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公開番号2025029442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023134098
出願日2023-08-21
発明の名称太陽電池モジュール
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類H10K 39/15 20230101AFI20250227BHJP()
要約【課題】高い湿気耐性を有する太陽電池モジュールを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る太陽電池モジュール1は、板状の表面保護部材10と、前記表面保護部材10の裏側に配置されるペロブスカイト太陽電池サブモジュール20と、前記ペロブスカイト太陽電池サブモジュール20の裏側を覆うよう配置される板状の絶縁部材30と、前記表面保護部材10と前記絶縁部材30との間に充填される第1封止材40と、前記絶縁部材30の裏側に配置されるシリコン太陽電池セル50と、前記シリコン太陽電池セル50の裏側を覆うよう配置される板状又はシート状の裏面保護部材60と、前記絶縁部材30と前記裏面保護部材60の間に充填される第2封止材70と、を備え、前記絶縁部材30は、その端縁が前記表面保護部材10に近付くよう湾曲する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
板状の表面保護部材と、
前記表面保護部材の裏側に配置されるペロブスカイト太陽電池サブモジュールと、
前記ペロブスカイト太陽電池サブモジュールの裏側を覆うよう配置される板状の絶縁部材と、
前記表面保護部材と前記絶縁部材との間に充填される第1封止材と、
前記絶縁部材の裏側に配置されるシリコン太陽電池セルと、
前記シリコン太陽電池セルの裏側を覆うよう配置される板状又はシート状の裏面保護部材と、
前記絶縁部材と前記裏面保護部材の間に充填される第2封止材と、
を備え、
前記絶縁部材は、その端縁が前記表面保護部材に近付くよう湾曲する、太陽電池モジュール。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記絶縁部材は、ガラス層及び樹脂層を有する、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記樹脂層は、接着剤層及びカバーフィルムを有する、請求項2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項4】
前記絶縁部材は、投影方向から見て前記シリコン太陽電池セルがない領域にアルミニウム層をさらに有する、請求項2又は3に記載の太陽電池モジュール。
【請求項5】
前記ガラス層の厚みは、0.5mm以上2.0mm以下である、請求項2又は3に記載の太陽電池モジュール。
【請求項6】
前記ペロブスカイト太陽電池サブモジュールは、前記表面保護部材に直接積層して形成される、請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
太陽電池モジュールの光電変換効率を向上するために、吸収する波長が異なる2種類の太陽電池セル(サブモジュールを含む)を重複して配設したタンデム型の太陽電池モジュールが知られている。代表例として、表側の太陽電池セルとしてペロブスカイト太陽電池サブモジュールを用い、裏側の太陽電池セルとしてシリコン太陽電池セルを用いた太陽電池モジュールが考えられる。表裏の太陽電池セル間の短絡を防止するために、表裏の太陽電池セルの間に絶縁シートを挟み込む構成も知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-122755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
表側の太陽電池セルとして、ペロブスカイト太陽電池サブモジュールを用いる場合、ペロブスカイト化合物が水分(湿気)により劣化して、光電変換効率が低下する場合がある。太陽電池モジュールにおいて、太陽電池セルの周囲には封止材が充填されるが、通常用いられる封止材では完全な遮水性を得ることは困難である。表裏の太陽電池セルの間に遮水性を有する絶縁シートを挟み込むことで、表側のペロブスカイト太陽電池サブモジュールに到達する水分量を抑制することができるが、さらなる湿気耐性の向上が求められる。
【0005】
そこで、本発明は、高い湿気耐性を有する太陽電池モジュールを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る太陽電池モジュールは、板状の表面保護部材と、前記表面保護部材の裏側に配置されるペロブスカイト太陽電池サブモジュールと、前記ペロブスカイト太陽電池サブモジュールの裏側を覆うよう配置される板状の絶縁部材と、前記表面保護部材と前記絶縁部材との間に充填される第1封止材と、前記絶縁部材の裏側に配置されるシリコン太陽電池セルと、前記シリコン太陽電池セルの裏側を覆うよう配置される板状又はシート状の裏面保護部材と、前記絶縁部材と前記裏面保護部材の間に充填される第2封止材と、を備え、前記絶縁部材は、その端縁が前記表面保護部材に近付くよう湾曲する。
【0007】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記絶縁部材は、ガラス層及び樹脂層を有してもよい。
【0008】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記樹脂層は、接着剤層及びカバーフィルムを有してもよい。
【0009】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記絶縁部材は、投影方向から見て前記シリコン太陽電池セルがない領域にアルミニウム層をさらに有してもよい。
【0010】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記ガラス層の厚みは、0.5mm以上2.0mm以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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