている。シェル100は略筒状のシェル本体110を有する。ボディ200は、シェル本体110内にインサート成形されており、その全体がシェル本体110内に収容されている。端子300全体がシェル本体110内に配置されている。端子300の中間部320が少なくとも部分的にボディ200の収容孔250内で保持されている。端子300の先端部310は収容孔250からY方向に突出し且つシェル本体110内に配置されている。端子300の後端部330は収容孔250内に配置されている。ケーブル400はシェル本体110内で端子300の後端部330に接続されている。
【選択図】 図2A
特許請求の範囲
【請求項1】
導電性を有するシェルと、
絶縁性を有する材料で構成されたボディと、
端子と、
ケーブルとを備えており、
前記シェルは、第1方向に延びた略筒状のシェル本体を有しており、
前記第1方向は前記シェル本体の軸方向であり、
前記ボディは、前記シェル本体内にインサート成形された絶縁性を有する成形樹脂で構成されており、前記ボディ全体が前記シェル本体内に収容されており且つ前記シェル本体内から前記第1方向の一方に露出しており、前記ボディは、当該ボディを前記第1方向に貫通した収容孔を有しており、
前記端子全体が前記シェル本体内に配置されており、
前記端子は、先端部と、中間部と、後端部とを有しており、
前記端子の前記中間部が少なくとも部分的に前記ボディの前記収容孔内で保持されており、
前記端子の前記先端部は、前記ボディの前記収容孔から前記第1方向の一方に突出して前記シェル本体内に配置されており又は前記ボディの前記収容孔内に配置されて当該収容孔から前記第1方向の一方に露出しており、
前記端子の前記後端部は前記ボディの前記収容孔内に配置されており又は前記ボディの前記収容孔から前記第1方向の他方に突出しており、
前記ケーブルは、前記第1方向の他方側から前記シェル本体内に部分的に挿入されており且つ前記シェル本体内で前記端子の前記後端部に接続されているコネクタ。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
請求項1記載のコネクタにおいて、
前記端子は、第1部と、前記第1部よりもインピーダンスが高い第2部とを有しており、
前記第1部は、前記端子の前記第1方向における任意の一部であり、
前記第2部は、前記端子の前記第1方向における前記第1部を除く任意の一部であり、
前記シェルは、環状溝を更に有しており、
前記環状溝は、前記シェル本体の内周面に設けられており、前記環状溝の中心軸が前記シェル本体の中心軸と略一致するように前記端子の前記第2部の周りに配置されており且つ前記端子の前記第2部から離反するように凹んでいるコネクタ。
【請求項3】
請求項2記載のコネクタにおいて、
前記ボディは、前記ボディの外周面上に設けられており且つ前記シェルの前記環状溝側に凸である環状突起を更に有しており、
前記ボディの前記環状突起が前記シェルの前記環状溝に嵌合しているコネクタ。
【請求項4】
請求項1記載のコネクタにおいて、
前記端子は、第1部と、前記第1部よりもインピーダンスが低い第3部とを有しており、
前記第1部は、前記端子の前記第1方向における任意の一部であり、
前記第3部は、前記端子の前記第1方向における前記第1部を除く任意の一部であり、
前記シェルは、環状突起を有しており、
前記環状突起は、前記シェル本体の内周面上に設けられており、前記環状突起の中心軸が前記シェル本体の中心軸と略一致するように前記端子の前記第3部の周りに配置されており且つ前記端子の前記第3部に接近するように凸となっているコネクタ。
【請求項5】
請求項4記載のコネクタにおいて、
前記ボディは、前記ボディの外周面に設けられており且つ前記シェルの前記環状突起に対して凹んでいる環状溝を更に有しており、
前記ボディの前記環状溝内に前記シェルの前記環状突起が嵌合しているコネクタ。
【請求項6】
請求項4記載のコネクタにおいて、
前記ボディは、前記環状突起に対して前記第1方向の他方側から当接する当接部を更に有しているコネクタ。
【請求項7】
請求項1記載のコネクタにおいて、
前記シェルは、前記シェル本体の前記第1方向の他方側の底部と、
前記底部を前記第1方向に貫通した孔部とを有しており、
前記孔部の第2方向及び第3方向に沿った断面の寸法は、前記シェル本体の前記第2方向及び前記第3方向に沿った断面の内形寸法よりも小さく、
前記第2方向は、前記第1方向に略直交しており、前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向に略直交しており、
前記ボディは、前記底部に対して前記第1方向の一方側から当接しており、前記ボディの前記収容孔が前記シェルの前記孔部に連通しており、
前記ケーブルが前記シェルの前記孔部から前記ボディの前記収容孔内に部分的に挿入されており且つ前記端子の前記後端部に前記ボディの前記収容孔内で接続されているコネクタ。
【請求項8】
請求項7記載のコネクタにおいて、
前記ケーブルは、外側絶縁体と、外側導体と、内側絶縁体と、内側導体とを有しており、
前記外側絶縁体は、絶縁性を有する材料で構成された略筒であって、前記シェルに対して前記第1方向の他方側に位置しており、
前記外側導体は、前記外側絶縁体内に配置された導電性を有する材料で構成された略筒であって、先端部を有しており、前記外側導体の前記先端部が前記外側絶縁体から前記第1方向の一方に突出しており且つ前記シェルに電気的に接続されており、
前記内側絶縁体は、前記外側導体内に配置された絶縁性を有する材料で構成された略筒であって、先端部を有しており、前記内側絶縁体の前記先端部が前記外側導体から前記第1方向の一方に突出しており且つ前記シェルの前記孔部に嵌合しており、
前記内側導体は、前記内側絶縁体内に配置されており、且つ先端部を有しており、前記内側導体の前記先端部が前記内側絶縁体から前記第1方向の一方に突出しており、前記ボディの前記収容孔内に挿入されており且つ前記ボディの前記収容孔内で前記端子の前記後端部に接続されているコネクタ。
【請求項9】
請求項8記載のコネクタにおいて、
前記シェルは、前記底部から記第1方向の他方に延びたケーブル保持部を更に有しており、
前記シェルの前記孔部は、前記底部及び前記ケーブル保持部を前記第1方向に貫通しており、
前記ケーブルの前記外側導体の前記先端部が前記ケーブル保持部に外嵌しているコネクタ。
【請求項10】
請求項1~9の何れかに記載のコネクタにおいて、
前記シェルが切削加工により作成されているコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ及びコネクタの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1及び2には、従来の第1コネクタが記載されている。この第1コネクタは、外側導体部と、中心導体部と、ボディとを備えている。外側導体部は、円筒状のシェルと、一対の第1接続部とを有する。一対の第1接続部は、シェルの後端から延びた片部材であって、シェルに対して後方に配置されており且つシェルの軸方向に対して直交する方向において間隔をあけて配置されている。中心導体部は、端子部と、第2接続部とを有している。端子部は、略円筒であって、先端部と、後端部とを有している。端子部の先端部がシェルに同心円状に配置されている。端子部の後端部がシェルに対して後方且つ一対の第1接続部の間に配置されている。第2接続部は、端子部の後端部から略直角に延びた板体であって、シェルに対して後方且つ一対の第1接続部の間に配置されている。ボディは、絶縁性を有する材料で構成されている。ボディ内にシェルの後端部、複数の第1接続部の一部、端子部の後端部及び複数の第2接続部の一部がインサート成形されている。すなわち、ボディは、シェルの後端部、複数の第1接続部の一部、端子部の後端部及び第2接続部の一部を覆っている。
【0003】
また、下記特許文献3には、別の従来の第2コネクタが記載されている。この第2コネクタは、外側導体部と、中心導体部と、ボディとを備えている。外側導体部は、円筒状のシェルと、第1接続部とを有する。第1接続部は、シェルの後端から延びた板体であって、シェルに対して後方に配置されている。中心導体部は、端子部と、第2接続部とを有している。端子部はシェルに同心円状に配置されている。第2接続部は、端子部の後端から後方に延びており且つシェルに対して後方に配置されている。ボディは、絶縁性を有する材料で構成されており、シェル内にインサート成形されており且つ端子部をシェル内で保持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-229334号公報
WO2018/230251号公報
特開2015-162375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
第1コネクタでは、端子部の先端部がシェル内には配置されているが、端子部の後端部及び第2接続部がシェル外に配置されている。第2コネクタも、中心導体部の第2接続部がシェル外に配置されている。このため、第1、第2コネクタのEMI(Electromagnetic Interference)特性が低い。
【0006】
本発明は、EMI特性を向上させることができ且つ簡単に製造できるコネクタ及びコネクタの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様のコネクタは、導電性を有するシェルと、絶縁性を有する材料で構成されたボディと、端子と、ケーブルとを備えている。シェルは、第1方向に延びた略筒状のシェル本体を有している。ボディは、シェル本体内にインサート成形された絶縁性を有する成形樹脂で構成されている。ボディ全体がシェル本体内に収容されており且つシェル本体内から第1方向の一方に露出している。ボディは、当該ボディを第1方向に貫通した収容孔を有している。端子全体がシェル本体内に配置されている。端子は、先端部と、後端部と、中間部とを有している。端子の中間部が少なくとも部分的にボディの収容孔内で保持されている。端子の先端部はボディの収容孔から第1方向の一方に突出しており且つシェル本体内に配置されている。又は、端子の先端部は、ボディの収容孔内に配置されて当該収容孔から第1方向の一方に露出している。端子の後端部はボディの収容孔内に配置されており又はボディの収容孔から第1方向の他方に突出している。ケーブルは、第1方向の他方側からシェル本体内に部分的に挿入されており且つシェル本体内で端子の後端部に接続されている。なお、第1方向はシェルの軸方向である。
【0008】
本発明の一態様のコネクタの製造方法は、(1)第1入れ子を備えた第1金型と第2入れ子を備えた第2金型を型締めして第1金型及び第2金型のキャビティ内に第1方向に延びた略筒状のシェル本体を有するシェルを収容し、シェルのシェル本体を第1入れ子によって第1方向の一方側から閉塞し、且つ、シェル本体内に第2入れ子を第1方向の他方側から挿入して第1入れ子に当接させると共に、シェル本体を第2入れ子によって第1方向の他方側から閉塞し、これにより、シェル本体と第1入れ子と第2入れ子とにより射出空間が区画されると共に、第1入れ子に設けられたゲートが射出空間に連通し、(2)ゲートから溶融樹脂をシェル本体内の射出空間内に射出して充填し、充填された溶融樹脂が固化することによってシェル本体内にボディ全体をインサート成形し、(3)第1金型と第2金型を型開すると共に、第1入れ子と第2入れ子とをシェル及びボディから取り外し、これにより、ボディの第2入れ子が取り外された部分に収容孔を形成し、(4)端子と、端子に接続されたケーブルとを用意し、且つ、(5)端子をシェル本体内に第1方向の他方側から挿入して当該端子をボディの収容孔に保持させて端子全体をシェル本体内に配置すると共に、ケーブルを第1方向の他方側からシェル本体内に部分的に挿入することを備える。
【発明の効果】
【0009】
上記した態様のコネクタ及びその製造方法による場合、コネクタのEMI特定が向上する。その理由は以下のとおりである。ボディがシェル本体内にインサート成形されており且つその全体がシェル本体内に収容される。端子の中間部が少なくとも部分的にボディの収容孔内で保持されており且つ端子全体がシェル本体内に配置される。ケーブルがシェル本体内で端子の後端部に接続される。このように端子全体及び端子とケーブルとの接続部がシェル本体内に配置されてシェル本体にシールドされるため、コネクタのEMI特定が向上する。
【0010】
しかも、コネクタを簡単に製造することができる。その理由は以下のとおりである。ボディがシェル本体内にインサート成形されているので、ボディをシェル本体内に組み込む工程を省略できる。ボディには収容孔が設けられており、端子は収容孔に挿入するだけで、端子の中間部が少なくとも部分的にボディに保持されるので、端子のボディへの組み込みも簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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